2017年1月3日火曜日

仮設にいまだ3万9000人 東日本大震災 6度目の年越し ※伊万里市長「再稼働反対は民意」 九電に不信感示す ※4野党、候補調整急ぐ=共産「相互推薦」条件とせず-衆院選

hosi@hosinoojisan

仮設にいまだ3万9000人 東日本大震災 6度目の年越し

伊万里市長「再稼働反対は民意」 九電に不信感示す

4野党、候補調整急ぐ=共産「相互推薦」条件とせず-衆院選

「取り組み、多くの国民が肯定的」 共産、陛下を評価 

政権批判や戦争反対を敢然と表明した「よく言った!」芸能人ベスト10、そして大賞は?



原発事故による「仮設住宅」の被災者が、依然として、約4万人いる。

一旦事故あれば、大変な被害を蒙る実態委も拘わらず、原発保有電力会社は依然として、所在自治体以外の補償は認めないようである。

原発事故で、影響を受ける30KM県内の自治体の判断は、全く無視されるのである

こういう中で、玄海原発の周辺自治体の伊万里市が、反旗を上げつつある

伊万里市長は明確に、「再稼働反対は民意」と声を上げた

この点では、全国の原発関連自治体が、結束して、法改正を求めるべきであろう

原発が存在する限り、想定外の事故は、どこでも発生するのである。

反原発団体も、このあたりの協力協同の取り組みを強めるべきと言っておきたい

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野党共闘が、民進党が「腹が座っていない」ため、遅々として進んでいない。

こういう中で、日本共産党が、共闘の基準を引き下げたりして民進党に翻意を促し、又、自由党の小沢氏も、民進党に強力な働きかけをしているようである

民進党に圧力をかけているのが、「連合」で、彼らは、「右肩上がりの経済発展はありえない」と称して、「賃金引き上げ交渉」をさぼってきた。其の上、「原発再稼働」を主張するありさまである

「連合」が、日本の経済発展を資本家と共同して「低下させた」事は、天下周知の事実である

「連合」に依存して、生産性向上をさぼってきた経営者の責任が問われると言っておきたい。

生産性向上は、正社員化による懸命な努力と、国民購買力を高めて、必要な消費や、子供の教育等なしには、不可能なのである。

労働者をただ単なる生産関数と見る限り、経済発展は、不可能と言っておきたい

以上、雑感。



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仮設にいまだ3万9000人 東日本大震災 6度目の年越し

2017年1月1日 東京新聞 朝刊 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201701/CK2017010102000115.html  東日本大震災の被災地は三十一日、発生から六度目の大みそかを迎えた。津波で甚大な被害が出た宮城県南三陸町の仮設商店街が本格再建に向けて閉鎖。新居で新年を迎える被災者がいる一方、岩手、宮城、福島三県では、プレハブの仮設住宅にいまだ約三万九千人(二〇一六年十一月末時点)が暮らしている  一二年二月にオープンした「南三陸さんさん商店街」。三月開業の商業施設に移転するため、この日は仮設商店街として最後の営業日となった。閉鎖に伴うイベントで、店主らは「数え切れない出会いに元気づけられた」と感謝の言葉を述べ、「町民に愛され、観光客に楽しんでもらえる新たな魅力をつくり出したい」と誓った。  栃木県鹿沼市の会社員高村智一さん(38)は正月用に鮮魚店で生カキとタコを購入した。「被災地での買い物も復興につながる」と二十回以上商店街を訪れた。「各店が新たな一歩を踏み出し、どのようになるのか楽しみだ。今後も通いたい」  東京電力福島第一原発事故でかつて全町避難だった福島県楢葉町の松本次男さん(76)は、震災後初めて町内で年越し。津波で自宅が全壊し、同県いわき市に避難したが、一六年九月に町内の災害公営住宅に入居した。六年ぶりに正月飾りを玄関に掛け「お盆に孫たちが集まるのが今から待ち遠しい」と話した。

