2011年7月22日金曜日

「避難人口の多さ、経済的損失なども考慮して、そう簡単に判断できるものではない。影響が大きすぎる」ので、事実を隠ぺいする?

木村建一@hosinoojisan



「避難人口の多さ、経済的損失なども考慮して、そう簡単に判断できるものではない。影響が大きすぎる」ので、事実を隠ぺいする

深刻な、日本列島放射能汚染!



何故、日本の政治家、官僚、経営者が知的劣化したのか?





『「避難人口の多さ、経済的損失なども考慮して、そう簡単に判断できるものではない。影響が大きすぎる」
 5月のことだった。なぜ、福島、伊達、二本松、郡山、白河など福島中通りの住民避難を実施しないのか、筆者が政府中枢の人物に聞いた際に返ってきた言葉がこれである。』(ダイヤモンドオンライン誌、上杉隆氏のレポートより。http://diamond.jp/articles/-/13228?page=4
 このような態度は、当方も充分予測していたが、「肉牛汚染」問題を見るとき、極めて重要なことと言えよう。
 当方が、当初から、政府・官僚の犯罪行為と指摘してきたのも、この点である。
 これまで、お茶の汚染や藁の汚染、一部魚介類の汚染等が報道されてきたし、飯館村のように一部地域の汚染を政府が発表してきたが、この政府関係者の発言から、「経済的損失」の少ないもののみ公表し、他は隠蔽していると白状したものと言えよう。
 これまでも主張してきたが、常識的には、「同一地域圏内」で、一部の地域や一部の食品だけ放射能汚染するという事は考えられない。
 となると、人口の大きな市区町村や、野菜、魚介類も全て汚染されているとみて差し支えない。
 高級牛肉を食べる人が少ないとして、牛がスケープゴートに使われたのであろうが、豚、鶏肉、卵等も同じように汚染されていると見るべきであろう。
 すでに、野菜類の産地「偽装」が明らかになっており、政府や官僚が、これまで通り隠蔽し続けるならば、「日本国民」の関係地域住民は、放射能汚染人になってしまうであろう。
 本日、ネットサーフィンしていたら、アメリカのNRCが、1500人?を、80年間?追跡調査すると発表されていた
 いくら隠蔽しても、「事実は隠せない」。
 公表するデメリットよりも、隠蔽するデメリットの方がはるかに大きいのである。
 公表して、責任追及されるのは政府・官僚であり、被害を受けるのは国民である。
 何のことはない、自らの保身しか考えていないと断じてよいだろう。

 本日、日本の政治家や経団連等の経営者、官僚が、何故、「あほう」になったのかを考えるうえで、面白い記事を見つけたので、以下に記録しておこう。

日本の経営者の好きな本は司馬遼太郎、外国の経営者はホッブスやルソーこれでは勝てません

――出口治明・ライフネット生命保険社長(第4回)(1)

- 11/07/21 | 08:13 東洋経済 CEOへの道より

http://www.toyokeizai.net/business/column/detail/AC/53467554b2aa4cdff91082f8f5a2a43d/


[+]画像拡大

――採用はどのように行っているのでしょうか。
 社員の半数は業界外出身です。青田買いは日本を弱体化させるガンの一つだと思っているので、新卒の定義は30歳未満としています。自分の頭で考える人が欲しいため、社員でも解けないような難しいテーマで字数無制限の論文を書いてもらいます。
 内勤だけで何万人もいる大手生保とたった70人で競争していくわけですから、同じことをやっても勝負になりません。人と違う考え方をする人材が必要なんです。
――入社後のキャリアパスや教育に関して取り組まれていることがあればお聞かせ下さい。
 キャリアパスは無意味だと思います。キャリアパスとは「世界がある程度読めるからこんな経験をし、こんな風にしていきたい」という考え方です。この考え方自体は人間の精神にとても気持ちがいいものなのですが、歴史を振り返ると成功者のほとんどの勝因は“偶然”なんですよ。
 どんな世の中になるかなんてわからない。例えば電力会社で原子力を世界に売っていきたいと一生懸命勉強してきた人がいたとしても、今回のような震災が起きればしばらく動けなくなります。
 一番大事なのは「健康」。そして「インプット」ですね。
 日本人は量質ともに圧倒的にインプットが足りません。例えば、僕も国際業務の仕事を6年やりましたが、名刺交換した外国のエグゼクティブのほとんどはドクターやマスターです。好きな本は何かと聞けば、日本の経営者は「司馬遼太郎」なんて言いますが、外国の経営者は「ホッブズ」や「ルソー」と答えます。これでは勝てるはずありませんよね。
 現在製造業に競争力がないのは、経営者に能力がある人が少ないからですそもそも大学で満足に勉強もせず青田買いで会社に入るからコンテンツがないんです
 海外の学生は優秀ですよ。昨年インターンで来てもらった北京大学の20歳の学生がいい例です。中国では大学でトップ10に入る成績を修め、クラスの信任投票で6割の票を勝ち取らないと共産党員になれませんが、彼はその難関を突破した共産党員です。
 さらに彼はTOEFL107点のスコアを持っていました。第二外国語の日本語は、ひたすら日本文学を読み込んで勉強したそうです。当初は村上春樹が大好きだったのに、だんだん夏目漱石や森鴎外に夢中になったと言います。彼は、夏目漱石や森鴎外を読み、「今の中国と明治の日本は同じだ」と理解したらしいんですね。そして、1人で夏目漱石の生家をたずねてお墓参りをしたそうです。
 これが“中国の20歳の共産党員”の姿なんですよ。日本のメディアは「中国は共産党のイデオロギーだ」と批判しますが、見る目が曇ってますよね
彼のような優秀な人間と競争して勝っていかなければ、この国の未来はありません。中国に留学している日本人学生の中で、果たして何人が魯迅を読みこんでいるでしょうか。

 以前、日本でも非常に優秀だなと思う学生に出会ったことがありました。あまりに優秀なので「どうやって勉強したの?」と聞くと、彼は「在学中に岩波文庫を500冊読もうと目標を立てました。実際は630冊読みました」と答えたのです。やはりキャリアパス以前にインプットが重要だと思います

――量質ともにインプットを高めるコツは何でしょう。
 一生分の勉強量や経験などたかが知れているので、本を読んで先人がどのように生きてどのように死んでいったかを学べばいいんです。人間は自分も含めアホな動物です。
 例えば、20世紀に2回も世界戦争をやって懲りているはずなのに、アメリカは今でもイラクとアフガンで戦争を続けているでしょう。愚かですよね。でも、人間は失敗ばかりしているけれど、トータルとしては色々な経験や知恵によって正しいことを選んできたから地球上でまだ滅ばずに生きているのではないでしょうか。
 だから、本を読んで昔の人の知恵を借り、人と社会について学ぶことが大切になります。このように、物事を人類の歴史に照らし合わせて考えることを僕は「タテ思考」と呼んでいます。
 また、物事を違う世界に住む人々の状況に照らし合わせて考える「ヨコ思考」も大切です。業界外の人や年齢の違う人、外国人など色々な世界の人と交流し、現在世界でうまくいっている人の真似をするといいでしょう。
 ちなみに僕は昔から活字中毒であると同時に旅が大好きで、サラリーマンのときは夏と冬に必ず2週間ずつ休みをとって旅に出ていました。人々の生まれた土地や先祖のことをちゃんと勉強し、さらに自分の足で歩かない限り世界のことは何もわかりません。読書と旅は「タテヨコ思考」を鍛えるのに非常に役立ちますよ。
(撮影:尾形 文繁)(着色当方)



 

 日本の中には、優れた人もまだまだ沢山いると思われ、これらの人々が頑張っていただければ、まだまだ日本を「救う」ことが出来ると確信する。



・・・・本日は、これまで・・・・

2011年7月21日木曜日

SPEEDIのデータを隠ぺいして発生した セシウム汚染牛(農・水産物含む)の拡大は菅政権・官僚の犯罪。日本の現状は、「企業栄えて国滅ぶ」状態!

木村建一@hosinoojisan

SPEEDIのデータを隠ぺいして発生した
セシウム汚染牛(農・水産物含む)の拡大は菅政権・官僚の犯罪

「国を滅ぼす」のは、権益擁護の経団連では?
日本の現状は、「企業栄えて国滅ぶ」状態!

