2012年2月23日木曜日

福島第一:米、初動から危機感 NRC、原発事故後の記録公表 日米に温度差/この違いは、なんなのだ! ※ 辺野古回帰で首相に説明要求へ 沖縄知事が表明  ※ 大阪市:市職員調査の中断を勧告…大阪府労委

木村建一@hosinoojisan

福島第一:米、初動から危機感 NRC、原発事故後の記録公表

日米に温度差/この違いは、なんなのだ!

辺野古回帰で首相に説明要求へ 沖縄知事が表明

大阪市:市職員調査の中断を勧告…大阪府労委



アメリカのNRC(米原子力規制委員会)が、福島原発事故に関わる詳細な議事録を公表した。

日本の原子力委員会等の議事録公表なしの姿勢とは、全く、対応が違っている。

私は、昨年の事故発生以降、東電や政府の対応は、事故隠しの構造だと一貫して指摘してきたが、今でもそう思っている。

官僚主導の政治にあっては「官僚」が、責任追及されないために詳細な『議事録』あるいは、それ以上の「情報」を記録して、保管していることは、常識である。

それを隠避し、国民に知らせないことが、「御上」思想であり、今回は、自らの責任問題に発展することを恐れて「隠避」したと言って良いであろう。

そういう点では、日本の政治構造、民主主義的思想が十分理解されず、欠落していると言えよう。

併せて、「危機管理」問題にも、重大な欠陥があることが判明したと言って良いだろう。

これでは、国際政治で活躍することは困難、例えば、大阪市長の橋下や名古屋市長のやり口、幼稚すぎてすぐ挫折すると思われる。

国内政治にせよ、国際政治にせよ、「不一致点」を強調すれば、闘争(国際的には戦争)せざるを得なくなることは、古今東西の歴史的教訓である。

こんなこともわからない政治家を持ち上げるマスメディアや知識人では、日本を破綻させるだけである。

言葉を変えれば、マスメディアに登場する、自称政治評論家や学者の政治感覚が「0」であると言っておこう。

以上雑感。

☆☆☆

この違いは、なんなのだ!

議事録が語る原発事故の10日間

(2月22日 21:25更新) NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/0222.html
アメリカ原子力規制委員会は東京電力福島第一原子力発電所の事故発生直後の委員会内部のやり取りを記録した議事録を公表しました。
事故の発生から10日間にわたる委員会内部のやり取りが詳細に記録された資料は、全部で3000ページ以上。
その内容は「メルトダウン」「水だ、水だ、水だ」など、関係者の当時の危機感が伝わってきます。
議事録から、アメリカ当局が事故発生の5日後には、3つの原子炉がメルトダウンする最悪の事態を想定して避難などの対応を検討していたことが分かりました。

生々しい電話のやりとりも

今回、議事録と合わせて、事故発生直後の電話会議のやり取りを録音した音声も公開されました。
内容の一部を文字と音声でご紹介します。(音声省略)

<米原子力規制委員会幹部>
「ウィーン駐在の大使から公電が送られてきた。憂慮すべき文言だが引用する。IAEA=国際原子力機関によると地震によって福島第一原発2号機で電源が喪失している。原子炉を冷却する水の供給ができなくなっている
<安全システム担当者>
「3つの原発で外部電源を失っている。いまだに電源回復の見通しはないようだ」
「うちの原子炉安全チームのメンバーを確認しよう。とにかく電話だ」
誰かを飛行機に乗せよう」
「もちろんだ」
「では、進めよう。結果が出たら教えてくれ」
「線量計を用意しよう」

原発事故を独自に分析したアメリカ

ニュース画像
公表された3000ページ以上にわたる議事録には、アメリカ当局が事故の発生直後から独自に情報の収集や分析に努め、対応を検討した経緯が詳細に記されています。
議事録からアメリカ当局が事故後早い段階で、最悪の事態を想定して避難などの対応を検討していたことが明らかになりました。

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事故から5日後の3月16日の議事録でヤツコ委員長は「現時点で考えられる最悪のシナリオ、それは3つの原子炉がメルトダウンを起こすことです。 圧力容器が破壊され、放射能が漏れ出すかもしれません。そして、6つの使用済み燃料プールで火災が発生するおそれもあります」と発言していました。
またボーチャード事務局長も「同じ事態がアメリカ国内で発生すれば、原発から50マイル以内には避難勧告を出すのが妥当だと思われます」と発言していました。