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伊万里市長「再稼働反対は民意」 九電に不信感示す

2017年1月3日05時02分 朝日新聞 http://www.asahi.com/articles/ASJDW5GN6JDWTIPE01P.html 写真・図版
インタビューに応じる佐賀県伊万里市の塚部芳和市長
写真・図版
写真・図版
九州電力玄海原発佐賀県玄海町)の再稼働に反対する佐賀県伊万里市の塚部芳和市長が朝日新聞のインタビューに応じ、その理由を語った。東日本大震災後も変わらない電力会社の体質、原発抜きでも経済や生活に大きな影響がない現実などを挙げ、「再稼働反対は民意。市民の声を代弁している」と話す。原発周辺自治体の首長が「反対」を明言するのは異例だ。 伊万里市はほぼ全域が玄海原発の30キロ圏に入る東日本大震災を受け、塚部市長は再稼働に慎重な言動を繰り返してきたが、「反対」には言及しなかった。反対を明確にしたのは、昨年7月の記者会見で「再稼働は認められない」と言い切ってから。きっかけの一つは九電への不信感だったという  「九電は震災前から意識を変えようとしていない福島第一原発で広範囲に被害が及んだから、トップの意識も変わっていくかと思ったが、全然変わらない。『これは何だ』と思った  事故が起きれば立地自治体と同じように被害が及ぶとして、伊万里市は事前了解の取り決めがある立地自治体並みの安全協定を求め、2013年8月から九電と30回以上個別交渉を重ねてきた だが九電は「先例がない」の一点張り。昨年2月に事前了解なしの協定を結び、事前了解権を持つ県と「伊万里市の意向に十分配慮する」との覚書を交わすことで折り合った。  この決着について「不満も残っている。九電は安全性に自信があるなら堂々と立地自治体並みの協定を結べばいい」と振り返った。 特集:玄海原発

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4野党、候補調整急ぐ=共産「相互推薦」条件とせず-衆院選

(2016/12/26-16:26)JIJICOM
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122600007&g=pol
会談に臨む民進党の野田佳彦氏(中央)、共産党の小池晃氏(右から2人目)ら4野党幹事長・書記局長=26日午後、国会内  民進、共産、自由、社民の4野党は26日、国会内で幹事長・書記局長会談を開き、次期衆院選に向けた候補者調整と共通政策づくりを急ぐ方針で一致した。来年1月に衆院が解散される可能性も排除せず、選挙準備を本格化させる。共産党は、これまで共闘の条件としてきた「相互推薦」にこだわらない考えを初めて示した
 野田氏は会談で、「来年早々の解散・総選挙は十分あり得るという前提に立って準備していこう」と呼び掛け、野党候補が競合する選挙区の解消を目指し、実務者協議を加速化させる意向を表明。これまで慎重姿勢を示してきた共通政策についても「共通して出せる方針があるかもしれない」と述べ、実務者による協議事項とした。
 これに対し、共産党の小池晃書記局長は「各党が力を発揮するには相互推薦が望ましいと考えるが、選挙区によって諸事情もある。推薦という手続きが取れなかったとしても、一緒に力を合わせて戦うことを確認したい」と述べ、相互推薦を候補取り下げの要件としないことを伝えた。共産党が譲歩した形で、野田氏は会談後、記者団に「ハードルが低くなった」と評価した。
 一方、小池氏は会談で、東京12区や京都1区など15の小選挙区を共産党の「必勝区」と位置付けると説明。議席獲得に向けて協力を訴えた

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憲法と歩む/6 「取り組み、多くの国民が肯定的」 共産、陛下を評価 天皇制の見解、次第に転換

毎日新聞2017年1月3日 東京朝刊 http://mainichi.jp/articles/20170103/ddm/003/040/084000c
天皇制に関する共産党の見解の変化  ■04年に「容認」  2003年春、共産党は綱領改定の議論を始めた。創立80周年を機に前年に建て替えを終えたばかりの東京・代々木の党本部会議室で、不破哲三議長(86)が楕円(だえん)形のテーブルの長い辺の中央に座り、常任幹部約20人に新たな方針を示した。  「世界の王室は形式的に政治的権能を持っている。しかし日本は憲法で『天皇は政治的権能を有しない』と書いてある。君主制と言うわけにはいかない」  共産党は1961年綱領で君主制廃止を掲げていたが、天皇制容認への方針転換を明確化した。天皇制を巡る…

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渡辺謙、マツコ、村本…世間と権力に抗い勇気ある発言をした芸能人に捧ぐ「よく言った」大賞10位〜6位!