 今日、WEBサーフィンしていて、カチンと頭にきた問題があった。
 経団連・米倉会長の、「国破れてソーラーあり」(毎日新聞インタビュー記事)というコメントである。
 脱原発の世論に対するものだが、経団連の主要役員に電力会社9社の会長が顔をそろえている影響もあるが、それにしても、経済界が、原発コストが一番安いの言う虚構を宣伝して、国民の財産を収奪ために促進した原発を、更に進めようとする意図がありありだからである。
 日本の原子力発電は、読売新聞の故正力松太郎氏が、「日本軍」の再生・「原爆開発」を意図して進められたものとして、私は見ているが、当時から、原子力発電コストは、決して安くはなかったと言ってよかろう。
 事故経費や放射能廃棄物処理経費を意識的に隠して、喧伝してきたからである。
 余談になるが、このような策謀に対してアメリカは、「厳しい対応」をして、一貫して許さなかったし、今後も許さないであろう事は、プラザ合意以降、日本の経済力を一貫して「破壊させる」動きを見ても明らかであろう
 自民党の石破氏や民主党の前原氏等が、アメリカに取り入ろうとしても、アメリカ軍の指揮下にない日本軍は認めないし、原爆製造は、日本を武力攻撃してでも阻止するであろう。
 もとい、
 半減期が、数万年にも及ぶ放射能廃棄物コストを隠蔽して、「安い」を喧伝し、「電力不足」という、偽りの理屈を述べて、夢よ再びと軍国主義化を企む経団連の主張は認められないと言っておこう。
 併せて、セシウム汚染牛(食品)が、大きく取り上げられているが、私が、3.11以降一貫して、主張しているように、これは、政府・官僚の犯罪だと思っているが、同趣旨の記事が日刊ゲンダイに掲載されていたので、記録しておきたい。
 毎日新聞の記事も併せて記録しておく。

だからこの男はしがみつく セシウム汚染牛の拡大は菅政権の犯罪だ


2011年7月19日 掲載 日刊ゲンダイ

http://gendai.net/articles/view/syakai/131581
スピーディ黙殺がすべての元凶
●畜産農家は訴訟を起こせ
 セシウムわらによる汚染牛の問題が、とんでもない広がりを見せている。汚染わらを与えていた地域は福島県の南相馬市や浅川町だけでなく、郡山市、喜多方市、二本松市など広範囲に拡大。本宮市の稲わらからは1キロあたり69万ベクレルの放射性セシウムを検出した。宮城県や新潟県からも汚染わらが検出され、これらを食べた牛648頭が全国に流通していることも判明。放射能の恐ろしさを思い知らされた格好だが、これは明らかに人災だ。
 SPEEDI(スピーディ=放射能拡散予測システム)を有効利用し、そのデータを迅速に公表していれば、こんな事態にならなかった。政府の無策は犯罪的だ
「セシウムわらを牛に与えていた浅川町の農家は、問題のわらを白河市から購入したと言っています。浅川町も白河市も福島原発からは70キロ以上離れている。宮城県の登米市や栗原市からも汚染わらが出ましたが、こちらは原発から150キロ。国は3月19日に屋外放置したわらをえさとして与えないように通達したと言いますが、通達は徹底していなかった上に、どこが危ないかを示さなかった。スピーディの図を出せば、どこに放射能が拡散しているかが一目瞭然で、農家にも注意を喚起することができたのです」(政界関係者)
 問題のスピーディの予測は事故翌日の12日未明に首相官邸にファクスで届いた。ところが、放射能の放出量を仮定したシミュレーションだったため役人が黙殺、枝野官房長官に届いたのは数日後だったとされる。データを取り直して公表したのは事故から2カ月後のことだ。こうした事実から、枝野は、悪いのは官僚と言わんばかりだが、「怪しい」ものだ。
 細野豪志原発担当相は公表を遅らせた理由について「パニックを避けたかった」と言っている。意図的な情報隠しである。パニックではなく、責任回避の可能性も強い。結局、こうした“ミス”が同心円状の避難という誤った方針を招き、放射線量が高い住民の避難が遅れただけでなく、汚染わらの拡大と牛の内部被曝(ひばく)という2次被害を招いた。ここの部分こそを徹底解明するべきだ。
「そのうえで、福島県の農民は行政訴訟を起こせばいい。東電に賠償を求めるのはもちろんですが、行政側にも責任がある。汚染拡大が分かっているのに放置したという未必の故意があるのです」(この問題をツイッターで徹底的に取り上げている東京都副知事の猪瀬直樹氏)
 目下、政府の事故調査・検証委員会(畑村洋太郎委員長)がスピーディ問題も含めて調べ始めているが、フザケた話だ。被告は菅直人であり、枝野である。それなのに事故調が独立していない。
この問題には犯罪性があるのだから、しがみつき首相をひっぱがして、公正・独立した委員会が検証し、官邸の罪を明らかにすべきだ。それをやらせず、しがみついている首相を見ていると、「ははあ、これが辞めない本当の理由か……」と思えてくる。“犯罪者”を野放しにしてはいけない。


菅首相:「脱原発」方針 米倉経団連会長インタビュー

 一問一答の要旨

毎日新聞 2011年7月20日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110720ddm008010035000c.html
 --菅直人首相が「脱原発」の考えを表明しました。
 ◆電力は産業の最も重要なインフラだ。原発が来春全部稼働しなくなれば、不足の電力をどこから補充するのか。少なくとも5年先までのエネルギー需給の見通しがないと企業は投資もできない。日本経済の成長や雇用維持を前提に政策を考えるべきだ。
 --首相は再生エネルギー買い取り法案の早期成立を目指しています。
 ◆法案が成立すれば、電気料金が上がり、安定した電力が供給されなくなる恐れがあり、企業は海外に出ざるをえなくなる。経済のすう勢としてグローバリゼーションは不可避だが、それ以上に国の政策でその流れを加速させられると日本経済にとってまずい。
 --経団連が原発推進の立場を取る理由は。
 ◆経団連は、再生可能エネルギーも重要な電源と位置付けている。だが、開発が進んでも、原発の代替になるには10年以上かかる。(エネルギー需給の見通しが立たない)現状が続けば、日本の産業が国際競争力を維持できなくなるため、一定程度原発に頼らざるを得ないと考える。このままでは「国破れてソーラーあり」という世の中になる。
 --経団連は定期検査を終えた原発の早期稼働を求めていますが、原発の新設についてはどう考えますか。
 ◆当面、国民の原発に対する不安感は残るので、行政が不安感をなくす努力をすべきだ。安全基準を見直し、対策を万全にしたうえで建設を再開していいかどうかを考えるべきだ。自治体との関係もあるが、新設もあり得る。その時々で、経済の成長にとって一番いいエネルギーミックスを考えていかないといけない。
毎日新聞 2011年7月20日 東京朝刊

 日本の国力を上げるためには経済発展が希求されるが、経済界の中には、誤った考えがあるようである。
 国の経済発展=企業の発展ではないという事である。
 これをさかさまに受け止めて、企業の発展が日本経済の発展に結び付くと思っている輩が沢山いるが、これは間違いである。
 日本経済を発展させる原動力は、国内購買力の維持・向上であり、「企業栄えて国滅ぶ」様な現状は、明らかに間違いである
 海外進出結構、しかし、「資産凍結」と言って、相手国に「資産」を没収された時のコストを考えれば、国内で、技術革新等、安い外国の「労務費」に対抗するのが常道と思われる。
 日本の原子力村のように、経済界の中にも、特に、学者と言われる階層の中に、前近代的な『労務屋』学者が多いい事が、日本経済をどん底に陥れたと言っておこう。
☆☆☆☆☆☆
 妻純子、極めて体調良好、安心している。
・・・・本日は、これまで・・・・

2011年7月20日水曜日

本当に、原子炉“安定的冷却を達成”出来たのか? 放射能汚染水の増加や海水汚染は依然として進行、 安定的冷却は疑問!

木村建一@hosinoojisan



本当に、原子炉“安定的冷却を達成”出来たのか?

放射能汚染水の増加海水汚染は依然として進行、

安定的冷却は疑問!



