2012年5月27日日曜日

自社原子炉 自ら耐性試験 “お手盛り”安全評価-大飯原発・・三菱重工 ※4号機 取材記者が見たものは・・・※ 廃炉作業阻むがれき 福島4号機・建屋内部を初公開 ※維新政治塾「受講生」を面接 「金の話ばかり」の声も

木村建一@hosinoojisan



自社原子炉 自ら耐性試験 “お手盛り”安全評価-大飯原発・・三菱重工

4号機 取材記者が見たものは・・・

廃炉作業阻むがれき 福島4号機・建屋内部を初公開

維新政治塾「受講生」を面接 「金の話ばかり」の声も



福島原発4号機の内部被害写真が公開されたが、大変ひどいものである。欧米の科学者が「崩壊」を危惧するのも当然と言えよう。

一日も早く、使用済み燃料を移動することが望まれる。

本日は、これに尽きる。

しんぶん赤旗が、ストレステストの問題で、重要なことを明らかにしている。

原発作成者が、自らストレステストを行って、「お手盛り安全宣言」をしているとの報道である。

これは、大変問題があると言っておこう。

以上、雑感。



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4号機 取材記者が見たものは

5月26日 23時42分 NHK

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120526/k10015399931000.html

4号機 取材記者が見たものは
福島第一原発4号機の建屋内部には記者とカメラマンの代表4人が入り、およそ30分間にわたって取材しました。
代表取材を終えた記者は「東京電力が公開した写真や動画を何度も見てきたが、近くで目の当たりにするとまったく衝撃度が違った」と感想を語ったということです。

地下1階、地上5階の原子炉建屋は、地上から見上げても4階と5階の壁が爆発で吹き飛んだ様子が分かり、配線や配管、鉄骨が四方八方にぶら下がっていました。
建屋に入る前の放射線量は1時間当たり120マイクロシーベルト、僅か9時間で一般の人が1年間に浴びても差し支えないとされる限度の1ミリシーベルトに達する値です。
最初に見たのは建屋の1階です。
中は薄暗く、コンクリート片がところどころに散乱していました。
出入り口のすぐ右側に5階まで続く吹き抜けがあり、仮設の階段が設置されていました。
階段は人が肩をすぼめて通れるくらいの幅で、天井は低く、何度も頭をぶつけながら上がっていきました。
1階の放射線量は最高で1時間当たり50ミリシーベルトでした。

2階では“急いで通りすぎて”
2階に上がり、配管やバルブなどが密集した通路を進んでいくと、誰かの線量計が鳴って「500マイクロシーベルト」と声がかかり、東京電力の社員が「急いで通り過ぎてください」と呼びかけました。
通路の先に案内されると、そこには、爆発で壊れた建屋の耐震性を高めるため、燃料プールの底に鋼鉄製の支柱を設置し、周りをコンクリートで固めた壁がありました
このあたりは東京電力の点検で「1ミリを超えるひびはなかった」とされる部分で、実際に目で見たかぎりでは、ひびや亀裂のようなものは確認できなかったということです。
3階を通過し4階まで上がると一気に明るくなり、視界が開けました。
海側の壁が一面ありませんでした。
4階は水素爆発があったとされる階ですが、がれきの撤去は進んでおらず、ほぼ爆発当時のままだということで、配管が激しく曲がり、鉄骨もアメのように曲がってさび付いていました。
3階と4階にあるプールを覆うクリーム色の壁には大きな傷は見えなかったということです。

水中の燃料は確認できず
最後に最上階の5階に上がりました。
階段から床に降りるとすぐ手前に、白いシートに覆われた使用済み燃料プールが確認できました。
プールの水面を監視するカメラが設置されている場所はシートがなく、水面が見えましたが、黒くよどんで透明度が悪く、水中にある燃料は確認することはできませんでした。
プールの周辺のがれきは比較的片づけられていましたが、3号機がある北側は放射線量が高く、あまり手がつけられていない状態で、放射線量は1時間当たり330マイクロシーベルトでした。
代表取材を終えた記者の感想は、「東京電力が公開した写真や動画を何度も見てきたが、近くで目の当たりにすると、まったく衝撃度が違った」ということです。
今回建屋内部の取材をした4人の放射線量は、90マイクロシーベルトから110マイクロシーベルトでした。

