2011年4月15日金曜日

福島原発事故「拡大」の真の原因は?

木村建一 @hosinoojisan

福島原発事故「拡大」の真の原因は?

 福島原発事故の被害拡大は、当初の対応の不十分さが原因であることがますます明らかになりつつある。
 その一つに、菅政権になって、原発政策が急展開し、自民党時代以上に、「原発輸出政策」に傾斜した、仙石・前原両氏の動向(原発輸出不能になる)が大きく影響したのではないかと考えられている。
 彼らが、どういう意図で原発輸出を打ち出したのかは不明だが、福島原発で巨額の利益を上げた民主党渡辺恒三氏の例もあり、国内では無理と思って、海外で巨額な利益を上げようと考えたのかもしれない。
 表面上は、日本の経済発展という顔を見せながら、裏では、何を企んでいたのやら?
 前原氏や仙石氏がベトナムに相当力を入れていたことは公然の事実である。
 渡辺恒三氏が、黄門様と称しながら、前原氏を強力に推していたことから、何らかの助言をしていたのであろう。
 事故発生後、これらの人物は口を閉ざしているが、おそらく後ろめたいことがあるのであろう。
 もう一つは、東電が、何とかして炉体を守ろうとして、海水注入を渋ったことである。
 この両者の要求が一致したため、海水注入の決断が遅れ、事故の拡大へ繋がったものと言えよう。
 このように見ると、菅政権と東電の責任は大きく、地震や津波という想定外という理屈は成り立たなく、「人災」と言っても過言ではない。
 この問題では、評論家の森田実氏が、ゲンダイネット(2011年4月11日)に、「原発売り込みが、今回の原発災害を拡大させた」と述べながら「菅首相は事故発生直後に福島原発を『廃炉』にする決断を下せず、初期対応が遅れてしまった。廃炉を渋ったのは、日本の成長戦略の柱が失われることを恐れたのではないか。この判断ミスが放射能の漏出につながったのだから、最悪です。国民の生命や財産より、輸出政策を優先するとは、菅政権は自民党以上に犯罪的政権です」とコメントを寄せています。
 私もこのように見ています。
 今後、この問題が大きく論議され、菅政権の命運も尽きることとなろう。
 なお、ゲンダイネットのURLを添付しておきます。
         http://gendai.net/articles/view/syakai/129888


☆☆☆  追記   ☆☆☆

 政治家のインサイダー的なやり方には、インサイダー法の適用を行うべきであり、朝日新聞や毎日新聞等マスメディア各社もこの点を厳しく追及すべきではあるまいか。


 ・・・・本日は、これまで・・・・

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