2016年9月17日土曜日

玄海3、4号機の審査終了 規制委、「合格証」作成へ ※豊洲市場の地下のたまり水 共産党が独自調査 ※豊洲新市場“盛り土案潰し” 真犯人は石原元都知事だった ※民進幹事長に野田前首相 ・・・?

hosi@hosinoojisan

玄海3、4号機の審査終了 規制委、「合格証」作成へ

豊洲市場の地下のたまり水 共産党が独自調査

豊洲新市場“盛り土案潰し” 真犯人は石原元都知事だった

民進幹事長に野田前首相 蓮舫代表の悪手に「離党」の声も



今日は、途中で寝込んでしまったので、記録のみとしたい。







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玄海3、4号機の審査終了 規制委、「合格証」作成へ

2016/9/16 18:18 共同通信 http://this.kiji.is/149444488298661368?c=39546741839462401  原子力規制委員会は16日、九州電力玄海原発3、4号機(佐賀県)の審査会合を開き、地震や津波など自然災害に対する九電の対策全般を了承した。公開の審査会合は今回で終了、規制委は合格証に当たる「審査書案」の作成を本格化させる。  九電は、会合での議論を反映した審査申請の補正書の提出を急ぐ。  九電の対策では、基準地震動(耐震設計で目安とする地震の揺れ)は、計5種類で最大加速度620ガル 襲来する津波の最高水位は海抜約4メートルで、約11メートルの敷地には流れ込まないとしている。阿蘇カルデラが敷地の160キロ圏内にあり、火山活動を監視する 当方注: まともな投信のように見えるが、自然災害は、そう甘いものではない。 「想定外」と言う言い訳は、今後、通用しなくなることを強調しておきたい。

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電事連「もんじゅの運営主体 電力会社では難しい」

2016年09月16日 (金) NHK
http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/200/252802.html#more
K10010689411_1609161857_1609162115_01_02.jpg 安全管理上の問題が相次いだ高速増殖炉「もんじゅ」の新たな運営主体が決まっていないことについて、電力各社でつくる電気事業連合会の勝野哲会長は、電力会社には技術的な知見がなく、運営主体を担うのは難しいという考えを改めて示しました。 高速増殖炉「もんじゅ」は、安全管理上の問題が相次いだことから、原子力規制委員会が去年11月、当時の馳文部科学大臣に対し、日本原子力研究開発機構に代わる運営主体を特定するよう勧告しましたが、現在でも決まらない状況が続いています
電事連=電気事業連合会の勝野会長は16日の会見で、もんじゅについて「本当に責任を持ってやれと言われると、技術的な知見がないのが大きな障害になる」と述べ、電力会社には高速増殖炉に関する技術的な知見がなく、運営主体を担うのは難しいという考えを改めて示しました。
また、勝野会長は「私どもはプルサーマルという形で核燃料を回しているので影響はない」と述べ、今後、政府内の検討で仮にもんじゅが廃炉になった場合でも、使用済み核燃料を再処理して利用する核燃料サイクル事業には、影響は及ばないという認識を示しました。

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豊洲市場の地下のたまり水 共産党が独自調査

9月16日 21時11分 NHK http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160916/k10010689611000.html?utm_int=news_contents_news-main_001 豊洲市場の地下のたまり水 共産党が独自調査 動画を再生する 豊洲市場の土壌の汚染対策をめぐる問題で、共産党都議団は、盛り土が行われていなかった市場の建物の地下にたまった水について、民間の調査機関に依頼した分析結果を発表しました。ベンゼンやシアン、六価クロムは検出されませんでしたが、環境基準を下回る微量のヒ素が含まれていることが判明したということです。 豊洲市場の土壌汚染対策をめぐっては、東京都が専門家の提言に反して建物の地下には盛り土をせず、空洞を設けたことが明らかになり、主要な建物の地下にある空洞で水がたまっています。
共産党都議団は14日、およそ2リットルの水を採取して民間の検査機関に分析を依頼し、16日夜、その結果を発表しました。それによりますと、ベンゼンやシアン、六価クロムは検出されませんでしたが、環境基準を下回って、基準の4割にあたる微量のヒ素が含まれていることが判明したということです。共産党は「ヒ素は雨水には含まれていないので、たまっている水は、地下から上がってきたことを示す」と説明しています。そのうえで、今後も地下の空洞の全域で、継続的な調査が必要だとしています。
地下にたまった水について、小池知事は「雨水なのか、地下水が上がってきているのか重要な論点だ」と述べて調査を指示し、これを受けて、都も採取した水の成分の分析を進めています。また、都議会公明党でも水を採取していて、週明けにも分析結果を発表するということです。