☆☆☆

三菱重工 大飯原発

自社原子炉 自ら耐性試験 “お手盛り”安全評価

2012年5月19日(土) しんぶん赤旗
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-05-19/2012051901_01_1.html

 政府が再稼働を急ぐ関西電力大飯原発3、4号機の安全性を評価したストレステスト(耐性試験)の作業を、同原発の原子炉を製造した三菱重工業が行っていたことが18日、本紙の取材で判明しました。同社はその他の原発のストレステストにもかかわっています。客観的に行われるべき安全評価が、第三者機関ではなく原子炉製造メーカーによって行われている実態は、審査体制の欠陥と“お手盛り”ぶりを示しています。
 三菱重工は、加圧水型原子力発電(PWR)のメーカーとして、国内の原子炉24基の製造にかかわっています。関西電力をはじめ四国電力、北海道電力、九州電力、日本原電の5社への納入実績があります。
 ストレステストをめぐっては、三菱重工が製造した関電大飯原発3、4号機の1次評価はすでに昨年中に国に提出されています。1次評価は、コンピューター分析によって、原子炉や周辺機器が設計上の想定を超える地震や津波に対して、どれだけ耐えられるかを調べます。
 三菱重工は、昨年7月、政府がストレステストの実施を表明すると、原子力事業本部内にストレステスト実施のための「安全高度化対策推進室」を新設することを決めています。
 本紙の取材に三菱重工の担当者は、原子炉納入先の各電力会社からの委託で同社がテスト作業を行った事実を認めました。
 同社がテスト作業を受注した具体的件数については「ストレステストは枝野幸男経済産業相の肝いりで行われているもの。詳しい内容は、経産省に問い合わせてほしい」と説明を拒否しました。
 経産省原子力安全・保安院の担当者は「大飯3、4号機については三菱重工が行ったと聞いている」と認めました。
 また原子炉製造メーカーがテスト作業を行ったことについては「ストレステストの結果を提出するのはあくまで電力会社。設計を担当したメーカーが行ったところもあると聞くが、誰に委託するかは電力会社内部で決めること。こちらが、製造メーカーによる解析を求めたり、決めているわけではない」としています。
 ストレステストの作業を担う三菱重工ですが、同社の大宮英明社長は新聞のインタビューに応じ、「新設がなくても、安全を高めるための定期点検などで、ある程度のビジネスは成立しうる」と本音を強調。「原子炉の安全性を高め、(国民の)コンセンサスを得た上で稼働していくことが望ましい」と原発再稼働への期待を表明しています。(「朝日」11日付)
 原発の利益に群がり、原発推進の立場に立った同社が、安全評価を行うことが適切なのか、厳しく問われます。(矢野昌弘)
図

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ひしゃげた鉄骨、崩れた1メートルの壁…廃炉作業は始まったばかり

