@hosinoojisan
福島第1原発:
炉心予測、官邸活用せず 保安院管理杜撰。
細川元首相「野田、小沢両氏と3者会談した」
党内の支持優先で国民を見ていない野田政権。
「ノーサイド政治」の本質は?
窓の外、少し前まで大風12号の余波で吹き荒れていたが、幾分弱まってきたようである。
「嵐の前の静かさ」という言葉があるが、野田政権、静かにソフトランディングしたようだが、さにあらず、早晩嵐に巻き込まれることとなろう。
小沢Grを取り込んだように見えるが、「国民目線の政治」と、経団連等が望む「権益擁護政治」とは、大きく違うからである。
もっとも、「国民目線」という事は、あくまでも「目線」であり、官僚用語だが、多くの国民は、「国民優先」と理解しているため、矛盾が強まり、燎原の火のように広がる国民の怒りを抑えるため、この方向を取らざるを得なくなることだろう。
小沢Grが修正は加えるだろうが、基本は、「対米追従」、「財界優先」の「増税路線」であり、国民との対決構造は、中東やEU諸国を見るまでもなく、日一日と強まりつつあると言えよう。
とりわけ、震災復興、原発事故の対応を誤れば、国民の怒りは、燎原の火のように広がることは、否めない。
そういう事態に至っていることを、民主党や自民党、公明党の諸君は自覚すべきだが、どうも、理解できていないようだ。
日本共産党や社民党の諸君の頑張りどころと思うのだが、残念ながら、国民の支持を得られる努力が足りないのは、残念である。
原発事故がらみの情報も新たに出てきているので、関連情報を羅列的に記録しておきたい。
こう言う見方もある。
☆☆☆☆☆☆
Discover the cosmos! Each day a different image or photograph of our fascinating universe is featured, along with a brief explanation written by a professional astronomer.
2010 January 4
ハレーすい星 核 Comet Halley's Nucleus: An Orbiting Iceberg
Credit & Copyright: Halley Multicolor Camera Team, Giotto Project, ESA
Discover the cosmos! Each day a different image or photograph of our fascinating universe is featured, along with a brief explanation written by a professional astronomer.
2010 December 19
M82: Galaxy with a Supergalactic Wind
Credit: NASA, ESA, The Hubble Heritage Team, (STScI / AURA)
Acknowledgement: M. Mountain (STScI), P. Puxley (NSF), J. Gallagher (U. Wisconsin)
☆☆☆☆☆☆
・・・・・本日は、これまで・・・・・
福島第1原発:
炉心予測、官邸活用せず 保安院管理杜撰。
細川元首相「野田、小沢両氏と3者会談した」
党内の支持優先で国民を見ていない野田政権。
「ノーサイド政治」の本質は?
窓の外、少し前まで大風12号の余波で吹き荒れていたが、幾分弱まってきたようである。
「嵐の前の静かさ」という言葉があるが、野田政権、静かにソフトランディングしたようだが、さにあらず、早晩嵐に巻き込まれることとなろう。
小沢Grを取り込んだように見えるが、「国民目線の政治」と、経団連等が望む「権益擁護政治」とは、大きく違うからである。
もっとも、「国民目線」という事は、あくまでも「目線」であり、官僚用語だが、多くの国民は、「国民優先」と理解しているため、矛盾が強まり、燎原の火のように広がる国民の怒りを抑えるため、この方向を取らざるを得なくなることだろう。
小沢Grが修正は加えるだろうが、基本は、「対米追従」、「財界優先」の「増税路線」であり、国民との対決構造は、中東やEU諸国を見るまでもなく、日一日と強まりつつあると言えよう。
とりわけ、震災復興、原発事故の対応を誤れば、国民の怒りは、燎原の火のように広がることは、否めない。