 菅政権は、本日(19日)夕刻、福島原発が、全て安定的な冷却を達成したので、第二ステップに移行すると発表したようであるが、私には、これは、時期尚早と思われてたまらない。

 下記に記録するように、NHKの報道ですら疑念を述べており、専門家の中にも同じ見解を示す学者が多いいからである。

 どうも、肉牛汚染問題と同じように、「貫一お宮」ではないが、金に目がくらんだ、御用学者の見解を基に、自らの主張を押し付けようとしたものであろう。『画竜点睛を欠く』事態と言っておきたい。

 以下に、NHKの報道を記録しておく。



原子炉 “安定的な冷却”に

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110716/k10014250421000.html
7月16日4時43分 NHK
東京電力福島第一原子力発電所の事故収束に向けた工程表のうち、最初の期間の「ステップ1」の期限を前に、国と東京電力は、目標としてきた原子炉の「安定的な冷却」に到達したとする評価をまとめました。しかし、原子炉の冷却に伴って発生した汚染水の浄化設備で、トラブルが相次いでいて、課題も残されたままです。
福島第一原発の事故収束に向けて、国と東京電力が4月中旬に作った工程表では、最初の3か月間を第1段階の「ステップ1」と位置づけていて、その期限を前に、個別の目標の達成状況と評価をまとめました。それによりますと、▽原子炉では、発生する熱を除去しているうえ、1号機から3号機では格納容器に窒素を注入し、いずれも、目標としてきた「安定的な冷却」に到達したとしています。▽また使用済み燃料プールでも、「安定的な冷却」に到達したとしているほか、▽原発周辺の空間や海水の放射線量が減少傾向にあるとして、全体目標の「外部に放出する放射線量が着実に減少していること」を達成できたと評価しています。しかし、原子炉の冷却に伴って発生した汚染水の浄化設備で、汚染水が漏れたりタンクの水位の設定を誤ったりするトラブルが相次いでいて、課題も残されたままです

第一原発 安定冷却に依然課題残る

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110715/k10014221821000.html
7月15日6時29分 NHK
東京電力福島第一原子力発電所では、3号機の格納容器に水素爆発を防ぐための窒素ガスを注入する作業が14日夜から始まりました。この結果、事故の収束に向けた工程表のうち最初の節目としている「ステップ1」の重要な工程の1つが目標達成に近づきましたが、原子炉の安定冷却の要となる「循環注水冷却」でトラブルが相次いでいて、依然、課題が残されています
福島第一原発の3号機では、水素爆発を防ぐため、格納容器の中へ化学的に安定した窒素ガスを注入する作業が14日午後8時すぎから始まりました。3号機では原子炉建屋内の放射線量が高く、ほかの1号機や2号機に比べて作業が遅れていましたが、これで予定していた原子炉すべてで窒素ガスの注入が始まったことになります。この結果、事故の収束に向けた工程表のうち最初の節目としている「ステップ1」の重要な工程の1つが目標達成に近づきました。しかし、汚染された水を増やさずに原子炉を安定的に冷却する際の要となる「循環注水冷却」では、フランス製の装置で水漏れなどのトラブルが相次ぎ、目標としている稼働率をいまだに実現できていません。このため、東京電力は、来月上旬にも新しい浄化装置の導入を進めていてその様子が14日、公開されましたが、原子炉の安定冷却までには依然、課題が残されています


原子炉“安定的冷却を達成”

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110719/k10014310431000.html
7月19日20時46分 NHK
東京電力福島第一原子力発電所の事故の収束に向けた工程表の「ステップ1」が期限を迎えたのを受けて、政府は19日夜、原子力災害対策本部を開き、目標としていた原子炉の「安定的な冷却」を達成したとする評価をまとめました。そして、今後、被災者支援策として、子どもを対象にしたがん検診を行うことを盛り込んだ「ステップ2」など新たな工程表を決定しました。
政府が、ことし4月17日に発表した福島第一原発の事故の収束に向けた道筋を示す工程表では、最初の3か月間を「ステップ1」と位置づけ、「周辺地域の放射線量を着実に減らす」などの目標を掲げています。「ステップ1」が期限を迎えたのを受けて、政府は、19日午後6時半から総理大臣官邸で、すべての閣僚が出席して原子力災害対策本部を開き、菅総理大臣は「ステップ1では、一部で予定を超えた進捗(しんちょく)が見られ、放射線量は着実に減少している。被災者のできるだけ早く元の家に戻りたいという切実な思いを痛感しており、事故を収束に近づけることで、具体的な検討に入っていきたい」と述べました。そして、工程表の「ステップ1」で目標とした「周辺地域の放射線量を着実に減らすための原子炉の安定的な冷却」を達成したとして、来年1月までを目標としている「ステップ2」やそれ以降の3年程度を目安とした中期的な課題についての新たな工程表を決定しました。それによりますと、被災者支援策としては、およそ30年かけて福島県民の健康調査を継続して行うとしたうえで、▽放射線量の推定調査、▽内部被ばくの測定、それに▽子どもを対象にした甲状腺がんについての検診をそれぞれ開始することを盛り込んでいます。また、避難区域を巡っては、緊急時に避難を求める「緊急時避難準備区域」の解除に向けて、生活している場所でどの程度の放射線量があるのか測定し、安全を確認するとしています。さらに、原発から半径20キロ圏外で、おおむね住民の避難が完了した「計画的避難区域」や、立ち入りを禁止している「警戒区域」については、放射線量の測定を当初よりも前倒しして実施し、「ステップ2」を達成したあとに、安全が確認された地域から解除を検討するとしています。(以上 着色は当方)

 肉牛問題の原因として挙げられている「藁」飼料、藁が汚染されているという事は、すべての植物も汚染されているという事であり、野菜だけが汚染されていないなど考えにくい。
 菅政権のやり方を見ていると、国民を欺くために、「各個撃破政策」ではないが、一品ごとに情報を開示して、国民の怒りを鎮めようとしているように思えてならない。
 牛は草食、人間は、雑食。
 牛でさえ、「内部被ばく」したのであるから、人の飲食、水や野菜、魚、肉等、基準内と言われる飲食物の採取で、内部被爆のトータルは、どうなるのか
 確実に、周辺地域住民の汚染は、牛以上になっているのではなかろうか
 すべての食品の線量を調査、公表すべきであろう。
 「人命は地球以上に重い」と言われるが、膨大な費用が掛かっても、政府としては、責任上、当然行うべきであろう。

・・・・本日は、これまで・・・・

2011年7月19日火曜日

「電力不足」は、電力会社のためにする「ウソ」。これも「ヤラセ」主張だ!

木村建一@hosinoojisan



日本経済発展のため、経団連の老害排除を!

「電力不足」は、電力会社のためにする「ウソ」

財界・権力に迎合した、

民主党の若手?政治家は「若害」、排除が望ましい





 本日は、一日中、なでしこJAPANで、マスメディアは大騒ぎをしていたが、どうも、この動き、世界を駆け巡ったようだ。

 オバマ大統領が、ツイッターで、祝辞を発信されていたので、私は、返礼しておいた。

 ところで、依然として、反国民的な、「原発推進」の暗躍が行われている。

 その先陣を切っているのが、経団連会長の米倉氏、よく検討すれば、電力会社の会長に泣き付かれて、虚勢を張っているに過ぎないのかも?

 これも、電力業界の「ヤラセ」と言えよう。

 何しろ、全国の9電力会社の会長殿が、経団連の重鎮として存在しているからである。

 「真理の探究?(国民の利益)」よりも、業界の利益擁護に狂奔する経団連の「滑稽な姿」が、浮かんできて、時代遅れのギルドを想起する。

 こんな状況では、日本経済は、失速するのは当然である。

 日本経済の失速の要因は、経産省等の官僚と併せて、癒着した経団連の「知恵のなさ」と言えよう

 日本経済を失速させた張本人が、いくら、「経済発展」を主張しても、日本経済の失速を加速させるだけであろう。

 政治家の「若返り」が問題になっているが、政治家以上に、財界の「若返り」こそ求められていると言えよう。

 勿論、現在の民主党や自民党の政治家の無能力は、世界に知れ渡っているが、本当に、根性があり、真の民主主義の志をつらなく政治家を選択しなければならないのではなかろうか?(民主党内や自民党内にも良質な議員もいるが  、特に、官僚や財界に汚染された若手政治家等は、「若害」と言えよう。



 そういう点では、弱小政党である日本共産党や社民党の諸君には、ぜひとも、日本国民の窮状を救うため、前進を図ってもらいたいものである



 本日、WEBサーフィンしていて、「電力不足」という、嘘を見事に告発した記事に遭遇したので、以下に記録しておきたい。

 「電力不足」という問題は、真っ赤なウソというレポートである。



全原発停止でも供給に余力「西日本は電力不足」のウソ

2011年7月19日 週刊ダイヤモンド編集部
http://diamond.jp/articles/-/13188

nextpage
政府と国のちぐはぐな安全対策と九州電力の不祥事が重なり、すべての原子力発電所が停止しかねない局面を迎えている。定期検査に入った原発の再稼働ができなくなることで、電力各社は「電力不足になる」と盛んに訴える。しかし、本誌の試算では、その事態を乗り越えられる余力があることが判明した。
やらせメール問題で国に謝罪した眞部利應・九州電力社長(左上)と玄海原発の再稼動の同意を撤回する岸本英雄・玄海町長(右下)。会見で節電要請した八木誠・関西電力社長(左下)
Photo:JIJI