日米で食い違う判断

このとき日本政府が福島第一原発の付近の住民に出していたのは半径20キロ圏内の避難指示と20キロから30キロ圏の屋内退避指示でした。
これに対し、アメリカ当局は、少なくとも1つの原子炉がメルトダウンしているという分析を基に「原発から50マイル=80キロ以内の避難勧告を決めた」とし、さらに2つの原子炉もメルトダウンするような事態に陥れば「さらなる対応が必要になる」として、最悪の事態を想定して避難などの対応を検討していました。

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避難の対応を巡っては「風が東京に向けて吹き続けた場合、その影響はどうなるのか」「現時点では80キロが妥当だと思うが、見通しは不透明で、今後、範囲を拡大する必要性もあるかもしれない」というやり取りもありました。
さらに、議事録にはアメリカが独自に情報収集を進めていた様子も残されています。
13日の委員会には、原発から185キロ離れたところにいた空母「ロナルド・レーガン」から重大な情報が寄せられていました。
議事録には「空母で通常より高い放射線量が検出されました」「185キロ離れた場所で通常の30倍もの放射線が検出されました」「事故の規模は想定より相当大きいことになります」といった情報が記載されています。

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事故対応に見える日米危機意識の違い

議事録からは事故後の対応を巡って日米の間で危機意識に差があったことも伺えます。
事故発生から6日後。
水素爆発が起きた3号機と4号機では、使用済み燃料プールの温度が上昇したため陸と空から冷却のための水が注入されました。

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実はアメリカ側は事故発生の翌日という早い段階から燃料プールの状況を懸念していました。
画像を詳しく解析した結果原子炉建屋に壁がなく、燃料プールがむき出しの状態になっていることが分かったからです。
一方日本は、事故発生の翌日は1号機の爆発の状況確認に追われて燃料プールの状況に関する国や東京電力の説明は一切ありませんでした。
東京電力が3、4号機のプールで冷却が行われていないことを初めて明らかにしたのは15日になってからでした。
委員会の16日の議事録には次のような発言が残されています。

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「日本側はわれわれに燃料プールを冷やす方法について助言を求めています。日本側の誰かは『砂を入れてはどうか』と聞いてきました。しかし私たちにとっては答えは明白です。『水だ、水だ、水だ』」
燃料プールへの注水はアメリカ側が燃料プールへの懸念を示してから5日たったあとでした。

議事録を残すアメリカ、残さない日本

今回公表された議事録で印象的なのは、非常に詳細に記録されていることです。
例えば、3月15日の議事録は、ある関係者が「重大な事態が起きなければひと休みしてください」とヤツコ委員長に話しかけます。
これにヤツコ委員長が「分かった」と応じています。
こうした細かいやり取りの一つ一つまできちんと記されています。

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アメリカでは、1950年に施行された「連邦記録法」という法律で公文書の保存や管理を定めていて政府機関の会議などのやり取りは議事録として残すことになっています。
最近では、オバマ大統領がインターネットのツイッターでつぶやいた内容も保存の対象となるなど、時代に合わせ公文書の保存を徹底して行ってきました。
一方の日本は、福島第一原発の事故を巡っては、政府の「原子力災害対策本部」の議事録が作成されていなかったことが先月分かりました

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公文書管理法では、政府の意思決定の過程を検証できるようにするため重要な会議の記録を残すよう定めています。
しかし、「原子力災害対策本部」を含め東日本大震災に関連する政府の重要会議のうち合わせて10の会議で議事録が作成されていませんでした
22日の記者会見で、藤村官房長官は「日本の議事録がなかったのは、震災直後の緊急事態にあったことや、記録を残すという認識が不十分であったためではあるが、誠に遺憾なことだ。事故直後の政府の意思決定の過程や実績が把握できる文書の作成は、国民への説明義務を果たすためにも極めて重要であり、今月中には、資料をきちんと整理し、公表をしたい」と述べました。
専門家は「今後は、きっちりと記録を残したうえで、情報の公開も進め、国民に対する責任を果たすことが重要だ」と指摘しています。

☆☆☆☆☆☆

米専門家官邸常駐拒否にいら立つ 原発事故、意思疎通に10日

2012/02/22 20:42 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201202/CN2012022201001851.html