そういう事態に至っていることを、民主党や自民党、公明党の諸君は自覚すべきだが、どうも、理解できていないようだ。
日本共産党や社民党の諸君の頑張りどころと思うのだが、残念ながら、国民の支持を得られる努力が足りないのは、残念である。
原発事故がらみの情報も新たに出てきているので、関連情報を羅列的に記録しておきたい。
福島第1原発:炉心予測、官邸活用せず 保安院管理ずさん
2011年9月2日 21時53分 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/today/news/20110903k0000m040137000c.html
経済産業省原子力安全・保安院は2日、東日本大震災当日、東京電力福島第1原発1~3号機で全電源喪失などを想定し炉心溶融などを予測した「緊急時対策支援システム(ERSS)」の解析結果を、約半年たって公表した。2、3号機の予測は官邸に送信したが活用されず、1号機は送信もしていなかった。保安院の情報管理のずさんさが問われそうだ。
保安院によるとERSSを開発した原子力安全基盤機構(JNES)は3月11日、保安院の依頼でERSSを起動。同原発で全電源が断たれた事態を想定したパターンを使い、1~3号機の原子炉内の水位や圧力、温度が今後どう推移するかの予測結果を出した。
2号機のデータは11日午後9時半ごろ、JNESから保安院に届いた。保安院の職員はデータを基に「22時50分 炉心露出 24時50分 燃料溶融」など予想される展開を文章にし、同日午後10時45分ごろと12日午前0時過ぎ、危機管理センターに常駐していた保安院職員を通じ内閣府の職員に手渡した。3号機については13日午前6時半ごろに届いたデータを同様の方法で約20分後に官邸に届けたという。しかしこれらは周辺住民の避難指示などに活用されなかった。保安院の森山善範・原子力災害対策監は2日の会見で「事実に基づいたデータではないので活用を思い至らなかった」と釈明した。
また、保安院は1号機の予測から導いた放射性物質の推定放出量を基に「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)」で拡散予測を実施していた。しかしすぐには公表せず、避難指示などにも活用しなかった。保安院はこれまで「全電源喪失でSPEEDIが機能しなかった」と説明していた。【久野華代】
【ことば】緊急時対策支援システム(ERSS)
原発事故の際、原子炉内の温度や圧力、水位などを即時に入手し、それに基づいて事態の進展や放射性物質の放出量を予測するために保安院が導入したコンピューターシステム。事故時、電力会社から集めた運転情報や放射線計測値などを収集し、さまざまな事故のパターンをデータベースから選んで計算する。炉の状況や予測結果は、経済産業省などオンラインで結ばれた場所で閲覧できる。
埼玉・千葉県産の茶葉、抜き打ち検査でセシウム
(2011年9月3日01時51分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110903-OYT1T00089.htm?from=main5
厚生労働省は2日、市場に流通している食品を国が買い上げて実施する「抜き打ち検査」の結果、埼玉県産と千葉県産の茶葉計4検体から、暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を上回る放射性セシウムが検出されたと発表した。
同省は先月から抜き打ち検査を開始したが、規制値を上回ったのは初めて。千葉県産では7市町で出荷が停止されているが、埼玉県産は出荷が停止されていない。
同省によると、茶葉はいずれも製品用に加工した製茶。埼玉県産の3検体は1530~800ベクレルで、それぞれ埼玉県内の2業者と東京都内の業者が製造。千葉県産は2720ベクレルで千葉市内の業者が製造していた。厚労省は同日、埼玉、千葉、東京の3都県に、生産地などの調査を依頼し、具体的な産地が特定できれば出荷停止などを検討する。厚労省は「いずれも煎じて飲む場合は相当程度薄まっており、健康にただちに影響はない」としている。
(2011年9月3日01時51分 読売新聞)
もんじゅ、専門家の検証必要=来年度予算「付けるべきだ」-中川文科相
(2011/09/03-00:28) JIJICOM
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011090300014