2012.5.26 21:16  産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120526/trd12052621190012-n1.htm
福島第一原発4号機のオペフロ(5階)から見た3号機、2号機=26日午後1時54分、福島県大熊町(代表撮影)
福島第一原発4号機のオペフロ(5階)から見た3号機、2号機=26日午後1時54分、福島県大熊町(代表撮影)
 初めて報道陣に建屋内部が公開された福島第1原発4号機。内部では鉄骨があめのようにひしゃげ、幅約1メートルの壁が崩れるなど、信じられないような光景が広がっていた。がれきの撤去が進んでいるとはいえ、事故当時のすさまじい状況はそのまま。30年以上かかるとされる廃炉に向けた作業は、まだ始まったばかりという印象だ。
 「ここを曲がると4号機の建屋が見えます」
 東電担当者の指さす方向に目を向けると、上部が崩れた水色の巨大な建物があった。昨年3月15日に水素爆発した4号機の原子炉建屋だ。
 建屋まで約70メートルの地点でバスを降りた。「南側のがれき撤去はほぼ完了しています」。東電担当者は作業の順調ぶりを強調するが、壁には大きな穴があいた状態で、建屋は今も事故のすさまじさを雄弁に語っていた。線量計の値は毎時0・1ミリシーベルトを示した。
 原子炉建屋内部は、報道各社の代表による取材となった。中は電気がないが、上部からの明かりで薄暗く、配管がうねり、コンクリート片がところどころ散乱している。
 作業のために設置された仮設階段は狭く、常に中腰で歩く状態。2階部分では、燃料貯蔵プールの底部がコンクリートで固められ、補強されている状況が確認できた。クリーム色のプールの底も見えたが、亀裂やひびなどは見当たらなかった。
 屋根が爆発で吹き飛ばされた5階のオペレーションフロアに上がると、青空が広がっていた。1535体の燃料集合体が保管される燃料貯蔵プールの表面には、がれきの落下を防止するため、ポリエチレン製の容器が並べられ、白いシートがかぶせられている。水面が見える場所もあるが、のぞき込むと中は黒くよどみ、7メートル下にあるはずの燃料ラックは見えない。
 事故当時、4号機は定期検査中だったため、原子炉の黄色い蓋は外され、横に置かれていた。隣にある圧力容器の蓋の上には、まだがれきが残されたままだ。
 格納容器開口部には鉄板が敷かれ、上にはがれき撤去用の重機が設置されている。この日の工事は休みだったが、普段はこの重機ががれき撤去のため、動き続けているという。
 北側の壁のひしゃげた鉄筋の隙間から、3号機建屋も見えた。近寄ると線量計は毎時0・3ミリシーベルトに急上昇した。壁を撤去したことで、3号機の影響を受けて高くなっているのだという。
 3号機は曲がった鉄骨やがれきが散乱したままだ。高い放射線量に、大量のがれき…。今後、待ち受ける廃炉作業が、長く厳しいものであることを改めて感じさせた。
【福島第1原発公開】ひしゃげた鉄骨、崩れた1メートルの壁…廃炉作業は始まったばかり
公開された福島第一原発4号機の建屋の内部 =26日午後2時7分、福島県大熊町(代表撮影)
【福島第1原発公開】ひしゃげた鉄骨、崩れた1メートルの壁…廃炉作業は始まったばかり
福島第1原発4号機原子炉建屋の5階部分を視察する細野豪志原子力行政担当大臣ら=26日午後、福島県大熊町(鈴木健児撮影)