「原子力発電所が止まれば電力不足に陥る」とはウソだった──。
 原発再開の見通しが立たなくなり、電力会社は「原発停止により電力不足に陥る」と訴え、世論を動かそうとしている。特に中部電力を含めた西日本においては不安が広がっている。しかしながら、後述する本誌試算により、電力会社の言う「電力不足」には数字的根拠がないことがわかった。
 まずは原発再開のメドが立たなくなった経緯について振り返ろう。
 事の発端は、言うまでもなく福島第1原発の事故である。
 原発は原則13ヵ月に1度定期検査を受けなければならない。検査後に国が認め、地元自治体の了解を得て再開の運びとなる。3月の事故後、収束時期も見通せないなかで、どの自治体も定期検査に入り停止した原発の運転再開に、お墨付きは与えられなかった。
 輪をかけたのが5月の浜岡原発の停止だった。法律の枠を超えた菅直人首相の「要請」で、浜岡原発が停止した。その根拠はあいまいで自治体はなぜ他の原発が安全なのかを説明できなくなった。
 他方で国は3月末に安全対策を指示し、電力各社もその対策を講じていた。海江田万里経済産業相は6月18日に安全宣言を出し、自治体へ再稼働を要請するために駆け回っていた。
 混乱に拍車をかけたのは、またもや菅首相であった。7月に入って突如、別の試験を行うと発表した。原発の安全性を調べる耐性検査(ストレステスト)である。机上の計算とはいえ数ヵ月から半年の時間がかかる。国が安全宣言を出したにもかかわらず、菅首相自らがハシゴをはずしてしまった。
 この間、運転再開を迎えようとしていた原発もあった。九州電力の玄海原発2、3号機だ。地震や津波の影響が最も少ない地域にあり地元感情もよく、稼働率も高い「優等生」だ。玄海町も一度は再稼働を認めていた。
 ところが、耐性検査に加え九電のやらせメール問題が発覚した。国主催の佐賀県向けの住民説明会で九電が組織的に再稼働への賛成を促す工作を行っていた。地元との信頼関係は崩れ去った。

 こうして原発は再稼働の見通しが立たなくなった。このままでは上図に示すように徐々に原発は止まり、来年3月は全体の4%に当たる209万キロワットしか運転していない見込みだ。
 関西電力や九電などは原発停止を受け、盛んに電力不足を訴えた。世論もそう信じているが、本当に電力は足りないのだろうか。
1500万キロワットの余力に

電力融通でまず問題ない
 そこで本誌は余波の広がる西日本の設備について取材や資料を基に精査した。するとじつは電力が余っている実態が浮かび上がった。

 試算の結果は上図に示した。試算方法は次のとおりだ。
 まず各社の発表を基に西日本6電力会社における8月の最大需要と供給力を見た。安定的な供給力の目安となる「供給予備率」では、最低限の5%を下回る電力会社が6社中4社に上った。
 確かに予備率5%を下回るとトラブル一つで停電の恐れもあるが、供給力は「言い値」にすぎない。そこで予備率5%を確保するのに必要な正味の電力をはじき出した。
 次に、各社が国に申請した最大出力から8月の供給力との差を求めた。じつはこの差が自社内に隠された電力の余力、いわば“隠し玉”だ。中部電力は供給力の内訳を公表していないため本誌が他社受電の状況などから推計した。
 結果として、原発が停止したまま8月を迎えても西日本で最大約1500万キロワットの余力があることがわかった。北陸電力の97万キロワットから関電の311万キロワットまでいずれも余剰電力を持っていた
 隠し玉として大きいのは長期停止中の火力発電所だ。西日本だけで計597万キロワットある。「復旧に数年はかかる」と電力会社は言うが、じつはいざというときのために廃止せず、眠らせていたもの。その一部を立ち上げることは当然可能だ。東京電力や中部電力も今回、実際に立ち上げている。
 それとは別に今動かせる火力や水力などの発電だけでも余剰が計927万キロワットある。フル出力を出せるわけではないが、運用改善で一部をひねり出せる。
 余力はそれだけではない。電力会社が大口の需要家と結んでいる、一時的に需要をカットする「需給調整契約」もある。ピーク時に供給が需要に追いつかない場合は、企業に需要を抑えてもらう代わりに電気料金を安くする契約だ。需要減を供給力と見なせば、100万キロワット以上は確保できている(四国、中国、中部電力は非公表)。
 それでも足りないというなら6社間で電力を融通すればよい。この6社は60ヘルツ圏内で交流送電線で結ばれており、電力の融通は容易にできる。
 たとえば、中国電力は昨夏の猛暑を原発なしで乗り切っている。今夏は島根原発2号機が動いており、100万キロワット程度は他社に送ることができそうだ。関西電力は応援融通を受ければよい。
 北陸電力も供給予備率を1.8%としながらも、じつは他社に送る20万キロワットを自社の供給力に織り込んでいない。融通をやめるだけで5%台に予備率が戻る。
 試算には入れていないが、このほかにも他企業の自家発電から買い増すこともできる。東電はすでに余った電力を西日本に融通することも表明している。
 夏ではなく、冬場における電力不足の懸念もあるだろう。だが、同様に試算すると、やはり解決できそうだ。
 四電は予備率がマイナス9.5%、九電も1.9%と単独では需給が逼迫するが、全体の供給余力は約2000万キロワットあり融通さえできれば問題はない(最大需要は10年1月最大3日平均値)。
 夏も冬もあくまで数日間のピーク需要の5~6時間に備えるだけである。もしものときには前日の需要予測を基にして、節電を呼びかけるなどすれば、停電危機を避けることは大いに可能なのだ。
 脱原発に賛成するかどうかは別として、「原発停止=電力がない」というのはウソである。赤字転落を防ぎたいための情報操作のそしりを免れない。電力会社が国民の信頼を失った今、供給力の数字を化粧でごまかすことは、さらに実態を悪化させる。電力各社は、正味の電力供給力と内訳を世に明らかにすべきだ。
(「週刊ダイヤモンド」編集部 小島健志)
以上ダイヤモンド誌
参考:
同種記事で、『原発を今後も続けるべきか、あるいは廃止すべきか。知る努力を怠れば、その判断が再び官僚と原子力産業の手に委ねられることになるからだ。』という視点の、プレジデントロイター誌の「原子力は火力でカバーできる」』というレポートがあるので、URLのみ記録しておく。http://president.jp.reuters.com/article/2011/07/18/082F1992-ABB7-11E0-ACFB-FDC73E99CD51-1.php

 原発事故発生以来、ようやく、多くの国民や、記者諸君が、「真実の探求」に動き始めたようであり、この動きが加速すれば、まだまだ、日本の民主主義は発展すると思われる。
 国民的行動が求められていると言えよう。

☆☆☆☆☆☆
 02時ころ、急に、妻純子のパルスが上昇した。
 150から160であり、あわてたが、痰詰りによる極度の硬直で、パルスが上昇したようであった。
 「力」を分散させたところ、低下。100台を切り、安心したところである。

・・・・・本日は、これまで・・・・・

2011年7月18日月曜日

何故、リスクの大きい原発にこだわるのか? 背後に、政・官・財・民・学・マスコミによる 原発推進の一大シンジケート。PK戦で勝利、なでしこおめでとう。世界一だ。

木村建一@hosinoojisan



何故、リスクの大きい原発にこだわるのか?

背後に、政・官・財・民・学・マスコミによる

原発推進の一大シンジケート





 なでしこJAPANが、善戦している。

 1:1のドローで、延長戦が戦われてい他が、残念ながら、延長前半で、2:1に引き離された。後半、最後ぎりぎりで、2:2に追い付いた。

 このままでは、PK戦か?PK戦に期待したい。

 PK戦で勝利、なでしこおめでとう。世界一だ。



 ところで、脱原発問題の議論が活発化しているが、何故、リスクの大きい原発に「個室」しているのか、一般国民には、理解できないと思われるが、その一部の片りんを、REUTERS PRESIDENT誌が取り上げている。

以下に、7.4号の記事を全文記録しておきたい。



原発新設の莫大なコストが莫大な儲けに直結

東電のウラ側、原発の儲かるカラクリ【3】

プレジデント 2011年7.4号
電力会社が原発推進のみに狂奔してきた背景には、それだけの資産を築き上げられた「料金制度」の仕組みがある。
ジャーナリスト 藤野光太郎=文 PANA、AP/AFLO=写真
http://president.jp.reuters.com/article/2011/07/15/171DEACA-A7AF-11E0-A6F6-8B073F99CD51.php?rpc=159



福島の災厄にピリオドを打てぬ政府。だが、国の新たなエネルギー戦略案には、重要な柱の一つとして「原子力」が明記されている。なぜか──その謎を解くには電気事業法に加え、とある省令の掘り起こしが必要だ。
東京電力の総資産は、今年3月期現在で約14兆8000億円。前述の面々や金融機関、電力会社の株主を除けば、これを原発事故の補償や再生可能エネルギーの開発と市場拡張に注ぎ込むべきだ、と考えるのが常識的だ。
実は、電力会社がその選択肢を捨てて原発推進のみに狂奔してきた背景には、それだけの資産を築き上げられた「料金制度」の仕組みがある