 米原子力規制委員会のチャールズ・カストー氏
 東京電力福島第1原発事故で、米原子力規制委員会(NRC)が日本に派遣した専門家の首相官邸常駐を日本側が断り、情報不足に苦しむ米側が「フラストレーション(いら立ち)」を募らせた。専門家チームの責任者だったチャールズ・カストー氏が22日までに共同通信の電話インタビューに応じ、事故発生後、日米の意思疎通が順調になるまで10日間を要したなどと語った。
 官邸常駐をめぐる対立は、国家の威信を懸けて事故対応を進めたい日本側と、自国民保護のため情報収集を急いだ米側の綱引きがあったとみられる。
 米側は原発から北西方向38キロに放射性雲の到達可能性を予測していたという。

☆☆☆

 よくこんな姿勢で、「絶対安全」が主張できたものだ。言っとくが、「絶対」はあり得ないのだ!・・・・これ、企業の「安全問題」対応の鉄則

「備え、考えが不足」=過酷事故対策で初会合-保安院

(2012/02/22-19:06) JIJICOM
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2012022200853
 東京電力福島第1原発事故で問題になったシビアアクシデント(過酷事故)対策について、経済産業省原子力安全・保安院は22日、法規制に向けた課題を議論する意見聴取会の初会合を開いた。保安院の安井正也審議官は冒頭、「事故を防げなかったのは大いに反省している。過酷事故への備えや考えが不足していたことは否定できない」と述べた。意見聴取会は3月末までに規制の方針をまとめる。
過酷事故対策は電力会社の自主的対応とされてきたが、福島第1原発事故を受けて見直しが決定。今国会に提出された原子炉等規制法改正案では、法規制の対象となっている。

☆☆☆

野田政権は、日米政治利権屋から手をきれ

沖縄県民の「県外」は正論!

辺野古回帰で首相に説明要求へ 沖縄知事が表明

2012/02/22 20:42 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201202/CN2012022201002043.html
 沖縄県の仲井真弘多知事は22日、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設問題で、県外移設を模索した民主党政権が名護市辺野古への県内移設計画に回帰した理由について、26、27両日に沖縄を訪問する予定の野田佳彦首相から説明を求めたいとの考えを表明した。
 県議会の代表質問に対する答弁。「民主党が示した県外移設の方針が、自公政権(と同じ辺野古)に回帰したことについて、納得がいく説明を首相に求めるべきだとの質問だが、私も説明を求めたいと思う」と述べた。
 知事は、普天間の移設先について「ずっと県外だと言い続けてきた」と強調。

☆☆☆

米法人税28%に下げ、雇用拡大促す
 優遇措置は縮小
税体系を簡素化、改革案を発表へ
2012/2/23 0:01 日経新聞
 【ワシントン=御調昌邦】オバマ米政権は22日発表する法人税改革案で、国際的に高水準にある連邦の最高税率を現行の35%から28%に引き下げると提案する。米財務省関係者が同日、明らかにした。税制優遇措置を大幅に縮小することで財源を確保する。簡素な税体系に改革することで、新規企業などの参入を促し、雇用拡大につなげる狙いだ。ただ、年内の法制化は困難との見方が多く、11月の大統領選を意識した発表と受け止められている。
 経済協力開発機構(OECD)によると、現行では連邦法人税率に州の課税分などを合わせた実効税率は39.2%で、加盟国の中で日本(39.5%)とともに最も高い水準。ただ、日本は4月から復興増税分を除けば35%台に下がる。
 今回の改革案では米国内の製造業への税率を25%以下に抑えることを盛り込む見込み。米企業が国外で稼いだ利益に対して課税することを打ち出すとみられる。
 一方で特定業界などへの優遇税制を大胆に廃止・削減する方針を掲げる。一部の業界は優遇税制を活用し、実質的に税負担を軽減しており、適切な負担を求める。法人税全体では税収規模を大きく変えない方向で法人税率の引き下げを財政赤字の拡大につなげないように配慮する。
 法人税改革は米大統領選の争点の一つとなっており、共和党で大統領候補を争うロムニー前マサチューセッツ州知事は最高税率の25%への引き下げを主張している。選挙戦を控え、与野党の政治的な思惑や各業界のロビー活動も複雑に絡んでおり、大統領選前に法案が成立する可能性はほとんどなさそうだ。

☆☆☆

捜査報告書、聴取直後に作成か=弁護側「虚偽証言の可能性」-陸山会事件

(2012/02/22-21:01) JIJICOM
 民主党元代表小沢一郎被告(69)の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件で、元秘書の石川知裕衆院議員(38)の取り調べ担当検事が虚偽記載をした捜査報告書は、石川議員への事情聴取当日に作成された可能性が高いことが22日、報告書の記載内容から明らかになった。検事は小沢被告の公判で「聴取後、何日かかけて作成したため、記憶が混同した」と証言していた。
この報告書の内容が、聴取の2日後に上司の東京地検特捜部副部長が作成した別の報告書に引用されていることも判明。弁護側は「検事が虚偽証言した可能性がある」として、副部長作成の報告書を新たに証拠請求することを検討している。