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廃炉作業阻むがれき 福島4号機・建屋内部を初公開
2012年5月26日23時54分 朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/0526/TKY201205260356.html
写真:福島第一原発4号機の5階部分。右端は白いシートで覆われた使用済み燃料プール=26日午後1時52分、福島県大熊町、代表撮影拡大
福島第一原発4号機の5階部分。右端は白いシートで覆われた使用済み燃料プール=26日午後1時52分、福島県大熊町、代表撮影
写真:水面が見えた福島第一原発4号機の使用済み燃料プールの一部=26日午後2時5分、福島県大熊町、代表撮影拡大
水面が見えた福島第一原発4号機の使用済み燃料プールの一部=26日午後2時5分、福島県大熊町、代表撮影
写真:福島第一原発4号機の原子炉建屋の5階部分を視察する細野豪志原発担当相ら=26日午後1時55分、福島県大熊町、代表撮影拡大
福島第一原発4号機の原子炉建屋の5階部分を視察する細野豪志原発担当相ら=26日午後1時55分、福島県大熊町、代表撮影
写真:福島第一原発4号機の原子炉建屋の西側側壁=26日午後1時55分、福島県大熊町、代表撮影拡大
福島第一原発4号機の原子炉建屋の西側側壁=26日午後1時55分、福島県大熊町、代表撮影
写真:距離約70メートルから見た福島第一原発4号機の原子炉建屋=26日午後1時17分、福島県大熊町、代表撮影拡大
距離約70メートルから見た福島第一原発4号機の原子炉建屋=26日午後1時17分、福島県大熊町、代表撮影
写真:原子炉建屋が爆発した福島第一原発4号機では、むき出しになった使用済み燃料プールの上が白いシートで覆われていた=26日午後2時11分、福島県大熊町、朝日新聞社ヘリから、上田潤撮影拡大
原子炉建屋が爆発した福島第一原発4号機では、むき出しになった使用済み燃料プールの上が白いシートで覆われていた=26日午後2時11分、福島県大熊町、朝日新聞社ヘリから、上田潤撮影
図:福島第一原発4号機原子炉建屋拡大
福島第一原発4号機原子炉建屋
 政府と東京電力は26日、爆発した福島第一原発4号機の原子炉建屋内部を報道陣に公開した。原子炉建屋内部の公開は事故後初めて。廃炉に向けた作業が最も進む4号機だが、依然としてがれきが建屋内に大量に残り、困難を極めている。余震による再事故の危険性も抱えている。
 事故を起こした1~4号機のうち、4号機は地震発生時に検査で止まっていた。燃料はすべて使用済み燃料プールに収められていた。燃料の数は同じ大きさの原子炉3基分の1535体に上る。東電は燃料を来年12月に取り出し始め、2年かけて近くの共用プールに移す。しかし、がれき撤去は昨秋から始めたが、6割ほどしか進んでいない。
 東電は東日本大震災と同じ程度の揺れに襲われても、4号機の原子炉建屋は耐えられると評価。昨年7月には念のため、プールの下階に鉄骨の支柱とコンクリートで補強工事をした。仮にプールの冷却装置が壊れて燃料が冷やせなくなっても、燃料がプール水面から露出するまでには2、3週間の余裕があるという。

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維新政治塾「受講生」を面接 「金の話ばかり」の声も

2012.5.26 20:17  産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120526/waf12052620230013-n1.htm
次期衆院選に向けた候補者を選ぶための面接が行われた維新政治塾会場=大阪市中央区
次期衆院選に向けた候補者を選ぶための面接が行われた維新政治塾会場=大阪市中央区
 次期衆院選を見据え、橋下徹大阪市長率いる地域政党「大阪維新の会」が立ち上げた「維新政治塾」の1期目最終講義が26日、大阪府内4会場で行われ、約2千人の受講生を半数程度に絞り込むための面接が行われた。この日は副塾長で維新幹事長の松井一郎大阪府知事も会場を訪れ、「国民の政治への不信感を変えるには覚悟が必要だ」などと受講生を激励した。
 この日は約1時間の講義と約40分の質疑後、各クラスで維新所属議員が受講生を1人5分間ずつ面接。塾運営委員長の浅田均府議は「国政候補たり得るかの一点に絞った」といい、国政希望の有無と希望する選挙区、選挙資金を用意できるか、事実上の次期衆院選公約「維新八策」に賛同できるかなどを尋ねた。
 大阪府内の20代の議員秘書の男性によると、「国会議員になったらまずやりたい『1丁目1番地の政策』は何か」と聞かれたといい、この男性は議員定数削減などの国会改革などを挙げたといい、選挙区は「どこでもいい」と回答。関東地方の30代の営業コンサルタントの女性も「どこからでも出ます」と答えたといい、「みんな意識の高い人ばかりでとても勉強になった」と話した。
 大阪府内の50代の男性会社員によると、選挙資金については維新側から「維新から出馬するなら1千万円くらい、他の政党だと2千万円くらい必要」と言われたという。
 こうした選挙資金の話題について、大阪市の男性会社員は「金の話ばかりで、正直がっかりした」。周囲には維新の「風」頼みと話している受講生も多かったといい、これまでの塾の講義内容についても「本で読んだことの繰り返し」と痛烈に批判した。
 維新は今後、6月初旬にも千人程度の塾生を選抜。同月23日開始予定の2期目には月1、2回ペースで開催。新たな講師に石原慎太郎東京都知事竹中平蔵慶応大教授らを招いた講義と、街頭演説など選挙戦を見据えた「実践」の2本柱で国政候補の本格養成を進め、衆院選準備を加速させるという。