写真を拡大
電力会社の“利潤”を決める「総括原価方式」とは……
電力は生活に必須のエネルギーゆえ、供給側の安定を図るとの名目で、投下費用を確実に回収できる「総括原価方式」(以下、総括原価)なる料金設定がなされている(右図参照)。その要は、膨大な数に上る経済産業省令の底に埋もれている。「電気事業法」を根拠法とする省令「一般電気事業供給約款料金算定規則」に記された計算式だ。
同規則第19条は「電力料金収入=総原価+報酬」となるよう規定している。「報酬」とは「利潤」のことだ。報酬額は、特定固定資産・建設中の資産・核燃料資産・特定投資・運転資本および繰延償却資産から成る「レートベース=原価」に「報酬率」を掛けて弾き出される。報酬率の計算方法は規則第4条が規定している。料金を値上げする際、電力会社は資源エネルギー庁に申請し、査定後の報酬率が次の改定時まで適用される。6月3日現在、電力会社全社の平均報酬率は3.05%。担当部局によれば、かつては報酬率8%前後の時代もあったという。
例えば、電力会社A社のある時期の報酬率が5%として、電気料金の請求金額が月1万円だとしたら、うち500円が電力会社の利潤だ。客から徴収した料金の合計は、儲けを含む総原価と同額ということになる。原子力発電所の建設コストの高さは他の電源の比ではない。仮に3000億円の原発を2基新設すれば、6000億円の5%=300億円の利潤を得られる。莫大なコストがそのまま莫大な儲けに直結するため、投資は洩れなく回収され、金融機関は際限なく融資する。社債発行による資金調達が容易にできるため、金融機関は電力債を特上で評価してきた。自民党政権下で原発の建設に拍車がかかったのも頷ける。電力会社お抱えの族議員も膨れ上がり、政・官・財・民・学・マスコミによる原発推進の一大シンジケートが完成した。
原発新設による高コスト体質の常態化と高い報酬率は、主要先進国の1.5~2倍に電気料金を押し上げ、電力会社は巨万の富を手にする。ほとんどの国民は、その内外価格差を知らない。
しかし、その勢いは90年代の電力自由化論議と先進諸国との内外価格差問題で失速する。料金値上げは限界を超え、燃料費も高騰し、自由化の動きへの牽制も必須となった電力会社は、高コスト路線からコスト削減路線へとシフトしていく。当時5%台に下がっていた報酬率は、その後も4%台から3%台へと下げざるをえなくなる。
そこで、電力会社はどうしたか。膨大な費用を投じた既存原発の稼働率を上げ、その「元を取る」形で実質的な利益の低下に歯止めをかけ始めたのだ。基準コストを料金設定の査定に反映させ、低コスト実現に超過利潤を認める「ヤードスティック方式」や、原油価格上昇などをヘッジする「燃料費調整制度」が新設されたのも95年である。

福島第一原発事故を受けて、中部電力に浜岡原発を停止させ、「原子力行政の根本的見直しを行う」と言明した菅首相。しかし、国家戦略室がまとめた「革新的エネルギー・環境戦略」の素案では、6つの重要戦略のうちの1つが原子力となっている。
写真を拡大
福島第一原発事故を受けて、中部電力に浜岡原発を停止させ、「原子力行政の根本的見直しを行う」と言明した菅首相。しかし、国家戦略室がまとめた「革新的エネルギー・環境戦略」の素案では、6つの重要戦略のうちの1つが原子力となっている。
原発優先で稼働率を上げれば、自動的に他の電源の稼働率は落ちる。発電能力に余力を残したまま休眠する火力発電所が増え、動いている火力も低稼働に抑えられるのは、こうした経緯と事情に影響されている可能性が高い。
巨大市場への可能性に満ちた再生可能エネルギーは、「政策誘導と電力会社の協力で広がる市場」を起点に始まる産業である。公共的使命があるからこそ、民営化以降も総括原価と莫大な財政支出で守られてきた電力会社が、国民の期待と利益を無視して飽くなき利潤追求に奔走すれば、国民に「安全で廉価なエネルギー」が届くはずもない。低コスト電源は、総括原価で利潤を上げてきた電力会社の儲けには役立たなかったはずだし、原発の稼働を高めてそのコスト低減を図らなければ都合が悪い時代に他の電源の稼働を上げるのは、電力会社にとって得策ではないからだ。
電力会社が原発にこだわるのは結局、総括原価と原発が金儲けの切り札だからだ。そして経営環境の変化に応じて、事故前までは原発の稼働率向上で儲けを維持しようとしてきたのである。しかし、総括原価そのものに問題があるのではない。「公共の立場として責任がある身ゆえ」と国民に語りかけて補助金や制度上の特別保護を受ける身でありながら、他方では、「とはいえ民間企業ですから、普通の企業と同様、金儲けもさせていただかねば」と、まるで“鵺ぬえ”のような処世を恥じないことが問題なのである。その巧妙さが結局「嘘と隠蔽の体質」を深めてきた。今回の事故も、そうした金権体質に起因しているのではないか
(この項終わり。着色…当方)
>>「東電のウラ側、原発の儲かるカラクリ」の目次はこちら





 この記述にみられるように、決して、電力不足が、原発推進の理由でないことは確実である。

 既存の権益にしがみつき、利益を享受する輩の企みは、国民的反撃で、止めさせることが重要であろう。

 民主党の黄門様をはじめ、政府与党の民主党、野党の自民党、二大政党の多くが汚染されている。

 この問題について言えば、「管対経産省」でなく、「国民対原発シンジケート」という構造になっていると言えよう。



・・・・本日は、これまで・・・・

2011年7月17日日曜日

肉牛、農水産物等、飲食に関わる 「内部」被ばくに安全な「しきい値」など存在しない!

木村建一@hosinoojisan



肉牛、農水産物等、飲食に関わる

「内部」被ばくに安全な「しきい値」など存在しない!



 今日は、放射能汚染対策として、知っておくべきことを、理路整然と記述された、DOLのレポートを記録して、学習の糧としたい。



DOL特別レポート
【第184回】 2011年7月15日
早川幸子 [フリーライター]
http://diamond.jp/articles/-/13135
牛肉からも高濃度の放射性セシウム検出
放射能が身体に与える影響を考える