専門家「健康に影響出ない量」

共産党都議団が公表した結果について、土壌汚染などの環境問題に詳しい京都大学大学院工学研究科の米田稔教授は「検出されたヒ素は海中に含まれる平均濃度くらいの量なので、健康に影響が出るような数値ではなく、問題はない。ヒ素は海水や土壌に含まれているので、この水は雨水がたまったものではなく、土からしみ出たものと考えられる。ほかの物質が検出されなかったことは揮発してなくなった可能性もあるが、仮にそうであれば、濃度が低かったと考えられる。地下空洞の大気を調べれば、揮発したのかどうかがわかるので、大気の調査も必要だ」と話していました。

環境基準とは

環境省のホームページによりますと、「環境基準」とは、人の健康の保護および生活環境の保全のうえで維持されることが望ましい基準だとしています。そのうえで、行政上の政策目標で、人の健康などを維持するための最低限度としてではなく、より積極的に維持されることが望ましいものだとしています。

青果商の組合理事長「正確に調査して発表を」

共産党都議団が公表した結果について、築地市場に事務所があるおよそ450の青果商でつくる「築地東京青果物商業協同組合」の泉未紀夫理事長は「まずは、ヒ素が何に由来するものなのか、濃度がどのくらいなのか、健康被害があるのかを東京都に正確に調査して発表してもらいたい。業界だけでなく、都民に対しても、早くすべてをオープンにして欲しい」と話していました。

魚の卸業者の組合関係者「はっきりさせて」

また、30年近くにわたり移転問題に関わってきた東京魚市場卸協同組合の元理事長の伊藤宏之さん(78)は「豊洲では、これまで土壌改良をしてきたので、まずはこのヒ素が雨水なのか、地下水なのかなど、原因をはっきりさせてほしい。一連の対応で東京都には裏切られたと感じているので、信頼関係を回復できるように明確に調査をしてもらいたい」と話していました。

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豊洲市場:空洞の水に基準値の4割のヒ素 共産都議団

毎日新聞2016年9月16日 22時56分(最終更新 9月16日 23時28分) http://mainichi.jp/articles/20160917/k00/00m/040/099000c  共産党都議団は16日、豊洲市場の青果棟地下の空洞にたまった水を分析したところ、環境基準値の4割のヒ素が検出されたと発表した。豊洲市場の土壌では元々環境基準値を超えるヒ素が検出されており、共産党は「地下水由来の水が(空洞内に)上がってきたという我々の推測を裏付ける結果だ。全ての建物にたまった水と大気を抜本的に調査すべきだ」と指摘した。  共産党は14日、青果棟地下を視察し、採取した水の分析を民間の検査機関に依頼した。ヒ素は1リットル当たり0.004ミリグラム検出された。ベンゼン、六価クロム、シアンについても分析を依頼したが、測定できなかった。  畑明郎・元日本環境学会会長に意見を尋ねると「ヒ素は雨水に含まれていないので、たまり水は地下水由来。ベンゼン、シアンは蒸発した可能性がある」との見解を示された。  有害物質に詳しい浦野紘平・横浜国立大名誉教授(環境安全管理学)は「雨水なら砂利にしみ込み降雨の度に水位が変動する。ほとんど変わっていないので地下水と考える方が自然」と話した。 水がたまった青果棟の地下。コンクリートが敷設されていない砕石層がむき出しの場所では、深いところで約15センチの水たまりができていた=東京都江東区で2016年9月16日午後2時10分、宮間俊樹撮影© 毎日新聞 水がたまった青果棟の地下。コンクリートが敷設されていない砕石層がむき出しの場所で…  その上で「ベンゼンは水に溶けにくく検出されなくて当然。テレビ局の依頼で私が行った検査ではアンモニアも検出された。気化したアンモニアやベンゼンがたまり、配管を伝って上がってくると良くないので、土を入れて空洞をふさいだ方がよい」と指摘した。  一方、青果棟、水産卸売場棟、水産仲卸売場棟の地下が報道陣に公開された。3棟全てで水がたまり、砕石層がむきだしの青果棟は最大で水深約15センチ、砕石層の上にコンクリートを敷設した他2棟ではおおむね同1〜2センチだった。都は「雨水が壁から浸透したか地下水の水位が上がったか不明」としている。  青果棟の床は幅約1メートルのコンクリートが碁盤の目状に張られ、その内側は約1.5メートル四方で砕石層がむき出しになっていた。すえたような匂いが鼻につき、記者が水に触ると他2棟と比べ、ぬめりがあるように感じた。  水産卸売場棟は床に勾配があり、一部でコンクリートが水面から出ていた。水産仲卸売場棟も床のほぼ全面にコンクリートが敷いてあったが、壁の周りの幅約20センチは泥がむきだしで水が濁り、水深も最大約20センチあった。【林田七恵、久野華代】