☆☆☆

大阪市:市職員調査の中断を勧告…大阪府労委

毎日新聞 2012年2月23日 1時00分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20120223k0000m040099000c.html
 大阪市が全職員(消防職員らを除く)に回答を義務付けた政治・組合活動に関するアンケートで、大阪府労働委員会は22日、アンケートが不当労働行為に当たるかどうか判断を下すまでの間、中断するよう市に勧告した。
 市労働組合連合会は13日にアンケートの中止などを求め府労委に救済を申し立てた。審査に時間がかかるため、民事訴訟の仮処分にあたる「実効確保の措置」も申し立てた。
 府労委は勧告書で、アンケートにあった組合加入の有無を尋ねる質問などが、過去の判例や労働委の命令に照らして、不当労働行為の「(市の組合に対する)支配介入に該当する恐れがある」と指摘。市が業務命令で回答を義務付けていることから「調査が続行されれば救済の基礎が失われ、労使紛争が拡大する恐れがある」と判断した。【原田啓之】

☆☆☆

大阪市:職員メール調査「150人分で終了」市顧問弁護士

毎日新聞 2012年2月23日 1時03分(最終更新 2月23日 1時15分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20120223k0000m040100000c.html
 大阪市が職員の内部メールの調査を始めた問題で、調査リーダーで市特別顧問の野村修也弁護士は22日、取材に応じ、既にデータを入手している約150人分のみで調査を終了すると表明した。職員の地方公務員法(職務専念義務)違反の解明が調査目的と主張するが、メールを提供した市側は「労使関係の問題」、橋下徹市長は「組合・政治活動の解明」と食い違っている。十分な意思疎通もないまま、内部メールを開示した市の情報管理の在り方が問われそうだ。
 野村氏によると、メール調査は内部告発に基づくもので、特定の幹部職員の職務専念義務違反や、禁止されている私的なメールの利用を調べるためとしている。【茶谷亮】

☆☆☆

日本首位に 自力での五輪出場も

2月23日2時53分 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120223/t10013220641000.html
サッカー男子のロンドンオリンピックアジア最終予選で、23歳以下の日本代表は、22日、マレーシアに4対0で快勝しました。
このあとの試合でライバルのシリアが敗れたため、日本は再びグループの首位に立ち、日本は次のバーレーン戦に勝つか引き分ければ、5大会連続のオリンピック出場が決まります。

22日、アウェーでマレーシアと対戦した日本は、序盤は連係にミスが出たものの、中盤でボールを奪って積極的にゴールを狙う姿勢を見せ、前半35分に酒井宏樹選手がゴールを決めて先制しました。
さらに前半44分には、フリーキックから大迫勇也選手が頭で合わせて、この予選で初ゴールを奪いました。
後半も攻めた日本は、10分には原口元気選手が3点目を挙げ、さらにその5分後には、初先発の齋藤学選手が、こぼれ球を押し込んで、突き放しました。
日本は、前回は守りを固めるマレーシアに2得点にとどまりましたが、今回は、攻撃陣の主力3人をけがで欠くなか、サイドからの攻撃やミドルシュートを積極的に打つなど、幅のある攻撃で得点を重ね、4対0で快勝しました。
日本はこれで4勝1敗とし、勝ち点を12に伸ばしました。
このあと行われた同じグループCのもう1試合で、日本のライバルとなっていたシリアが2対1でバーレーンに敗れ、シリアの勝ち点は9のままとなりました。
この結果、日本が勝ち点でシリアを上回って、再び首位に立ち、自力でのオリンピックの出場権獲得が復活しました。
日本は来月14日にホームで行われる最終戦のバーレーン戦に、勝つか引き分ければ、シリアの最終戦の結果に関係なく、グループの首位が確定し、5大会連続のオリンピック出場が決まります。

☆☆☆

天体ショー:トリプル「金」に期待高まる 観察グラス好調

2012年2月22日 14時39分 更新:2月22日 16時10分
北マリアナ諸島のテニアン島で見られた金環日食。空に浮かんだ金のリングは神秘的で美しい=2002年6月11日、鮫島弘樹撮影
北マリアナ諸島のテニアン島で見られた金環日食。空に浮かんだ金のリングは神秘的で美しい=2002年6月11日、鮫島弘樹撮影