――崎山比早子 元放射線医学総合研究所主任研究員・高木学校メンバー インタビュー


福島第一原子力発電所の事故から4ヵ月が経過した。当初、漏れ出た放射能による汚染は福島原発周辺の市町村だけと伝えられていた。しかし、その後の自治体などの調査で、国が定めた避難区域以外にも一般の人の年間被ばく限度を超える可能性のある汚染地域が存在することが明らかになり、住民は不安をつのらせている。 6月6日、筆者が共同主宰する「日本の医療を守る市民の会」では、被ばくについての正しい知識を市民に届けるために、元・放射線医学総合研究所主任研究員で医学博士の崎山比早子氏(「高木学校」メンバー)の講演会を開催した。今回は、その崎山氏に改めて放射線が身体に与える影響についてインタビューした。
被ばくに安全な「しきい値」など存在しない
――福島第一原発事故の対応策として、国はこれまで1mSv(ミリシーベルト)だった一般の人の年間被ばく限度を、緊急時ということで20mSv(暫定基準値)まで引き上げました。福島の母親たちを中心とした運動によって、子どもの被ばく限度は1mSv以下を目指すことになりましたが、避難地域に指定されていない伊達市や川俣町などには年間被ばく量が外部被ばくだけで20mSv以上に達する地域が点在しています。低線量被ばくは「CT検査1回分の線量だから大丈夫」「広島の原爆被害者の調査でも100mSv以下ではがんは増えていません」という専門家もいますが、本当に健康への影響はないのでしょうか
 放射線被ばくの障害は、被ばくした線量によって急性障害と晩発障害に分けられます。一度に大量の放射線を浴びると、短時間で嘔吐、下血、吐血、紫斑、脱毛などの急性障害が現れますが、いちばん軽い症状はリンパ球や白血球の一時的減少です。これが出始める100~250mSv付近が、急性障害の「しきい値」(この線量以下ならば被ばくしても急性症状がでないという値)となっています。 
 福島第一原発事故のあと、テレビで政府関係者や専門家が「ただちに健康に影響を及ぼす線量ではないから安心」と繰り返したのは、この急性障害を引き起こすような線量ではないということでしょう。
 100~250mSv以下の低線量被ばくは、すぐに目に見える形で健康被害が出るわけではありません。だからといって全なのではなく、被ばく後、数年~数十年たってから、がんをはじめとしたさまざまな病気になる危険性があるのです。これを晩発障害といいます
 アメリカの原爆障害調査委員会(ABCC)が始め、その後、放射線影響研究所が引き継いだ広島原爆被爆生存者約9万人に行った生涯追跡調査によると、がんの他に、心疾患、脳血管疾患、消化器疾患、呼吸器疾患も増加することが明らかになっています。この人たちの平均被ばく量は200mSvですが、半数以上は50mSv以下です。とくに、がんの死亡率は被ばく線量が多いほど増加しますが、この線量以下ならば被ばくしても害はないという「しきい値」は見つかっていません
 広島・長崎の被爆者追跡調査は世界でも信頼性の高い研究として評価されており、国際放射線防護員会(ICRP)もこの調査結果に基づいて「発がんには『しきい値』はない」という勧告を出しています。また、米国科学アカデミー(BEIR VII)、国連科学委員会(UNSCEAR)、欧州放射線リスク委員会(ECRR)も、低線量被ばくの「しきい値なし直線説」を採用しています。それなのに、日本の医療者の中にはABCCの調査結果を無視するような発言をする人がいるのです。もしも「100mSvで害がない」というなら、この調査を上回るしっかりとした科学的根拠を示すべきだと思います。
――1986年のチェルノブイリ原発事故のあとで、子どもの甲状腺がんが増えたと聞くのでとても心配です。どれくらいの割合で増えたのでしょうか
 チェルノブイリ原発の事故が起こる前までは、ベラルーシ共和国では小児の甲状腺がんは年間数人でした。ところが、事故の4年後の1990年には15歳未満の子どもの30人程度に甲状腺がんが見られるようになり、1995年には90人近くまで増えています。これは原発事故の影響といって間違いないでしょう。
――被ばくをすると、なぜ、がんになるリスクが増すのでしょうか
 がんは遺伝子の異常によって起こる病気で、複数の遺伝子の変化が積み重なってできるものです。がんが高齢者に多い病気なのは、長く生きている間に環境中にある化学物質、放射線などによる変異が蓄積するからで、環境中に放射能が増大すると、その変異を促進すると考えられています。
 人間の身体は約60兆個の細胞によってできており、細胞は日々生まれ変わっています。ひとつひとつの細胞には身体の設計図となるDNAがあり、細胞が分裂するときは設計図通りに複製されて新しい細胞に伝えられます。放射線を浴びると、このDNAに傷がつきます。細胞はDANの損傷を修復しようとしますが、複雑な損傷で、数が多くなると修復できなくなります
 1999年に東海村で起きたJCO臨界事故では、作業員の方が1万7000~2万mSvもの高線量の被ばくをし、修復不可能なほどDNAに損傷を受けました。本質的な治療は切断されたDNAを正しくつなぎ合わせることですが、そのようなことはできるはずもありません。被ばくの当初はほとんど異常がないように見えましたが、細胞が入れ替わる時期から皮膚がむけおち、腸管からの下血、感染症が始まりました。そして、最新の治療を受けましたが、83日後に亡くなりました。主治医は「医療の限界を痛感した」と言っています。
 低線量の被ばくでも、本質的に細胞に与える損傷のメカニズムは同じで、身体の設計図であるDNAに傷をつけてしまうということです。年間被ばく量1mSvということは、1年かけて全身の細胞のDNAに平均して1本の放射線が通るということを意味します。そのときにできた傷が正しく修復できないと、異変をもったままDNAが複製され、次の細胞に受け継がれていくことで、将来的にがんを発症する可能性がでてきます。20mSvの被ばくだと平均20本の放射線が通ることになり、それだけDNAが損傷されて異変の可能性が高まり、発がんのリスクも高まることになります。
 さらに、放射線被ばくの影響は、がんだけではなく、さまざまな病気の発症にかかわっているという研究データもあります。

セシウムの高線量地域では子どもに
高血圧、糖尿病、白内障などの症状が見られる

――被ばくによる障害は、がんのほかに、どのようなものがあるのでしょうか
 1997年にベラルーシ共和国のゴメリ州で、10歳までに死亡した子ども52人を病理解剖して、セシウム137の臓器別蓄積量を調べた研究論文があります。
(Bandazbervsky Y.I. Swiss Med Wkly 133,2003)

 日本の専門家の中には「セシウムは骨格筋にしか蓄積されない」という人もいるのですが、この論文によると、骨格筋より甲状腺に圧倒的に高いセシウムが蓄積されています。その他、副腎、膵臓、胸腺にも高線量のセシウムが蓄積されていますが、これらはすべて身体の成長や代謝に重要な働きする内分泌系です。ここに高線量のセシウムが貯まると、ホルモン分泌も悪くなったりして、成長を妨げることになります。そのため、なかなか身体が大きくならなかったり、虚弱体質の子どもが増えたそうです。ゴメリ州には糖尿病の子どもも多いのですが、膵臓にセシウムが蓄積することで、インシュリンの分泌に影響を与えていることも考えられます。
 内分泌系以外にも、小腸、大腸、腎臓、脾臓、心臓、肺、脳、肝臓にもセシウムは蓄積しており、呼吸器疾患や消化器疾患を繰り返したり、脳神経疾患、先天異常、白内障などもあるそうです。また、高血圧、低血圧、心電図の異常など心臓血管系の疾患が多いという調査結果もあり、まるで高齢者のような病気を患う子どもがいることにも驚きます。脾臓などの免疫系にも蓄積が見られるので、免疫機能が低下し、感染症を起こして病気になりやすくなります。疲れやすく、ひとりで2つ以上の病気を抱えている子どもが多いのも特徴です。以前は全体の80~90%の子どもが健康だったのに、チェルノブイリ原発事故以降は20%程度しか健康な子どもがいなくなったということです
 放射性セシウムは、カリウムやナトリウムと似た性質なので、これらが蓄積する器官にはセシウムも蓄積しやすいという考えもありますが、こうした病気が出る原因はまだはっきりとは分かっていません。しかし、チェルノブイリの今は、25年後のフクシマの姿です。私たちはチェルノブイリから多くを学び、子どもたちの健康を守るための努力をしなければならないと思います。
――被ばくの影響を少しでも取り除くにはどうすればいいでしょうか。
 放射線の強さが半分に減少するまでの期間(半減期)は、それぞれの放射性物質によって異なります。たとえば、プルトニウム239は2万4100年ですから、呼吸などによって取り込まれると、一生、体内で放射線を出し続けることになり非常に危険です。しかし、セシウム137の物理的半減期は30.2年で、人間の身体の中で実際に減少していく生物学的半減期は100~110日です。さらに、新陳代謝の活発な乳児は、大人の5分の1の期間で放射線量が減少していきます。
 ベラルーシで、汚染のない環境に子どもを移して、汚染されていない食べ物を与えて、体内のセシウムの量を測定したデータがあります。この時、同時にりんごの乾燥粉末(15~16%のアップルペクチンを含む)5gを、1日2回、服用させているのですが、3週間後には体内のセシウムが62.6%減少しています。
 福島のお子さんも汚染のない環境に移住できるのが理想ですが、それが難しい場合は夏休みだけでもいいので、汚染のない地域にいる親戚やボランティア団体が開催しているサマーキャンプなどのところに行かせられるといいと思います。
 チェルノブイリ原発事故によるセシウムの汚染が高い地域で、肉(牛肉、豚肉、羊肉)、きのこ類、ベリー類、牛乳を摂っている人は、これらをまったく摂っていない人に比べて、体内汚染の値が約3倍も高いという研究があります。ロシアとは食文化が違うので、これをそのまま日本に当てはめることはできませんが、肉類や牛乳、きのこ類などを食べるときは汚染がないかどうか注意することが必要だと思います。
 体内被ばくを避けるためには、できるだけ放射能で汚染された食品を食べないようにするしかありませんから、国や行政は食品の放射能測定をもっときめ細かく行うべきだと思います。チェルノブイリ原発事故のときは、放射能汚染の高い地域には汚染されていない食品を送って、優先的に食べてもらおうという運動がありました。日本の一部でも、そのような運動が起こっています。
――福島第一原発の事故のあと、「ヨウ素剤は副作用があるので飲まないように」と発言をした専門家もいましたが、ヨウ素剤はそれほど副作用の大きな薬なのでしょうか
 放射性ヨウ素が体内に入る前から直後までにヨウ素剤を飲めば、甲状腺に入る放射性ヨウ素の93%を抑えられます。しかし、6時間後の服用では10%に減少してしまうので、ヨウ素剤は事故が起きたらすぐに服用することが大切です。
 万一の事故に備えて、フランスやドイツ、ベルギーなどでは、原発の周囲5km以内には各家庭にヨウ素剤が事前に配布されています。ところが、日本の原子力安全委員会のヨウ素剤検討会では、「誤った服用による副作用をさけるために家庭配布はしない」と決めたのです。
 しかし、ヨウ素剤には副作用はなく、チェルノブイリ原発事故のとき、ポーランドでは1050万人がヨウ素剤を服用しましたが、副作用の報告はされていません。日本でも家庭配布していて、爆発後すぐにヨウ素剤を服用していれば、もっと被ばくを避けられたかもしれないと思うと、とても残念です。ただし、飲み過ぎると甲状腺機能を抑えてしまうので、続けて服用するのは避けてください。飲み過ぎた場合は、服用を止めれば元に戻ります。
 こんなにも苛酷な事故が起きたというのに、今だに原発が稼動している地域があります。万一の事故に備えて、ヨウ素剤の配布のあり方は早急に見直すべきだと思います。
<プロフィール>
崎山比早子(さきやま ひさこ)
医学博士。マサチューセッツ工科大学研究員、放射線医学総合研究所主任研究官を経て、1999年から高木学校のメンバーに。高木学校は、プルトニウムの危険性を訴え続けた物理学者の故・高木仁三郎氏が、市民の立場から問題に取り組む市民科学者を育成するために1998年に創設した団体。