中川正春文部科学相は2日夜に文科省で行った就任記者会見で、高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)について「客観的な検証とエネルギー中長期計画との兼ね合いの中で、最終的に政治判断になるが、リスクをもう一度検証したい」と述べ、存廃の判断には専門家による検証が必要との考えを示した。
中川文科相は「政府全体、国民、野党を含めて議論をしていく場を作り、エネルギー中長期計画をまず作ることが大事。そこを前提として核燃料サイクルをどうするか考えていかないといけない」と強調。「もう少し時間をいただき、見極めをしたい」とし、来年度予算については「今の時点では予算を付けるべきだと思う」と述べた。(2011/09/03-00:28)
野田内閣:背後に岡田・仙谷氏 海江田氏「財務省内閣だ」
初閣議に臨む野田佳彦首相(中央)ら閣僚=首相官邸で2011年9月2日午後6時、竹内幹撮影
今回の閣僚人事で、野田佳彦首相の意思が鮮明に表れたのが安住淳財務相と古川元久経済財政担当相の起用だ。2人とも初入閣で行政手腕は未知数だが、後ろに民主党の岡田克也前幹事長と仙谷由人元官房長官が控える。「野田-岡田-仙谷ライン」がにらむのは消費税率を10年代半ばまでに10%に引き上げる税と社会保障の一体改革。抜てき人事は、その実現へ向けた「一体改革シフト」(内閣官房幹部)の意味を持つ。
「せっかくのお話ですが、今回はお受けできません。1年間は休ませてください」
岡田氏は1日、財務相就任を勧める藤井裕久元財務相に伝えた。藤井氏は財務相時代、野田首相を副財務相に重用、昨年9月には幹事長就任を固辞する岡田氏を説得した。野田、岡田両氏にとっては「師匠格」の長老だ。
藤井氏は野田首相に託した消費税引き上げの道筋が途絶えるのを懸念し、人事構想を練る首相に「財務相を任せられるのは岡田君しかいない」と助言。全面的に賛同した首相は、藤井氏への固辞電話の後もギリギリまで就任要請を試みた。
それでも岡田氏は首を縦に振らなかった。幹事長として小沢一郎元代表の処分を主導したことで小沢グループの反感を買ったことを重視し、すでに党側との調整窓口となる官房長官の打診も固辞していた。周辺は「岡田氏が財務相をやったら党内が反発してまとめられない」と説明する。
そこで白羽の矢が立ったのが、国対委員長として岡田氏を支えた安住氏。予期せぬ大役に戸惑いを隠さず、昼食の席で記者団に「口を慎んで頑張ります。味の感覚がない」と神妙に語った。古川氏は仙谷氏の側近で、税と社会保障一体改革を藤井、仙谷両氏と連携してまとめた。仙谷氏は首相に「今回は自分より古川君を優先してほしい」と伝えていた。
「影の財務相が岡田さん、影の経済財政担当相が仙谷さん」(民主党中堅議員)という指摘が出ている。
挙党態勢を狙った閣僚・党役員人事には歓迎ムードも広がっている。だが、そうした中で閣外に去った海江田万里前経済産業相は周辺に不満を漏らした。「『財務省内閣』ですよ。私は増税反対と言ったから入閣はないと思っていました」
毎日新聞 2011年9月3日 2時30分(最終更新 9月3日 2時45分)
細川元首相「野田、小沢両氏と3者会談した」
(2011年9月3日03時06分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110902-OYT1T01246.htm
インタビューに応じた細川元首相(神奈川県湯河原町で)
細川護煕元首相は2日、読売新聞社のインタビューに応じ、先の民主党代表選を巡り、野田首相と小沢一郎元代表を仲介して3者会談を行ったことを明らかにした。
また、1994年に細川政権が導入した衆院小選挙区比例代表並立制度に関し、自民党一党支配を終える役割を果たした今、見直すべきだと明言した。
野田氏は93年に、細川氏が結成した日本新党から衆院に初当選している。3者会談は、小沢元代表、野田氏双方から「同じ党にいるのに、話もしたことがない」との話を聞いた細川氏が、「顔合わせぐらいはした方がいい」と設定した。細川氏はインタビューで、「百数十人いる小沢氏のグループを抜きにして、民主党は動かない」と語っており、元代表が代表選で野田氏支持に回ることを期待したものとみられる。
(2011年9月3日03時06分 読売新聞)
民主党、法案事前審査制を導入へ
(2011年9月3日03時06分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110903-OYT1T00087.htm