ランキング編集部 2017.01.02 リテラ http://lite-ra.com/2017/01/post-2823_4.html

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左・ケイダッシュ公式WEBサイト「所属者一覧」より/中・大竹しのぶ公式サイトより/右・ナチュラルエイトHPより
 芸能人が政治的なイシューにコミットすることをよしとしない空気は以前からあった。だが、この数年、安倍政権やネトウヨによるメディアへの圧力によって、その傾向はさらにエスカレートしている。
 政権批判や世間の空気に逆らう発言を少しでも口にしようものなら、「芸能人のくせに政治の話なんかするな」「
反日タレントをテレビに出すな」と総攻撃を受け、大炎上。テレビ局やスポンサーに抗議が殺到し、干し上げられてしまう。その結果、空気を読むのに長け、政権や強いものに媚を売るタレントばかりがテレビを席巻するようになった。
 しかし、そんな状況でも、おかしいことに「おかしい」とはっきり口にし続ける勇気ある芸能人、文化人も存在する。安倍政権による改憲の動きへの批判、
原発再稼働への警告、弱者叩きをするメディアへの違和感……。今年も意外な大物俳優やタレント、ミュージシャンの口から、ニュース番組さえ口にしなくなった真っ当な言葉が飛び出した。  だとしたら、リテラも、彼らにあの賞を贈らなければならない。そう。昨年から始めた「芸能人よく言った!大賞」だ。
 もちろん、リテラに表彰されてもありがた迷惑だということはわかっている。炎上が広がるだけだからよしてくれ、という人のほうが多いことも知っている。
 しかし、それでも勇気ある芸能人たちの名前を呼び、その発言を紹介し、讃えなければならない。そのことが、沈黙しているこの国の国民を勇気づけ、良識や正論を取り戻すきっかけになるかもしれないからだ。
 ということで、今年も迷惑覚悟でお届けしよう。「芸能人よく言った!大賞」まずは前編、10位から6位、そして特別賞から! 
★10位 マツコ・デラックス
世間は大評価の安倍マリオと小池百合子にいちゃもん! 久しぶりの毒舌にさすがの声
 テレビやCMに引っ張りだこで、すっかり毒のなくなったマツコ・デラックスだが、今年は久しぶりに辛口発言をぶっ放してくれた。
 そのひとつが『5時に夢中!』(TOKYO MX)で、リオデジャネイロ五輪の「安倍マリオ」を「突き抜けていないよね。恥ずかしいんだったらやるんじゃないよ! すぐ脱ぐんだったらやるな、断れって話。ヒゲもないし中途半端」と切り捨てたこと。
安倍批判をすれば、官邸から直接的に抗議を受けたり、応援団のネトウヨから一斉に電凸がかけられる状況、しかも、世間がマリオのパフォーマンスを大絶賛している中でのこの発言には、最近のマツコに物足りなさを感じていた往年のファンからも「さすが」という声が上がった。
 さらに、マツコの毒は、人気絶頂の小池百合子都知事にも向かった。都知事選翌日に放送された同番組で、のっけから「まあ、都知事なんて誰がやったって一緒ですからね」と斬り捨て、さらに司会のふかわりょうが「もしも都知事がゲストに来てくれたら」という話を振った際には、ニコリともせず「じゃあ、(私の出ていない)他の曜日にしていただけますか」と共演NGを叩き付けたのだ。