 太陽がリング状に輝く「金環日食」(5月21日)を皮切りに、今年は「金」のつく天文現象が目白押しだ。金星が太陽の前を通過する「金星の太陽面通過」(6月6日)▽金星が月に隠れる「金星食」(8月14日)を国内で楽しめる。天文ファンは「盆と正月がいっぺんに来たような当たり年」と「トリプル金」に期待を寄せる。【斎藤広子】
 金環日食は、太陽、月、地球がほぼ一直線上に並び、地球からは、太陽の中央が月に隠され、縁の部分だけが金色のリングのように輝いて見える現象。国内では87年9月に沖縄で観測されて以来25年ぶり。
 金環日食が観測可能なのは、鹿児島県南部から福島県南部にかけてで、8000万人以上が暮らしている。国立天文台(東京都三鷹市)によると日本でこれほど広い範囲で金環日食が観測できるのは実に932年ぶりのこと。その他の地域でも大きく太陽が欠ける部分日食が見られる。
 5月21日は月曜日だが、太陽がリング状になるのは午前7時半前後で、国立天文台の片山真人暦計算室長は「かなりの人が自宅にいながら楽しめるのでは」とみる。
 天文ファンのお天気キャスター、天達武史さん(36)=日本気象協会所属=は「三つの天体現象はどれも一生のうち一度見られるかどうかという貴重な天体の神秘。それがこの1年間に起きるなんて、本当にこの時代に生きていて良かった」と「当たり年」の楽しみを語る。海外も含めこれまで3回金環日食を観測した月刊星ナビの川口雅也さん(52)も「太陽がじわじわと欠けていく様子を見ていると、月が確かに地球の周りを回っていることや、そのスピードを体感できます」と話す。ちなみに次回日本で観測できるのは2030年の北海道だ。
 一方、「金星の太陽面通過」は、金星が真っ黒な点となって太陽の前を横切る現象。こちらも、日本では次回は100年以上先というから見逃せない。「金星食」では、未明の東の空で金星が月に隠され、再び現れる様子が見られる。
 ただし観測には注意も必要だ。強力な太陽光で目を痛める危険があるため、どんなに太陽が欠けた状態でも太陽を直視してはいけない。日食観察グラスが必要で、色つき下敷きやサングラスを代わりに使うのもダメだ。
 関心の高さを反映し、日食観察グラスの売れ行きは今から好調だ。09年の皆既日食で日食観察グラス70万枚を完売した光学機器メーカー「ビクセン」(埼玉県所沢市)の営業担当者は「昨年末から日食観察グラスが売れている。これをきっかけに、天体観測に興味をもつ人が増えてほしい」と期待する。今回は、倍以上の計150万枚を製造予定だ。
 天文教育普及研究会の調べでは、09年の皆既日食では曇り空だからと裸眼で太陽を観察したり、カメラのファインダーをのぞき「目の奥が痛い」などと訴えた人が14人にのぼった。研究者や教育関係者らでつくる2012年金環日食日本委員会の大西浩次副委員長は「太陽の光は強力で、観察には危険が伴う。貴重な機会を万全の準備で楽しんで」と注意を呼びかける。
 もう一つ気になるのはお天気。天達さんによると、金環日食の5月21日は梅雨入り前に一時的に天気がぐずつく「走り梅雨」の時期だが、東京や静岡などでは21日だけが前後に比べて晴天率が高く、約60%という。天達さんは「この日だけ高いなんて運命的。でも当日の予報は責任重大なので、今から緊張しています」と話す。

注)福岡では、残念ながら、部分食で、金環食は見られません

食の開始時間は、6時16分頃、最大食分は、7時25分頃、食の終わりは、8時46分です。

金環食を見たければ、鹿児島に行くとよいでしょう。

鹿児島の食の始まりは、6時13分頃、金環食は、7時20分~7時24分まで、食の終わりは、8時42分頃です。

詳しくは、アストロアーツさんの下記URLで確認ください。

http://www.astroarts.co.jp/special/20120521solar_eclipse/itsudoko-j.shtml

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A Sheep in Wolf-Rayet's Clothing
http://www.nasa.gov/mission_pages/hubble/science/hen3-1333.html
02.17.12


Credit: ESA/Hubble & NASA

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妻純子、順調。

本日は、何故か、一日中、ウトウトしていた。日常的な睡眠不足の影響か?はたまた、加齢に伴う体調の変化なのか?

まあ、注意したことに越したことはないだろう。

・・・・・本日は、これまで・・・・・

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