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「補助参加」で歴代経営陣支援=原発事故めぐる株主訴訟-東電が調整
(2012/05/27-02:34) JIJICOM
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2012052600241
 東京電力の株主42人が福島第1原発事故をめぐり、勝俣恒久会長ら歴代経営陣計27人に総額5兆5045億円の損害賠償を同社に支払うよう求めた株主代表訴訟で、歴代経営陣が勝訴するよう支援するため、東電が法人として「補助参加」する方向で調整していることが26日、分かった。
関係者によると、東京地裁は訴訟の第1回口頭弁論を6月14日に開く予定。歴代経営陣は適切な安全対策をしており、賠償責任はないと主張するとみられる。東電は、安全対策は機関決定しており、訴訟の行方に「利害関係がある」として、補助参加の申し出を検討している。
政府の事故調査・検証委員会は中間報告書で、東電の安全対策を「極めて不十分だった」と指摘している。東電は7月に実質国有化を控えており、補助参加で歴代経営陣の責任を否定することに対し、強い批判を受けそうだ。

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小沢一郎 森ゆうこ議員に打ち明けた野田へのホンネ


2012年5月24日 掲載 日刊ゲンダイ

http://gendai.net/articles/view/syakai/136693
「命をかける」って本気かいな

 政界は、来週にも実現するという野田・小沢会談でもちきりだが、小沢元代表の“真意”が垣間見える一冊の本が今週末に発売される。
 無罪判決からちょうど1カ月となる今月26日刊行の「検察の罠 小沢一郎抹殺計画の真相」(日本文芸社)。著者は、事件当初から司法権力の問題を追及し続けている民主党の森ゆうこ参議院議員だ。巻末には、小沢との特別対談が収録されている。その小沢の発言が、一歩踏み込んだ内容なのである。
 例えば、野田が増税に「命をかける」と言っていることについて、小沢はこんな疑念を示している。
〈自分のとこのトップを疑っちゃいかんけど、最初から疑問に思ってるんだ。本気かいなと〉

 野田からの会談要請に応じたのは、本気度を測るためなのか。そして、小沢はどう動くのか。対談を読むかぎり、すでにハラを固めているようにもみえる。やけに突き放した発言が多いのだ。
〈(大臣が財務省に洗脳されてしまっては)どうしようもないよ
これじゃ国民から見放される。もうすでに見放されてるけど、残らないよ
変えるんだと言って政権をもらったのに、全然変える気がないんだもん
変わらなければならないと言った人が既得権とアンシャン・レジームの体制にどっぷり浸かっちゃって「いい湯だな」っていう

 この対談は4月9日に収録されたものだという。タイトルからもわかる通り、「検察の罠」は、09年3月3日の強制捜査から1000日間に及ぶ小沢事件の軌跡をまとめたもの。検察・司法組織、そして大マスコミとの闘いの記録でもある。
 著者の森議員が言う。
「小沢事件は、まぎれもない政治弾圧です。ただし、これは決して小沢先生ひとりの問題ではない。司法権力がその気になれば、どんな人間でも犯罪者にできるのです。この問題を放置すれば、日本は法治国家ではなくなってしまう。これは民主主義の危機。立法府に属する国会議員は、もっと問題意識を持たなければいけない。今こそ西松事件、陸山会事件とは何だったのかを総括する必要があるのです」

 国民も、この事件と裁判には疑問を抱き、大きな関心を寄せている。この本も、発売前にかかわらず予約が殺到し、ネット書店のアマゾンで上位にランキングされるなど早くも注目度は高い。
「事件の表舞台に登場したのは、検察官や裁判官、弁護士といった人々でした。

 しかし、その背後で暗躍した“黒幕”の存在がある。ズバリ名指しした人物もいれば、示唆にとどめている部分もありますが、最後まで読んでいただければ、賢明な読者のみなさんには、ひとつの“真相”を提示できると思います」(森議員)
 何が書かれているのか、関係者は戦々恐々だろう。
野田クンも、小沢との会談の前に一読して、チョットは予習しておいた方がいいんじゃないか。