 ただ、惜しむらくは、こうした発言がTOKYO MXというローカル局の番組にとどまっていること。今年は、全国ネットの冠番組でもぜひぶちかましてもらいたいものだが…。
★ 9位 ウーマンラッシュアワー村本大輔ベッキーバッシングの空気に負けず擁護発言、スポンサー批判も! ゲス芸人の意外な真っ当さ  2016年、大きな話題になったベッキーの不倫騒動。彼女の不倫に対し、メディアは人格批判までする大バッシング状態に。本人のみならず、彼女を庇うような発言をした人間まで炎上に巻き込まれるという異常事態だったのは記憶に新しいが、そんななかウーマンラッシュアワーの村本大輔はベッキーを擁護。ツイッターでバッシングする人たちを〈死刑台を囲みはしゃぐ異常者のヒマ人おつかれっす〉と挑発した。
 また、不倫バッシングが起きた直後に彼女をCM降板させた企業に対しては〈使うだけ使って都合悪なったらいっせいに、逃げ出す企業。(中略)それこそマイナスイメージですよね〉とも発言。芸能人としては
自殺行為にもなり得るスポンサー批判まで行ったのだった。世間の尻馬に乗ってベッキーをここぞとばかりに攻撃した中田敦彦のような芸人と、村本のように世間の空気に抗ってベッキーを擁護しようとした芸人、本当に「ゲス」なのはどちらか。答えは言わずもがなである。 ★ 8位 みうらじゅん&宮藤官九郎
政治発言とは無縁のサブカル2人組がまさかの危機感表明!「
憲法を変えるとか勘弁して」
 政権が着実に日本を戦争ができる国へと変えようとするなか、それに抗うように多くの芸能人が平和を訴えているわけだが、ついにこの2人まで声をあげた。みうらじゅんと宮藤官九郎である。対談本『みうらじゅんと宮藤官九郎の世界全体会議』(集英社)のなかで、みうらは「最近、俺までが気づいちゃうほど、なんだかミョーに政治が不穏な感じするじゃないですか?」と発言し、さらにクドカンは「憲法を変えるとか、戦争できる国になるとかならないとか、ちょっと勘弁してほしいなって思います」と語った。
 みうらじゅんにせよクドカンにせよ、彼らは常に物事を違う視点から見てネタにし、茶化すことを続けてきた。もちろん、こんなに真正面から政治について語ったことなどない。そんな2人でさえここまで語るというのは、それだけいま、戦争がリアルに近づいているということでもある。そのことのヤバさを私たちは認識すべきだろう。
★7位 渡辺謙
国際派俳優が安保法制に続いて日本政府の核廃絶への消極姿勢に怒りのコメント
 唯一の被爆国である日本は、本来であれば核兵器の廃絶へ向けてリーダーシップを取っていくべきだが、残念ながら安倍政権はいま真逆の道を進んでいる。今年10月、国連総会第1委員会において「核兵器禁止条約」に向けた交渉を17年にスタートさせる決議が賛成多数で採決されたが、日本はこの議決に反対した。
 これを受けて〈核を持つ国に追従するだけで意見は無いのか。原爆だけでなく
原発でも核の恐ろしさを体験したこの国はどこへ行こうとしているのか、何を発信したいのか〉とツイートしたのが、国際派俳優の渡辺謙だった。
 渡辺は一昨年の安保法制のときもツイッターでこう訴えていた。
〈一人も兵士が戦死しないで70年を過ごしてきたこの国。どんな経緯で出来た
憲法であれ僕は世界に誇れると思う、戦争はしないんだと!〉(15年8月1日)