<参考文献>
●Bandazbervsky Y.I. Swiss Med Wkly 133,2003
●「受ける?受けない? エックス線 CT検査 医療被ばくのリスク」(七つ森書館)


 マスメディアに登場して、「安全」を振りまく、自称『専門家』の諸君がいるが、このレポートにもあるように、彼らは、決して専門家でなく、国際的知見もない、ただの「金儲け」のための「詐欺者集団」と言っておこう。
 残念ながら、東電等電力事業経営者や、原子力安全委員会あるいは「保安院」の諸君も、同じである、と言っておこう。
 となると、朝日新聞や読売新聞等マスメディア各社も同じではないのか?
 残念なことである。
 この点では、原子力発電を推進した自民党、公明党も同じ責任があると言え、民主党「菅」政権(民主党ではない)も、対応策に齟齬があり、同罪と言えよう。
 このようなことを考えると、日本共産党や社民党、国民新党等の諸君に頑張って欲しいものである。

・・・・・本日は、これまで・・・・・

2011年7月16日土曜日

肉牛汚染、当然の帰結。野菜・水産物も同じでは? 福島原発200k圏内の汚染調査と、 全放射能汚染物質の公表を!

木村建一@hosinoojisan



肉牛汚染、当然の帰結。野菜・水産物も同じでは

福島原発200k圏内の汚染調査と、

全放射能汚染物質の公表を!



 肉牛問題がクローズアップされているが、いまさらという感がする。

 原因は、飼料として使われた「草」という事から、常識的に考慮すれば、全野菜類がその対象となろう。

 これ以上言わないが、「牛」だけでなく、動物全般、当然、人類も含まれると考える必要があろうというものだ。

 このような状況は、原発事故以降、政府・安全委員会、東電は、「事実」を知っていて、「パニック防止(政府・東電の責任回避)」として、事実を隠ぺいした点は、「政府・東電」の犯罪行為と断罪しても、間違いではなかろう。

 国民的な、「責任追及」運動を起こし、今後の糧にすべきと思われる。

 このような関係は、「地下水汚染」や、陸海の「水産漁業」問題でも、同じ事実が表れるであろう。

 このような事態を招いた政府・東電は勿論、この方向へ誘導した官僚の責任も併せて追及すべきであろう。

 この絡みで、ゲンダイネットに関連情報が記載されていたので、記録しておきたい。

 中でも、群馬大学の早川教授が作成した「放射能拡散マップ」は、重視されるべきであろう。



スーパーホットスポットを次々発見
放射能汚染に新事実、この数値を見よ!

全国1000ヵ所を独自調査 〈後編〉

2011年07月14日(木)週刊現代
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/11933
経済の死角
週刊現代


「私の街は大丈夫でしょうか?」—本誌が独自調査を始めて以来、読者からの問い合わせが殺到している。思わぬ場所に潜むホットスポット。正確な情報を持つ以外に、私たちが対抗する術はない。
柏の葉公園の滑り台下
 岩手県平泉町---。
 6月25日に世界文化遺産の登録が決まったばかりの同町には、観光客がいま大挙押し寄せている。
 JR平泉駅を降りると、いたるところに「祝平泉世界遺産登録決定」の幟が見える。世界の観光名所に名を連ねたことで、地元は喜びに沸いている。
 しかし、地元民も観光客も知らない事実がある。
 平泉駅前ロータリーの街路樹の下で、本誌記者はガイガーカウンター(線量計)のスイッチを入れた。
 0.47、0.54、0.65・・・。
 約30秒ごとに更新される値は、いずれも0・4マイクロシーベルト/時(以下、単位はすべて同じ)を超えている。画面の背景が黄色く変わり、「HIGH」の文字が危険を知らせる。
 同町でもっとも有名な観光地は、言わずとしれた中尊寺金色堂だ。奥州藤原氏ゆかりの寺は国宝にも指定されている。記者が訪れた夕方5時は拝観終了の時刻にもかかわらず、たくさんの参拝客が駆け足で入っていく。
 金色堂前の植え込みを計測した。
 0.88---。
 住宅地なら、避難を考えたほうがよいレベルの線量だ。他の場所も高い。
・参道入り口  0.75
・釈迦堂前  0.45
・阿弥陀堂前  0.36
・能楽殿前  0.64
・本堂前  0.57
・参道駐車場  0.77

 ここまで調べれば、もう結論は出ている。
 新世界遺産・平泉は、放射能に汚染されているのである。
 この事実を駅前の商店主に知らせると、心底驚いた顔をした。
「ウソでしょう。だってここは福島(第一原発)から150km以上離れてるんだよ。ここより近い山形や米沢、仙台市内だって線量は高くないのに、平泉が高いなんてありえない」
 本誌とて、せっかくの世界遺産ブームに水を差すために来たわけではない。だが、世界に知られる観光地になったからこそ、汚染されている事実に目をつぶることもまた、できない。
 表を参照してほしいが、近くの栗駒山いわかがみ平で2.17、奥州市で1.35という驚くべき値が出ているからなおさらだ。
 本誌はこれまで2週にわたり、全国の放射線量を独自に計測してその数値を公開してきた。調査したスポットは1000ヵ所以上にのぼる。読者からは、
「私の住んでいる街も測ってほしい」
 と訴える電話が殺到し、人々の放射能への関心、いや恐怖がいかに強いかを改めて認識した。
 これまでの取材や識者の見解を踏まえて、放射線量は0・19がひとつの安全基準で、それ以上なら要注意、0.60を超えたら避難も検討したほうがよい、と本誌は提言している。
 前号では全国500ヵ所の実測データを掲載し、0.19はもちろん、0.60を超えるホットスポットを広いエリアで観測したことを報じた。
 実は全国には、まだまだ知られざるホットスポットがある。平泉のように、これまで報じられたこともないのに0.8を超えるような「スーパーホットスポット」も存在する。今号はそうした超高線量地点を中心に、引き続き独自調査の結果を報告していく。
 編集部にかかってくる電話でもっとも多いのが、柏市、流山市など千葉の高濃度汚染地帯に住む人々からの不安の声だ。東葛地区と呼ばれるこのエリアは、調査中に住民から声をかけられることが多い。
 今回の調査でも、柏市の新たなスーパーホットスポットが次々に見つかった。
 つくばエクスプレスの柏の葉キャンパス駅。東京大学や千葉大学のキャンパスが近い、新興住宅地兼文教地区だ。
 駅前ロータリーのアスファルト地上1mが0.51。地表面が0.75。十分に高いが、線量計が激しくアラーム音を発したのは、近くの側溝を計測した時だ。
 1.09、1.32と数値が上がっていき、最高で1.68、10回計測した平均値も1.47と、軽々と1を超えてしまった。画面には真っ赤な「DANGEROUS(危険)」の文字が躍る。
 駅には複合商業施設「ららぽーと柏の葉」が隣接しているが、そこで会った30代の主婦はこう話した。
「週刊現代に限らずいろんな雑誌で柏がホットスポットと書いてある。文教地区で公園もあり、子育てに最高の環境だと思ってマンションを購入したのに・・・。ここまで悪い意味で有名になったのだから、行政にしっかり対応してほしい」
 柏の葉公園の滑り台下から1.30、トイレ脇でも1.25と、あちこちに危険な場所が潜んでいる。「柏の子どもたちを放射能汚染から守る会」を始めとする住民が1万の署名を集め、6月28日には秋山浩保市長に早期対策を求める要望書を手渡した。これほど住民の不安が募っても、柏市はまだ動かない。
東葛に「放射能の足跡」
 これまで流山市総合運動公園や流山おおたかの森駅前がホットスポットになっていることを報じたが、同市内をさらに調べる。
・南流山駅前 0.53
・江戸川土手草地 0.54
・流山高校前 0.65

 今回はスーパースポットは見つからなかったが、やはり市内全域が高い。南隣の松戸市もそうだ。
・新松戸駅前 0.56
・流通経済大学新松戸キャンパス前側溝 0.68

 では、柏、流山、松戸の周辺は、どこまで汚染が拡がっているのか。隣接する各市の線量はこうだった。
・鎌ヶ谷市鎌ヶ谷駅東口ロータリー 0.38
・船橋市中山競馬場南門前 0.38
・我孫子市我孫子警察署駐車場付近 0.39