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石原氏「地下にコンクリ箱」 在任中の08年 豊洲土壌対策で

2016年9月16日(金) しんぶん赤旗 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-09-16/2016091601_04_1.html 写真 (写真)石原都知事(当時)の定例会見=2008年5月30日  東京都が築地市場の移転先とする豊洲新市場予定地(江東区)で、土壌汚染対策で行うとしていた盛り土を主要建物の地下で行っていなかった問題で、豊洲移転方針を決めた石原慎太郎知事(当時)が在任中の2008年に、予定地の地下にコンクリートの箱を埋める案に言及していたことが分かりました。今回の問題への石原氏の関与について、解明が求められます。  石原氏はこの問題が発覚してから、「(盛り土がないことは)聞いていない。僕はだまされていた」(13日の民放テレビ)などと責任逃れの発言を繰り返しています。  しかし、石原氏は専門家会議が土壌汚染対策を議論していた08年5月30日の記者会見で、インターネットで海洋工学の専門家が発言していたとして、「(汚染された)土を全部さらった後、コンクリートの箱を埋め込むことで、その上に市場のインフラ(基盤)を支える。その方がずっと安くて早く終わるんじゃないかということだった」と紹介。「当局が説明している方法だけではなく、もっと画期的な方法があるんじゃないか」と、工法変更への期待を表明していました。  都の専門家会議は同年7月、汚染土壌を深さ2メートルにわたり掘削し、厚さ4・5メートルの盛り土を行うよう提言。都は08年11月の技術会議で「地下空間を利用する案」を紹介しましたが、翌年2月の技術会議報告書には地下空間利用案は盛り込まれませんでした  石原氏は、土壌汚染が発覚するたびに「びっくりした」「腰抜かした」などと言っていました。しかし、もともと豊洲移転計画自体、石原氏が01年に築地市場の現在地再整備を打ち切って決定したものです。今回、盛り土問題で「だまされていた」と発言していますが、石原氏の関与の解明や責任の有無が厳しく問われる事態となっています。