 海外で活動する渡辺だからこそ、日本国憲法の素晴らしさがよくわかるのだろう。渡辺にはこれからもグローバルな視点から、安倍政権の政治のヒドさを徹底的に批判し続けてもらいたい。
★6位 大竹しのぶ&明石家さんま
しのぶは「
戦後レジーム脱却」に反論、さんまも戦争加担批判…2人は反安倍でも息ぴったり
「戦後レジームからの脱却」といえば、安倍首相のスローガンだが、これに真っ向から反論したのが女優の大竹しのぶ。大竹は昨年2月、「しんぶん赤旗」のインタビューでこんな発言をした。
「『戦後』が続くことは、日本が戦争しないということだから。「『もう“戦後”じゃないんです』みたいな言葉には、危機感を覚えます」
 大竹は一昨年、山田洋次や是枝裕和、高畑勲ら世界的な監督や、吉永小百合や倍賞千恵子、野際陽子らといった俳優たちとともに安保法案反対アピールを行った。また、
朝日新聞の連載エッセイでは、参院での安保法案可決の数日前に国会前の反対集会に参加したことを明かし、こんなふうに綴っていた。
〈その中(抗議集会の参加者)の一人に、牧師さんがいらっしゃった。そして、聖書の言葉を引用して話された。平和を作りし者は幸いです、平和とは祈るだけではない、作るものなのだ、と。この声を、想いを、安倍首相はどのように思っているのか〉(2015年9月18日)
 今回の発言もそうした危機感の延長線上からできてきたものだと言っていいだろう。
 しかも、彼女の姿勢には元夫である明石家さんまも共感しているという話もある。政治的発言とは縁遠いイメージにあるさんまだが、14年の『さんまのまんま』で、「ぼくは昔、日本からアメリカに、戦争のためにアメリカに寄付するということがあったとき、さすがに怒って国税局に行ったんですよ(中略)俺は戦争のためとか、人殺しをアシストするために働いてるんじゃないって。そのために
税金を納めてるんじゃないって言いにいったんです」と語ったことがある。 ★特別賞 長渕剛
「騙されねぇぜワイドショー」 今回の長渕は『FNS歌謡祭』で  長渕の場合はお騒がせ発言だらけで、もはや何を言っても「よく言った」という感じではなくなってしまったが、それでも、昨年の『2016FNS歌謡祭 第1夜』(フジテレビ系)でのパフォーマンスはインパクトがあった。長渕はこの日、「乾杯」の本編に入る前に弾き語りをはじめたのだが、その中でこう歌ったのだ。
〈今日も
マスメディアの誰かが無責任な話ばかりしている
 正義のツラして知ったかぶりしてるやつの言うことに耳を傾けてる俺
 これ以上答えのねぇ話なんか聞きたかねぇ
 騙されねぇぜ
マスコミ
 騙されねぇぜヒットチャートランキング
 騙されねぇぜワイドショー〉
 フジテレビはこれに凍りつき、翌日、小倉智昭や坂上忍がコメントせざるをえない状況に追い込まれた。政権批判など一切せずに同調圧力を高めることしかしていないワイドショーを標的にした長渕。この効果的な一撃に、今回は特別賞を授与することにしよう。
………………………………………………………………………  ということで、芸能人「よく言った」大賞、10位から6位、そして特別賞を紹介したが、リテラの“勝手に表彰”はまだ続く。後編は、5位から2位、そしていよいよ大賞の発表だ。超大物女優やロッカー、司会者からいったいどんな勇気ある発言が飛び出したのか、そして誰が大賞を射止めたのか。楽しみに待っていてもらいたい。
編集部