 普通より高いが、ホットスポットと呼ぶほどの値ではない。だが、柏市の北側に接する茨城県守谷市に入ると、線量計がまた音を立て始めた。
・守谷市立沢公園滑り台下 0.50
・守谷市浄化センター近くの側溝 1.11

 枯れ葉で埋もれ水が流れない溝だったとはいえ、1を超えた。守谷市の汚染度は東葛の高濃度地帯と同レベルだと言える。
 前号でも書いたが、これらのホットスポットから北に進むと、徐々に線量は下がっていく。福島第一原発から放射能が流れてきたとしたら、なぜこうした逆転現象が起きるのか?
 その疑問を科学的に解明した人物がいる。群馬大学の早川由紀夫教授、専門は火山学だ。火山灰の拡散メカニズムをもとに、福島第一原発から出た放射性物質の動きを研究している。左に掲げたのが、早川教授が作成した「放射能拡散マップ」だ。元になっているデータは国や各自治体が発表した線量である。
 よく見てほしい。千葉の東葛地域を汚染したのは北からではなく、太平洋越えのルートだった。早川教授が解説する。

放射能は大きく分けて四つのルートで拡がった。一つめは3月12日に北に流れて平泉まで到達したもの、二つめは南に流れて首都圏、栃木、群馬に行ったもの、三つめが北西方向を襲った最大の汚染、四つめが海越えで千葉と東京に流れたルート
「このルートが発生したのは3月21日午前。福島から海沿いに水戸方面に南下し、柏や流山にホットスポットをつくった」
 だが、まだ疑問がある。途中の水戸市や鉾田市よりなぜ東葛が高いのか。早川教授が続ける。
原因は雨です。3月21日、北から放射性物質を運んできた風と、南からの湿った風がここでぶつかって、放射能を含む雨を降らせたんです。その翌日に採取された東京都の水道水(松戸市に隣接する葛飾区の金町浄水場)から放射性物質が多く検出されたことも、これで説明がつく」
 図にはいくつかの矢印が記されている。矢印の方向に進む、ナメクジの足跡のようなこの帯こそが、東日本にホットスポットを作った「放射能の足跡」なのだという。早川教授がそれぞれに説明を加える。
「データを分析すると、福島第一原発からの放射性物質の大量放出は、大きく4回あったとわかりました。
 最初が3月12日の夜。南相馬から太平洋を北上して時計と反対回りに女川を経由し一関市に向かった。平泉を汚染したのはこのルートです。
 2回目が3月15日の午前中。いわき市→水戸市と南下し、そこから3方向に分かれている。宇都宮方向に向かったもの、群馬方向に向かったもの、首都圏に南下したもの。軽井沢周辺を汚染したのはこの時の群馬ルートです」
 そして最悪の放出が起きたのが、3号機の建屋が爆発した翌日の、3月15日夕方からだった。
「原発から北西方面に進み飯舘村などを徹底的に汚染し、そこから時計と反対回りで福島、二本松、郡山、那須、最終的には日光まで流れていきました」
 このルートが、現在SPEEDIなどで公開されているもので、多くの国民はこのルートしかないと思っている。
 実際はそうではなく、これが3回目。4回目の大放出が、前述した3月21日の、海越えで東葛を汚染したルートだった。
 恐ろしいのは「原発からいつ放射性物質が大量発生したか、誰もわかっていなかった」という事実だ。
「多くの人は爆発が直接の原因で放射能が拡がったと思っているが、それは違います。イメージで言うと、爆発などで施設のどこかに穴などの不具合が生じ、ある時シューッと漏れ出す、という感じだと思う。
 その証拠に、最悪の放出が始まった3月15日の夕方には、爆発的事象は起きていないのです」
 これが何を意味するか。今後、爆発がなくても再び大量放出される危険性は十分にあるということだ。表面的に原発が落ち着いたからといって、けっして安心できないのである。
 早川氏の地図は行政のデータを元にしているが、本誌はその裏付けを独自調査によって行った。
 まず日光。長野の小諸までをつなぐ日本ロマンチック街道沿いに調べる。
・日光市運動公園水飲み場付近 0.56
・日光市丸山公園滑り台下の芝生 1.12

 いきなり1を超えるスーパースポットに出くわす。日光の顔、東照宮正門は高台にあるからか、0.36と数値が下がったが、1以上がまだまだ続く。
・那須野が原公園正面駐車場 1.38
・那須塩原市立関谷小学校正門前 1.57
・那須塩原市立金沢小学校正門前 1.25

 とても小学生が通える汚染度ではない。
 ちなみに那須塩原は山裾が異常に高く、平地がそれに続くが、山の中に入ると線量は少し下がる。隣接する那須町の山中に皇室の那須御用邸があるが、その周辺は0・57と、高い水準ではあるが避難レベルにはいたらなかった。
都内はホットスポットだらけ
 これまで知られていなかった3月15日午前の群馬ルートも調べた。気になるのはやはり避暑地・軽井沢の線量だ。
・JR軽井沢駅前 0.36
・南軽井沢交差点付近 0.34
・軽井沢中学校正門前 0.38

 やや高いが同じく避難レベルではない。マップを見ると汚染ベルトはそこから北上、川場方面へと時計回りに伸びる。
・沼田市道の駅白沢の駐車場 0.52
・川場村川場スキー場前 0.48

 忘れてはならないのが、放射線量の高さは近い場所でも地形によって劇的に変わる可能性があることだ。
 川場スキー場へとつながる峠道の、S字カーブ。ちょうど雨が流れつきそうな場所を調べると、線量計が激しく鳴り、画面が真っ赤に染まった。
 2.27---。
 今回の調査のなかで最高の数値、まさにスーパーホットスポットだ。このように、ホットスポット周辺には必ずスーパースポットが隠されている。行政の定点観測では、そうした危険な場所はわからない。
 3月21日に発生した第4の大放出。葛飾や足立などの東京23区東部を汚染したのも、東葛と同じくこのルートだった。
・足立区役所前 0.45
・足立区ベルモント公園水飲み場付近 0.49

 都内では高い水準だがスーパーホットスポットではない。しかし地道に調べると、やはり見つかるのだ。
 区内でも人が集まる東武竹ノ塚駅前。近くの側溝で線量は0.69と跳ね上がった。のぞき込むと、汚泥が盛り上がって水が滞留している。こういうところは間違いなく線量が高い。
 そして、これまでも報じてきた文京区。週刊現代を発行する講談社は、同区の坂に囲まれた窪地に位置している。
・文京区講談社社屋裏の植え込み 0.34
・文京区講談社社屋裏高速道路下の側溝 0.42

 文京区のある母親は、千代田線千駄木駅近くで2.39のスーパーホットスポットを発見したと、ネット上で報告している。
 本誌記者が多くの時間を過ごす講談社周辺とて、汚染と無縁ではない。さらに新たな調査で、同じく都内の文教地区、目黒区にもホットスポットを見つけた。
 区内を南東方向に流れる目黒川。桜の季節は都内有数のお花見スポットとして賑わうこの川沿いの植え込みを調べると、0.45という場所があった。目黒駅から坂を下りきったところにある、目黒雅叙園前の側溝でも、0.30を測定。さらに、東大駒場キャンパスの、土の運動場脇の側溝でも、0.44というホットスポットを発見したのである。
 足立、葛飾、江戸川、台東、文京各区以外は、都内の線量はだいたい0.1~0.2の間で安定している。しかし徹底的に調べれば、都内のどこでも必ず0.3超のスポットが見つかる、というのが本誌の実感だ。
 汚染マップを作成した早川教授は、国や自治体の線量調査に対する姿勢に疑問を投げかける
「たとえば足立区。原発事故後にデータをずっと出していたが、すでに数値が上がり始めていた3月28日に、機器の故障を理由に発表をやめてしまった(5月11日に再開)。あれでは、数値が高いから隠したんだと思われても仕方がない(足立区は本誌の取材に「機器の故障で修理に出していた」と回答)。
 東京都の新宿モニタリングポストの数値も怪しいですね。個人レベルの調査ではなく、共産党の都議団がきちんとした機器で測った数値と比べても、半分くらいの低さです数値が低く出るようなクセのある機械を使っているのか、何かからくりがあるはずです」
 本誌は今後も、放射能汚染の独自調査を続ける。なぜなら、政府は国民が放射能を恐れることに疲れ、現状を甘受する日を待っているからだ。思うツボにはまるわけにはいかない。

「週刊現代」 2011年7月16・23日号より
(完)

 以上のように、貴重な見解は、全国民的に検討を深めるべきであろう。
 今、朝ズバで、岩見なる人物が、勝手なことを言っているが、このような人物の責任も追及されることとなろう。
☆☆☆☆☆☆
 妻純子、抗生剤の投与で、安定してきた。
 体温36.3℃、パルス108、サチレーション95
・・・・本日は、これまで・・・・