民主党は2日、政府提出法案の閣議決定前に党側が了承を与える事実上の「事前審査制」導入を柱とした、政策決定システム見直しの原案をまとめた。
「政策にかかわる党議決定の審議に際して、部門会議などに付託する」と明記。政府提出法案を政策調査会の下部組織である「部門会議」が審査し、了承しなければ閣議決定ができないとした。
部門会議の結論は、前原政調会長ら政調幹部と政府代表の官房副長官らによる協議で了承を得て「党議」とすることも盛り込んだ。党側は「これで政策決定の政府・与党一元化は維持される」(政調幹部)としているが、実質的には党による事前審査の仕組みとなる。
自民党政権では「政務調査会部会―政調審議会―総務会」で法案の事前審査が行われたが、各省庁が党の実力者に根回ししたり、業界団体が族議員に働きかけたりする中で「政官業の癒着構造」を生んだと批判された。前原氏は2日、「特定の団体の言いなりになる『族議員化』をしないようにチェックする」と記者団に述べ、選挙の票や献金が見返りの利益誘導がないよう監視する考えを示した。
(2011年9月3日03時06分 読売新聞)
経済界 新内閣へ強い期待感
9月2日19時7分 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110902/k10015334981000.html
2日に発足した野田内閣について、経団連などの経済界は強い期待感を示し、震災の復興や円高対策など経済界が求める政策の実現に向けて、新しい内閣をサポートする姿勢を鮮明にしています。
このうち、経済同友会の長谷川代表幹事は、記者団に対し「『挙党一致』ということに配慮しながら、政策の着実な実行ということも考えた布陣だ」と述べ、新しい内閣に期待感を示しました。
そのうえで、長谷川代表幹事は「結果を出すことが国民にとっていちばんよいことであり、ここは期待して待ちたい」と述べました。
また経団連の米倉会長は「随所に政策通を配した手堅い布陣だ。経済界としても新政権の政策の遂行に全面的に協力していく」というコメントを出しました。
さらに日本商工会議所の岡村会頭は「震災からの復旧・復興、日本経済再生に向けて力強く前進することを大いに期待する」としたうえで、「野党との協力関係を築き、政策のスピードと実行力を高めることで、国民や企業の将来不安の払拭(ふっしょく)に大きく踏み出していただきたい」というコメントを出しました。
経団連などの経済界と前の菅内閣との間には、震災のあとのエネルギー政策の混乱をきっかけに大きな溝ができていましたが、新しい野田内閣に対してはそろって強い期待感を示しており、震災復興や円高対策など、経済界が求める政策の実現に向けて、新内閣をサポートしたいとしています。
こう言う見方もある。
党内の支持優先で国民を見ていない野田政権「ノーサイド政治」の本質は
「霞が関におんぶにだっこ」「政策」にノーサイドなどありえない
2011年09月02日(金) 現代ビジネス
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/18121
長谷川 幸洋
長谷川幸洋「ニュースの深層」
野田佳彦新総理が誕生した。このコラムを執筆している9月1日午後時点で内閣の顔ぶれは決まっていないが、それでも、これまでの発言などから新しい野田政権の性格がおぼろげに見えている。
野田は民主党の代表に決まった直後の演説で民主党議員に「ノーサイドにしましょう」と呼びかけた。日本人は対立よりも協調性や調和を好む人が多いから、こういう姿勢は一般に好感をもって受け止められているようだ。
だが、ラグビーのスポーツ精神でノーサイドが尊いとしても、政治の世界がそれでは困る。国民はまず政策を判断材料にして議員を選んでいるはずだ。代表選が終わった途端にノーサイドでは、自分が選んだ議員を通じて実現してほしい政策まで、なんだかあいまいに妥協されてしまいかねない。
ノーサイドとは一昔前の自民党政治そのもの
国民の代表である政治家には、信念をもって最後まで「自分のサイド」を貫いてほしい。また、そうあるべきだと思う。
野田が両院議員総会で「ノーサイドにしよう」といった視線の先には、400人の民主党国会議員しか見えていない。政権基盤を安定させられるかどうかは、まず民主党議員たちの支持にかかっている。だから野田はノーサイドと言って、できるだけ多くの議員に支持してもらいたかったのだ。