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イノッチ、吉川晃司、水原希子も…政権批判や戦争反対を敢然と表明した「よく言った!」芸能人ベスト5、そして大賞は?

ランキング編集部 2017.01.02 リテラ http://lite-ra.com/2017/01/post-2824.html yokuitta2_170102.jpg
左・TBSラジオ『今晩は吉永小百合です』公式サイトより/中・吉川晃司オフィシャルWEBサイト「K2 NET CAST」より/右・NHK『あさイチ』番組サイトより
 少しでも大勢に抗い、政治的な発言をしようものならすぐに炎上、ネトウヨから総攻撃を受ける状況で、敢然と発言をした芸能人にリテラが勝手に贈る「よく言った!大賞」。先ほどは10位から6位、そして特別賞を発表したが、いよいよ5位から2位、そして大賞の発表だ。昨年、もっとも勇気ある発言をしたタレント、女優、アーティストは誰だ ★ 5位 井ノ原快彦
“安倍サマの
NHK“で『あさイチ』は頑張った! 叩かれても平和を主張し続けると決意表明
 テレビ番組が「平和」や「反戦」を訴えることすら「政治的偏向」と叩かれる時代。とくに厳しい状況におかれているのが、NHKだ。籾井会長の独裁支配で局内の上から下まで政権を忖度する空気が完全に出来上がり、政権のPR以外の報道ができなくなってしまった。
 ところが、そんななか『あさイチ』が8月4日、画期的な放送をした。「戦争はイヤだ」というテロップを大きく映し出し、「
憲法9条の改正が議論にあがるなかで現代の戦争を考えよう」といった内容の特集を放送したのだ。
 しかも、出演者たちもかなり踏み込んだ発言をしていた。とくに、井ノ原快彦は「いつ(戦争が)起きてもおかしくないっていうのを、もうちょっとリアルに想像できるかなって」「たとえば日本でひとつの流行が起こったときに、誰が止められるかっていえば、誰も止められないじゃないですか」と、今の状況に危機感を表明。
 さらに、NHK解説委員の柳澤秀夫が「右から左にきたものをそのまんま『こうですよ』って垂れ流すのは、ぼくらの仕事を果たしていないと思う」とNHKをはじめとする報道のありようを自己批判すると、井ノ原は有働由美子アナとともに、「叩かれてもいい」と、空気に流されずに主張し続けることを宣言した。
 “安倍サマのNHK”となった現在の同局でこうした内容の番組を放映し、こんな発言をしたというのは、高く評価されていいだろう。
 NHKは籾井勝人会長の退陣が決まったが、安倍政権による支配はさらに強まるとも言われている。井ノ原や有働にはこの宣言どおり、大きな流れにさからって、弱者や一般庶民によりそった番組づくりを続けていってほしい。
★4位 吉川晃司
CM契約切られても貫く安倍政権批判と反
原発の姿勢!「金や権力では黙らない」宣言も
「俺は現政権がでえっ嫌い」
 こう口火を切ったのは、ミュージシャンで俳優の吉川晃司だ。彼は「年金運用の失敗で5兆円損したとか、川内原発の周辺は地震が起きないとか言ってたけど、ふざけんなよ」とも語り、現在の政治状況への不満をぶちまけている。
 彼がこのような姿勢を表明したのはいまに始まった話ではない。実は、吉川晃司は一貫してこのような反骨の姿勢を貫いていた。東日本大
震災直後は石巻に出向いて瓦礫の撤去作業ボランティアに加わり、また、チャリティのために東京ドームでCOMPLEXの再結成ライブも行い、6億円以上の義援金を被災地に送っている。
 その後も、吉川は反原発のメッセージを送り続けており、「絶世の美女」という原発の危険性をテーマにした楽曲を書いたりもしてきた。そんなこともあり、「原発に関する発言をするなら契約はなし」とスポンサー企業から要請を受け、それに対して首を縦に振らなかったためCMの話がなくなったりもしたことがあったのだが、それでも吉川は「金や権力で人を黙らせようとするものに対しては、自分は絶対に「はい」とは言えません」と語り、自分の主張を貫いてきたのである。来年はどんなメッセージを我々に送ってくれるのか期待したい。
★3位 吉永小百合
安倍応援団の下劣な攻撃にも屈せず「
憲法擁護」の姿勢を貫いた大女優の気骨に拍手!
 一貫して反戦や平和のメッセージを送り、安保法制にも毅然と反対の姿勢を示した吉永小百合。今年は安倍応援団の下劣な攻撃にも晒された。
 安倍首相の御用評論家で、『NEWS23』(
TBS)への圧力で知られる報道圧力団体「視聴者の会」の事務局長も務める小川榮太郎が「正論」(産経新聞出版)で、こんないいがかりをつけてきたのだ。
〈あへて吉永さんに問ひたい、法案の意味や中身を知らずに、後から責任を取れないやうな出鱈目な批判をする事、またさういふ人達の先頭に立つて広告塔になる事は、貴女の女優としてのあり方や人としての信条に照らして、恥づかしい事ではないのですか〉。