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豊洲新市場“盛り土案潰し” 真犯人は石原元都知事だった

2016年9月15日 日刊ゲンダイ

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/189920 担当局長に直接指示した石原慎太郎元都知事(C)日刊ゲンダイ 
担当局長に直接指示した石原慎太郎元都知事(C)日刊ゲンダイ 拡大する
 信じられないデタラメが次々と発覚する豊洲新市場騒動で、新事実が浮上した。「私はだまされた」と被害者面していた石原慎太郎元都知事が、実は盛り土案潰しの“真犯人”だったというのだ。
 石原氏は13日のBSテレビで、豊洲新市場の建物下に盛り土がされず、コンクリートで固めた地下空間がつくられていた問題について、「私はだまされた。手を抜いて、していない仕事をしたことにして、予算措置をした。都の役人は腐敗している」とまくし立てていた。
 ところが、在任中の2008年、敷地全体に盛り土するとの専門家会議の提言に難癖をつけ、地下にコンクリートの箱を埋め込む工法を都庁幹部に強く推していたことが分かったのだ。
 15日の東京新聞によると、石原氏は08年5月10日の定例会見で、豊洲の土壌汚染対策について「(盛り土案より)もっと費用のかからない、しかし効果の高い技術を模索したい」と語っていた。
 さらに同月30日の会見では「担当の局長にも言ったんですがね。もっと違う発想でものを考えたらどうだと。どこかに土を全部持っていって(略)3メートル、2メートル、1メートルとか、そういうコンクリートの箱を埋め込むことで、その上に市場としてのインフラを支える。その方がずっと安くて早く終わるんじゃないか」と語っていた。
 このとき石原氏が得意げに語った工法こそ、いま大問題になっている豊洲新市場の姿だ。
 一連の石原発言は、専門家会議が盛り土案を提言して解散した08年7月の直前だった。庁の役人がすぐに消えてなくなる専門家会議の意向より、超ワンマンの石原知事の指示に従った可能性が高い
 これまで、なぜ都庁の役人が盛り土案をハナから無視して作業を進めてきたのか謎だったが、石原知事の発言に従ったとしたら納得がいく
 豊洲新市場のデタラメ工事の真犯人は「石原慎太郎元東京都知事」だった可能性が高くなってきた。

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南スーダンから周辺国への難民100万人に

9月16日 23時36分 NHK http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160916/k10010689771000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_001 国連は、衝突が続く南スーダンから周辺国に逃れた難民が100万人に達したと発表し、国際社会に対し、難民への積極的な支援を呼びかけました。 5年前に独立を果たした南スーダンでは3年前、民族の対立を背景に内戦状態に陥り、その後いったん沈静化しましたが、ことし7月に首都ジュバで衝突が再燃するなど不安定な状況が続いています。
こうした中、UNHCR=国連難民高等弁務官事務所は16日、報告書を発表し、衝突が再燃した7月からの2か月余りで、新たにおよそ18万5000人が南スーダンから隣国のウガンダやケニアなどに逃れ、難民はこれまでに100万人に達したと発表しました。
また、報告書によりますと、南スーダン国内で、戦闘で住む家を追われた避難民も160万人に上っているということです
UNHCRは報告書の中で、周辺国のキャンプなどでは、増え続ける難民に支援が追いつかず、食糧不足が深刻化しているとしたうえで、「追加的な資金拠出や支援がなければ、最低限の援助にも支障が出る」として、国際社会に対し、積極的な支援を呼びかけました。

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民進幹事長に野田前首相 蓮舫代表の悪手に「離党」の声も

2016年9月16日 日刊ゲンダイ

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/190062 民主党政権を崩壊させた張本人(C)日刊ゲンダイ 
民主党政権を崩壊させた張本人(C)日刊ゲンダイ  拡大する
 この人事はどう考えてもダメだ。
 民進党の蓮舫代表は16日午後に開かれた両院議員総会で、新幹事長に野田佳彦前首相を充てる案を示し、了承された。野田新幹事長は「政治人生の落とし前をつけるつもりで火中の栗を拾う」などと鼻息が荒いが、旧民主党政権を崩壊させた張本人を党の要に置くとはどうかしている。
党内で「野田幹事長なら離党する」の声が上がるのも納得だ。
 蓮舫代表は15日夜のNHKの番組で幹事長人事について、「私は参院議員なので、衆院をしっかり統括し、私に代わり(与党に)対峙してくれる方を考えている」と語っていた。衆院の代表質問などに野田幹事長を立たせるセンスを疑う
 蓮舫代表の清新さと発信力、党のイメージ刷新に期待した党員・サポーターもがっかり。新代表は就任早々、民進党をぶっ潰す気らしい。
当方注:
この記事の姿勢、当方と一致する。
写真の馬鹿面を見ても明らかなように、自民党と一緒になって、消費税を増税する政治姿勢、日本国民の利益に反する。
最悪の人事と言っておきたい。
おそらく、野党共闘を解消し、自民党との統合を選択することとなろう。