だが実は、議員たちの後ろに多くの有権者が控えている。有権者はみなそれぞれ実現してもらいたい、あるいは実現してもらいたくない政策がある。ある人は増税を望み、別の人は増税をまったく望まない。ここは、けっしてノーサイドにはならない。
たとえば、既得権益を得ている層とそうでない層では基本的な利害対立がある。
国民に意見対立があるなら、国民の意見を反映する政治家の政策も対立しているはずだ。ところが、そういう対立を覆い隠して政治家たちに「みんな和解しましょう」と言っている。ここに野田政治の本質的側面がすでに表れている。
言い換えると、ノーサイドとは一昔前の自民党政治そのものでもある。
自民党時代には政策は霞が関が一手に引き受けていた。政策は霞が関がつくっていて基本的にみな同じだったから、永田町の政治家は「決断と実行」とか「忍耐と寛容」とか政策の根幹に関係ない部分でアピールしていた。実行力とか包容力とかを競う以外に言いようがなかったとも言える。
そういう政治はダメと分かったので、2年前の総選挙で民主党は「脱官僚・政治主導」の旗を掲げたはずだった。政治家が政策を官僚の手から取り戻そうとしたのだ。ところが結局、官僚に絡めとられて脱官僚路線はうまくいかず、民主党三代目の野田政権に至って、結局「ノーサイド」と言う以外になくなってしまった。
新たな政策決定の仕組みが波乱の種になる
単に言葉だけではない。小沢一郎元代表に近い輿石東参院議員会長を幹事長に起用したところをみると、野田は党人事の上でも小沢・反小沢の対立を乗り越えて和解しようという姿勢があるようだ。
では、ノーサイドの政治はうまくいくだろうか。結論を言えば、それは難しい。
なぜなら「霞が関におんぶにだっこ」という政治はもう機能しないからだ。霞が関は大きくなりすぎた。民間部門の箸の上げ下ろしまで霞が関が差配し、天下りで官僚が税金をかすめとる体制を続けていて、日本経済の復活はない。
日本経済が停滞している根本原因が霞が関主導体制にあるという認識は、東日本大震災と福島第一原発事故の辛い経験を経て国民全体に広まった。そういう認識が永田町にも敏感に伝わっている。
多くの民主党議員が霞が関の口移しのような姿勢では「次の総選挙が危ない」と気づいてしまった。たしかに野田は勝ったが「増税はダメ」という勢力は党内に相当数、残っているのだ。
野田は政策決定の仕組みも変えようとしている。
政策調査会を完全復活させて、基本的に予算案と法案、条約は前原誠司政調会長の了承なくして閣議決定しない仕組みにした。それが新たな波乱の種になる。
新代表誕生のユーフォリア(幸福感)でつかの間、ノーサイドが心地よく響いたとしても、たちまち議員たちは現実に戻る。政調の部門会議で増税路線を具体的に決めようとすれば、再び大荒れになるのは必至だろう。
しかも、それはすぐやってくる。復興財源を手当てする基幹税増税は3次補正予算案の編成と並行して取組む段取りになっている。社会保障財源としての消費税引き上げも来年3月までに法案化する予定だ。すなわち議論は秋からスタートする。
一番困っているのは自民党
小沢と自民党についても書いておこう。
今回の敗北で小沢は鳩山由紀夫グループと連携しても、政権を握れないことがはっきりした。来年9月の代表選で再挑戦するかもしれないが、このままではジリ貧である。
ここは鳩山と袂を分かっても離党して新党を結成し、国会でキャスティングボートを握るか、それとも党内の少数勢力としてキャスティングボートを握るか。どちらかを選ぶしかなくなってきた。
野田政権誕生で一番困っているのは、実は自民党である。
自民党はこれまで「唯一の責任政党として国民に耳の痛いことも言う。それは増税だ」と訴えてきた。増税を武器に支持を訴えたのだが、いまや野田政権が増税を言っている。どちらも「責任政党として増税を目指す」という話になって、違いがなくなってしまった。
それで大連立するならすっきりするが、自民党は当面、大連立を受け入れない方針のようだ。それで出口がなくなってしまった。いざ解散・総選挙になったとき「私たち自民党は民主党とここが違います」という対立軸がなくなってしまったのだ。
原発、外交関係をとっても、民主党も自民党も基本的には段階的な脱原発依存と日米関係重視で大差はない。
自民党が抜本的な霞が関と公務員制度改革を打ち出すなら、公務員労組への依存体質が残る民主党との対立軸になる可能性がある。それもためらうなら、自民党は結局、長期低迷から抜け出せないだろう。
(文中敬称略)
☆☆☆☆☆☆
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