2011年5月22日日曜日

福島原発、事態は何も改善されていない。 放射能、拡大放置状況。海水の放射能汚染、更に拡大の恐れ。 3月12日の政府対応、真実は、中村保安院審議官更迭問題で、明らか。

木村建一@hosinoojisan
 
福島原発、事態は何も改善されていない
放射能、拡大放置状況。海水の放射能汚染、更に拡大の恐れ。
3月12日の政府対応、真実は、中村保安院審議官更迭問題で、明らか
 
中村審議官の更迭の意味するもの
 3月12日の東電原発1号機に対する「海水注入問題」が、大きくクローズアップされてきているが、菅首相も、東電側も、いわゆる「目くそ鼻くそ」の類と言っておこう。
 コストカッターとして名をはせた東電清水社長が、「原子炉の廃棄」を意味する「海水注入」を決断出来るはずはなく、又、菅首相も、原子力安全委員会の斑目委員長の言われるままに対応したとみるべきであろう。「海水注入が一時中断」したのは、双方の思惑が一致したとみるべきであろう。
 原子力安全委員会は、SPEEDIのシュミレーション結果を「意図的に」公表しなかったとみられ、又、3月12日に、事態を正確に報道した、中村審議官を更迭した動きから、原子力安全委員会と菅政権が、「事故の軽微化」を画策したことは、2か月後、メルトダウンを公表したことから、明らかだろう
 蛇足になるが、SPEEDIの公表をしなかったことで、大量の放射能汚染を国民が受けることとなり、原子力安全委員会は、「犯罪行為」を行ったと言っても過言ではない。いずれ、歴史がこの問題を裁くであろう。
 保障問題がクローズアップされる中で、何とか、政府に責任があるかのように東電が動いていると見た方がよさそうである。
 自民党の谷垣「総裁?」が、この問題を週明けにも切り込むと言っているが、慎重にしない限り、自民党が傷つくことになろう
 
放射能汚染、拡大中(事態は改善されていない
 ところで、福島原発の事故修復改善問題、事故が大きすぎて、何ら改善がなされず、現在でも多量の高濃度汚染水が製造され続けている。
 政府・東電は、津波災害写真や建屋内に入ったとメディアを通じて報道し続けているが、原子炉等の修理は、手つかずのままなのである
 これらで、騙されてしまえば、日本国民は、取り返しのつかない罪過を受けることとなろう
 高濃度放射能物質が、水に溶け、あるいは、蒸気に乗って、拡散し続けている事態は改善されていない点注視する必要があろう。
 月曜日?には、「原子力安全委員会」を批判してきた学者等が参考人として招致されるが、NHKは、TV報道をする義務があると思うが如何。
 今回の政府・原子力安全委員会、東電等の事故「軽微化」工作の動きを問題視している、民主党、自民党、公明党、日本共産党、社民党、国民新党、みんなの党等すべての政党が、真実を暴きだし、国民の安全を守ってほしいものである。
 以下に関連情報を記録しておこう。
 
2011.03.20 16:00 NEWSポストセブン
「・・・・・地震発生から菅政権は混乱の度合いを深めていった。地震発生翌日の3月12日夜、原発より先に暴発したのは、菅直人首相だった。
 その日、経済産業省原子力安全・保安院の中村幸一郎・審議官が、「(1号機の)炉心の中の燃料が溶けているとみてよい」と記者会見で明らかにした。ところが、菅首相は審議官の“更迭”を命じた。
「菅首相と枝野官房長官は、中村審議官が国民に不安を与えたと問題視し、もう会見させるなといってきた」(経産省幹部)・・・・・」

専門家が再測定 東京・葛飾区の放射線量は政府発表の5倍

2011.05.20 16:00 NEWSポストセブン
「・・・・若林氏は放射線や原子力教育の関係者を有志で募り、全国の放射線量モニタリングを行った。測定位置を地上から100cmに統一して計測したところ、ほとんどの地域で文科省のデータより高い測定値が出た。
5月10日に文科省が測定した東京(新宿区)の値0.0662に対し、若林氏らのチームが測定した値は0.124と約2倍。さらに同じ東京都内でも葛飾区では0.359という5倍にも相当する値が出た。・・・・」
 
日経ビジネス誌の記事
原子炉のフェールセーフ設計のコンセプトはあまりにも貧弱だった。フェールセーフ設計は、予想される被害の大きさを想定して行わなければならない。いちばん責任があるのは、原子力発電所を設計したGEなどの技術者かもしれない。フェールセーフ設計が不十分だったからだ。(日経ビジネス 2011年5月20日(金)「命を預かる技術で最も大事なことは何か?福島第1原発のフェールセーフ機能は不十分だった」)
 
 原子力発電の再開の動きがあるが、とりわけ、青森の大間区地区の新設原発は、「プルサーマル」方式の典型として建設されようとしているが、福島原発3号の「異常爆発」(動画を見る限り、通常の水素爆発と明らかに違い、臨界爆発が疑われている)から、100%MOX燃料(プルトニウム混入)で、しかも、活断層の上に建てられようとしているが、これは、中止を含めて再検討すべきであろう。
 
・・・・本日は、これまで・・・

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