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代表選舞台裏の異様 蓮舫新代表は恐らく潰されるだろう

2016年9月16日 http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/190041

厳しい船出(C)日刊ゲンダイ  これでノーサイドとはいきそうもない。
 15日行われた民進党の代表選は、下馬評通り、蓮舫代表代行(48)が新代表に選ばれた。党員・サポーター票、地方議員票で圧倒的な差をつけ、1回目の投票で過半数の503ポイントを獲得。
前原誠司元外相(54)の230ポイント、玉木雄一郎国対副委員長(47)の116ポイントに大差で勝利を決めた。
 ただし、会場で直接投票が行われた国会議員と公認予定候補者に限れば、蓮舫が得たのは全412ポイントのうち210ポイントと、ギリギリ過半数にとどまった。前原の128ポイントと玉木74ポイントを足せば、ほぼ互角の勝負になる。特に公認予定者では蓮舫50ポイントに対し、前原44ポイントと拮抗。もし上位2人の決選投票になれば、逆転される可能性もあったわけだ。
「党員や地方票は知名度の高い蓮舫さんに投票が集中しましたが、代表選が近づくにつれ、国政の現場に近い者ほど『蓮舫代表で本当に大丈夫か』という疑念を抱くようになった。二重国籍そのものより、問題への対応がお粗末だったからです。
郵送分の党員・サポーター、地方議員の投票を締め切った後で、蓮舫さんが台湾との二重国籍状態だったことを公表したことも姑息に映った。
代表選の延期や、やり直しを求める声が公然と上がり、有志が執行部に文書で申し入れをする事態にまで発展しました」(民進党中堅議員)
 その結果、蓮舫は勝っても正当性にケチがつき、負けた側にはわだかまりが残った。これから人事をめぐって、もうひと揉めあるだろう。蓮舫執行部が対立候補を処遇するのかどうか。場合によっては、ポスト目当てで勝ち馬に乗ったグループからも不満が出てくる。
■笑いごとではすまない脇の甘さ
「臭いものにフタをする執行部の体質が、かえって騒ぎを大きくしたことは否めません。せっかく新しいスタートを切るのだから、思い切った人事はイメージを一新するチャンスですが、今の執行部や蓮舫氏を支持したグループだけを重用するようなことがあれば、党内はガタガタになるでしょう。再生なんて夢のまた夢です」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)
 代表選の最中に突如、蓮舫の二重国籍疑惑が浮上したのは、「民進党内部からのリーク」という噂も流れた。蓮舫の金銭スキャンダルに関する怪文書も出回った。毎度おなじみの党内抗争。党名を「民進党」に変えて最初の代表選がこんな調子では、先が思いやられる。
 予想された展開とはいえ、蓮舫の二重国籍問題では、この党の脇の甘さ、保守勢力の偏見をまざまざと見せつけられた。それほど、選挙戦の舞台裏は異常だった。日本の民主主義の未熟さが、これでもかと露呈した。
 安倍自民の暴走を止めるためにも新代表には頑張ってほしいが、あのしたたかな自民党を相手に、蓮舫が渡り合えるかどうか。真価を問われるのはこれからだが、国籍問題の対応を見るかぎり、難しいのではないか。
■2カ月で代表辞任に追い込み、解散・総選挙という自民の目算
 代表選の投票前の演説で、前原は自身が「偽メール事件」で失敗したことを念頭に、「あの教訓はしっかりと裏付けを取ること、見通しを甘く持たないこと、すべての情報を開示すること、そして国民の前で真摯であること」と総括。蓮舫に向けて「私の失敗の経験を生かしてください」と語りかけた。
 そう言いたくなるのもわかるほど、蓮舫のリスクマネジメントの甘さは、致命的だった。国籍問題で説明が二転三転。国民には、その場しのぎの釈明にしか聞こえなかっただろう。“ウソつき”のレッテルまで貼られてしまっては、どんなに鋭く与党を追及しても、国民の反応は「オマエが言うな」で終わってしまいかねない。
「初の女性党首で自民党との差異化をはかり、清新なイメージで反転攻勢に打って出るという民進党の戦略は、スタートからつまずいてしまった。