☆☆☆

「目くそ、鼻くそ」?の類

世界で「正義」振りかざすなと米国非難、中国の人権報告書

2012.05.26 Sat posted at: 14:26 JST CNN
http://www.cnn.co.jp/world/30006730.html


北京(CNN) 中国政府は25日、米国の人権状況に関する報告書を発表し、格差是正を要求する米ウォール街でのデモで多数の参加者が逮捕されたことなどを挙げ、米国は道徳、政治や法律の面で人権の正義を世界で振りかざすことが出来る国ではないと主張した。
米国務省は24日、中国の人権は一層悪化しているなどと非難する年次報告書を発表しており、中国の報告書公表はこれに反論する形ともなっている。
中国が毎年出す同報告書は、ウォール街でのデモ参加者の多くは警察の粗暴な対応の被害を受けたとも指摘。米国では愛国法などに基づきインターネットの監視を政府や治安当局に認め、安全保障に有害なコンテンツの閲覧が阻止されるなどネットの自由が大きく規制されているとも述べた。
その上で、報告書で示した米国内の惨たんたる人権状況はごく一部の例でしかないと付け加えた。
米国務省の2011年版の報告書は中国の人権状況について悪化の一途と批判。特に言論、集会や交際の自由が阻害され、治安当局は任意的、違法な殺害を実行しているともされるなどと主張した。中国だけなく、ミャンマー、シリア、バーレーン、北朝鮮、ベトナム、スリランカ、イラン、トルクメニスタンやウズベキスタンの人権状況も非難した。
米中間では最近、中国の著名な人権活動家、陳光誠氏が自宅軟禁から脱出して北京の米大使館に一時保護され、最終的に米国滞在が認められる外交問題が起きていた。

☆☆☆

外国人を雇用する企業が増えているが、「国際的産業スパイ」の暗躍に目を向け、「他山の石」とすべきであろう。特に、技術関係退職者の処遇(退職金や付加企業年金等)を見直すべきでは?