「出鱈目」で「恥づかしい」のは安倍首相に著書を大量に買い上げしてもらい、その手先になって言論弾圧を仕掛けている小川のほうだろう、と言いたくなるが、そんな脅しに屈する吉永小百合ではなかった。
 吉永は終戦71年を迎える今年の夏、「戦争中は戦争反対と言うことすらできなかった」と母親から教わった思い出を振り返りつつ、「言えないってどういうことなんだろうと、その時には理解できなかった。けれど最近、母の言っていた意味がわかります。今の世の中を見ていると息苦しい感じがして」と語り、戦前と現在の状況を重ね合わせた。そして、「憲法9条はバイブルのように大切なもの。絶対に変えさせるわけにはいきません」と、護憲への強い思いを改めて主張したのだ。
 本来なら殿堂入りクラスの人であるが、卑劣な攻撃にも屈しなかったその気骨に敬意を表して
ランキングに入れさせてもらった。 ★2位 水原希子
炎上に屈せず堂々と靖国にNO!「戦争に断固反対している」のメッセージ
 炎上している芸能人に噛み付くネトウヨたちの卑劣な言葉は口にするのもはばかられるが、今年最もひどい攻撃を受けたのはモデルの水原希子だろう。
 今夏、彼女が靖国神社に参拝していたり、旭日旗を背景にポーズをとっている
写真が出回っているとして中国国内で炎上。水原はそれを説明する動画を配信したわけだが、これに対し、今度は日本のネトウヨが反応。アメリカ人の父と在日韓国人の母との間に生まれた出自をあげるなど、ヘイトスピーチを水原に浴びせたのだ。
 しかし、水原が配信したその動画で語っていた言葉は毅然としたものだった。
「まず第一に、私は世界平和を支持し、戦争に断固反対するものです」
 水原はこう語ってから、彼女が靖国神社に参拝しているとされる写真を取り出し、「写っているのは絶対に私ではない」と否定した。ようするに、戦争に断固反対しているから軍国主義の象徴である靖国神社に参拝するはずがない、と堂々と表明していたのだ。
 水原はさらに自分の出自も明かしたうえで、こう語っていた。
「私は多様な文化を背景にもっていて、そのために異なる文化の人々に触れて互いを尊重することを学び、世界中に友だちをつくることができました。私は自分自身を地球市民だと思っています」
「お互いがもっと理解しあうこと、そして愛と平和が私たちをつなげ、世界をよりよき場所にするだろうということを」
 ひたすら人種的な偏見や国家主義にとらわれて批判する両国のネット民に比べ、水原のこの態度はどうだろうか。偏狭な排外主義や差別思想は、残念ながら来年もますます進んでいくだろうが、本サイトは、誰がなんと言おうが、個として立ち、平和を希求し続ける彼女のことをこれからも擁護し続けたい。
★ 大賞 大橋巨泉
安倍晋三に一泡吹かせて下さい」死の一週間前に命を削って発したこの言葉が文句なしの大賞!
 今年の大賞はやはり、7月12日、82歳で亡くなった大橋巨泉以外にないだろう。安倍政権誕生直後から、一貫して、安倍首相の危険性、憲法改正の恐ろしさを訴えてきた巨泉だが、死のわずか数週間前、体調不良を理由に最終回を迎えた「週刊現代」の連載にこう綴った。
〈今のボクにはこれ以上の体力も気力もありません。だが今も恐ろしい事や情けない事、恥知らずな事が連日報道されている。書きたい事や言いたい事は山ほどあるのだが、許して下さい。しかしこのままでは死んでも死にきれないので、最後の遺言として一つだけは書いておきたい。安倍晋三の野望は恐ろしいものです。
選挙民をナメている安倍晋三に一泡吹かせて下さい。7月の参院選挙、野党に投票して下さい。最後のお願いです〉  まさに、最後の気力ふりしぼった遺言だったが、しかし、ワイドショーやニュース番組はこの巨泉氏の言葉をことごとく無視。ベテラン司会者としての仕事を紹介するに留め、『報道ステーション』(テレビ朝日)でさえ最後のコラムの〈今も恐ろしい事や情けない事、恥知らずなことが連日報道されている〉という部分までしか紹介しなかった。安倍首相について言及した部分まで報じたのは、『NEWS23』(TBS)だけだった。
 今年、安倍首相はいよいよ本格的に
憲法改正に乗り出すだろう。そのときこそ私たちは「安倍晋三に一泡吹かせて下さい」という巨泉のメッセージに応える必要がある。そうした意味もこめて、大賞は大橋巨泉に捧げたい。 ………………………………………………………………………  いかがだったろうか。芸能人「よく言った」大賞。その発言の背景や内容を知れば、このランキングに名前を連ねた芸能人や文化人たちがいかに勇気ある言動をしたか、がわかるはずだ
 今後、メディアで政権批判をすることはさらに困難になり、同調圧力もますます強まっていくだろう。それでも、芸能人、タレント、アーティストの皆さんはぜひ、その圧力に負けずに声を出し続けて欲しい。あなたたちの言葉のひとつひとつがこの国を覆う閉塞状況を切り裂き、言論の自由を取り戻す第一歩となる。そのことを忘れないでほしい。
編集部