鉄の芸術品「方向性電磁鋼板」極秘技術はなぜ流出したのか

2012.5.26 18:05  産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120526/biz12052618000040-n1.htm
鉄は国家なり。製鉄業は産業の根幹を支えている
鉄は国家なり。製鉄業は産業の根幹を支えている
 付加価値の高い鋼材の生産技術が盗まれたとして、新日本製鉄が韓国の鉄鋼大手、ポスコと同社日本法人、新日鉄元社員などを提訴した。昭和40年代に開発し、門外不出としてきた技術だけに、新日鉄の怒りは強い。ポスコに対し、1千億円の損害賠償などを求めている。ポスコは争う構えだが、敗訴すれば高収益な同事業分野からの撤退は避けられない。産業スパイの代償の大きさを知らしめる裁判となるか。
 「やはりそうだったのか」
 韓国内でポスコが起こした裁判での証言の一つから、ある新日鉄幹部は、それまでのポスコへの疑念が、明確な不正だと確信。昨年末、証拠保全手続きを申し立て、裁判所が元社員の保有していた“動かぬ証拠”を押さえた。
 新日鉄は、「時効の懸念もあり、早期に提訴が必要」(幹部)と判断。4月に不正競争防止法(営業秘密の不正取得行為)違反で、ポスコなどを東京地裁に提訴した。日本企業が、不正な技術流出で外国企業を訴える事例としては最大規模だ。
 訴訟対象の「方向性電磁鋼板」は、新日鉄の八幡と広畑の両製鉄所だけで製造されている。工場勤務の長かった幹部でも、「生産工程は見たことがない」という秘中の秘の技術だ。
 変圧器などに用いられる特殊な鋼板で、電圧変更時のロスなど従来製品の課題をことごとく解消。鉄の結晶がきれいに整列する様子から、業界では「鉄の芸術品」とも呼ばれている。
 もともとは米国の技術だったが、昭和43年に新日鉄の開発チームが性能を飛躍的に高める製造技術を確立。以降、同社は方向性磁性鋼板のトップメーカーとなり、多大な利益を得ている。
 しかし、平成16年ごろからその地位を脅かすライバルが現れた。ポスコだ。ポスコは以前から類似の鋼材を手がけていたが、「急激に品質がよくなった」(新日鉄幹部)。価格も安く、次々に顧客をつかんでいった。シェア約3割の新日鉄に対し、ポスコも2割程度と一気に差を縮めた。
 一方で、業界内にはある噂が広がった。「新日鉄の技術がポスコに流出したのではないか」-。
 新日鉄はポスコ側に真偽を問い合わせたが、独自技術と言い張るばかり。「何十年もかけ、数百億円を投じてきた技術が、なぜこんなに早く追いつかれたのか」(宗岡正二社長)。疑念は募っていった。
 平成19年、ポスコが韓国で起こした裁判をきっかけに事態は急転した。ポスコは、同社の元社員が方向性電磁鋼板の技術を中国の鉄鋼メーカーに売り渡したとして提訴。しかし、裁判で元社員は「渡したのは(ポスコの技術でなく)新日鉄の技術」と証言した。これを受け、新日鉄が調査を開始。同社元社員の証拠差し押さえを経て今回の提訴に至った。
 事情を知る業界関係者は、「ポスコ側に情報を漏らしたのは1人ではなく、グループだ」と指摘する。1990年代に新日鉄を退社した開発担当者を含む数人が関与したらしい。新日鉄が提訴したのはグループのリーダー格とみられる。
 新日鉄は、方向性電磁鋼板の製造方法は特許出願していない。秘中の秘の技術は表に出さず、隠すのが通例。ただ、関連特許は数多く、元社員とは秘密保持契約を結んでいた。
 元社員はどのように取り込まれたのか。ポスコに限らず、日本企業の退職者を積極的に雇用する外資は多い。多額の報酬が提示されることもある。「エージェントを通じて慎重に接触し、籠(ろう)絡(らく)する」(事情通)ケースもある。
 技術を流した側と受け取った側の関係を立証するのは難しい。裁判は長期化が予想されるが、新日鉄側は「明らかな形で情報が流出した証拠をつかんでいる」として勝訴に自信を見せる。
 元社員はなぜ技術を漏らしたのか。「結局は金だろう」。新日鉄幹部らはそう吐き捨てる。
 新日鉄が勝訴した場合、ポスコにとっては大打撃だ。韓国や中国の鉄鋼メーカーの成長はめざましく、今年10月に予定される新日鉄と住友金属工業の合併の契機ともなったが、収益の柱は品質要求の低い建設向けが中心。ポスコとしては企業ブランドを高める意味でも方向性電磁鋼板は欠かせない領域だ。「この事業から撤退を余儀なくされれば、成長戦略に狂いが生じる」(業界関係者)。
 中・韓メーカーは、最終的に日本メーカーの牙城である自動車向けの薄板分野に手を広げようしている。特許侵害も辞さない強引な手法が目立つが、新日鉄が勝訴すれば、「彼らも態度を変えざるをえない」(同)。日本メーカーの巻き返しにつながる可能性もある。(高山豊司)
注)日経ビジネス誌を参照されたい。
「時事深層」

「技術流出」、特効薬なきジレンマ

2012年5月23日(水) 日経ビジネス
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20120518/232279/?bv_ru
1/3ページ
 自社の極秘技術を不正入手したとして、韓国鉄鋼大手ポスコを提訴した新日本製鉄。ハイブリッド車の基幹技術にも通ずるもので、日本のモノ作りを根底から脅かす。だが、働きがいを求める“越境技術者”は増加の一途。抜本的な解決策は見えない。・・・・・

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Astronomy Picture of the Day


Discover the cosmos!
2012 May 26 See Explanation.  Clicking on the picture will download
 the highest resolution version available.
At the Edge of NGC 891

Credit: Composite Image Data - Subaru Telescope (NAOJ), Hubble Legacy Archive,
Michael Joner, David Laney (
West Mountain Observatory, BYU); Processing - Robert Gendler

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妻純子 順調。頭部の気になる状況で、皮膚科の先生の往診を受ける。

・・・・・本日は、これまで・・・・・

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