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日本経済にも重大影響 自由貿易・カジノ資本主義の行く末

2017年1月2日 日刊ゲンダイ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/196716
新自由主義の限界が見えた(C)日刊ゲンダイ 
新自由主義の限界が見えた(C)日刊ゲンダイ
 英国のEU離脱とトランプ米大統領の誕生。
2016年に世界を驚かせた2つの「まさか」を生んだのは、グローバル化への民衆の蜂起だ。ヒト、モノ、カネが自由に国境を飛び交う時代に蔓延したのが、会社は株主のものという考えだ。
 株主への貢献こそ会社の使命。株主還元を増やせば株価も上がる。それをテコにM&Aを仕掛ければ欲しい技術も簡単に手に入る。
研究開発に時間やカネをかける企業は愚かで、短期に利益を稼ぐ金融マンがチヤホヤされる目先の利益のみ求めるイビツな発想に世界は支配されていった。
 市場任せのゼロサムゲームはまさにカジノ資本主義ゲームに参加できるのは1%の富裕層のみ。モノを作り、新たな価値を生み出す企業が消えれば、実体経済のパイは広がらず、99%は外からの安い労働力に雇用を奪われる
 そうした「新自由主義」の限界が見えたのが2016年だった。
このまま、世界が反グローバルの『古い閉じた経済』に傾斜していけば、日本が最も重大な影響を受けるのは間違いない。
なぜならこれまで日本ほどグローバル化の恩恵を受けた国はないからです。安価で豊富な労働力を新興国に求め、国内の製造拠点を次々に移転。こうしてコスト削減と人員リストラを徹底させ、バブル後の混迷を抜け出した。この先は発想を大転換しないと、逆流にのみ込まれます」(エコノミスト・高橋乗宣氏)
 市場頼みのアベノミクスは欧米型のカジノ資本主義そのもの。国民は安倍政権が続く限り、この国の経済に未来はないと覚悟すべきだ。

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Astronomy Picture of the Day


Discover the cosmos! 2017 January 2 See Explanation.  Clicking on the picture will download
 the highest resolution version available. Comet 45P Returns (彗星45P【Comet 45P/Honda–Mrkos–Pajdušáková】が帰ってきた)

Image Credit & Copyright: Fritz Helmut Hemmerich

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妻純子の状況:

サチレーション100、ハートレート80±10、体温35.5℃で安定中。

他は、変化なし。

年末に帰省していた長女、午前中に離北、しかし、スカイプで、次女夫婦と孫娘と家族全員で会話、新しい年を迎えた。

・・・・・本日は、これまで・・・・・

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