蓮舫代表の国籍問題が自民党をはじめとする保守勢力からの攻撃材料になるのは間違いありません。他にも何か醜聞が出てくるかもしれないし、心機一転、臨時国会で厳しく与党を追及するはずが、守勢から入らざるを得なくなったことは、本当にもったいないと思います」(政治評論家・有馬晴海氏)
 迷走する民進党を尻目に、安倍自民は余裕シャクシャクだ。自分たちがあからさまな蓮舫攻撃をしなくても、別動隊の補完勢力が動いてくれる。
極右政党「日本のこころを大切にする党」はさっそく、「蓮舫氏は政治的責任をとって議員辞職すべき」とする談話を発表。日本維新の会も、臨時国会で、国会議員らの二重国籍を禁じる法案の提出を準備している。15日は、代表選に合わせるかのように、法務省に「一般論として日本国籍取得後も台湾籍を残していた場合、二重国籍状態が生じ国籍法違反に当たる可能性がある」との見解も出させた。
 臨時国会の予算委や法務委で、蓮舫の二重国籍問題がやり玉に挙がる気配は濃厚だ。厳しい船出だが、新代表はこれに耐えて、乗り越えることができるか。
■「選挙に勝てない」と蓮舫降ろし
 最悪なのは、自民党と一緒になって、蓮舫批判に走る勢力が民進党内からも出てくることだ
民主党時代に小沢一郎を追い出した時もそうだったがしょーもない内ゲバは自民党の思うツボますます国民の信頼を失うだけだ。今回の代表選の最中に民進党の支持率が下がったのは、国籍問題に対する蓮舫の対応のマズさも原因だろうが、党内の足の引っ張り合いに国民が呆れたこともある。
「与党内からは、臨時国会で蓮舫代表の問題を責め立て、2カ月で代表を辞めさせて、11月末に解散・総選挙に踏み切るという青写真も聞こえてきます。解散は半分ブラフでしょうが、3分の2勢力を維持し、政権基盤を強化できると思えば、安倍自民は必ず仕掛けてくる。そこで民進党が惨敗すれば、野党勢力は風前のともしびです。日本の民主主義は消滅の危機に瀕することになります」(山田厚俊氏=前出)
 すでに「投開票日は12月18日」なんて話まで流れ、与党は揺さぶりをかけている。本当に解散・総選挙になれば、蓮舫の国籍問題が焦点になりかねない。メディアもこれに乗っかって、安倍自民の失政は覆い隠されてしまう
代表選で公認予定者の蓮舫への投票が思ったほど伸びなかったのは、「蓮舫問題は自分の選挙でマイナスになる」とシビアに判断したからだろう。いざ選挙が近くなれば、党内で蓮舫降ろしが吹き荒れるのは必至だ。選挙の顔を期待して選ばれた蓮舫が、選挙のネックになってしまう
 形勢不利をはね返すには、国民のための政治を提示し、暴走自民との対立軸を明確に打ち出して、有権者の支持を取り戻すしかないが、問題は、それが蓮舫体制でできるのかということだ
 コラムニストの小田嶋隆氏が言う。
党内の保守勢力である野田グループに所属する蓮舫新代表は、政策的に自民党と代わり映えがしない政治家です。
しかも、共産党との野党共闘を好ましく思っていない。それで有権者の最大勢力である『支持政党なし』から票を引っ張ってこれるのか
オセロゲームの小選挙区で争う衆院選でこそ効果を発揮するのです。民進党1党だけでは、巨大与党に対抗できっこありません
 新代表がすぐに潰され、選挙で惨敗して四分五裂では目も当てられない。自民党に代わる選択肢がないことは、国民にとっての不幸なのだ。

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Astronomy Picture of the Day


Discover the cosmos! 2016 September 16 See Explanation.  Clicking on the picture will download
 the highest resolution version available. Full Moon over Brno (ブルノ⇒チェコの満月)

Image Credit & Copyright: Petr Horálek

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妻純子の状況:

サチレーション100、ハートレート85±10、体温36.5℃で安定中。

入浴、ストマ交換。

他は、変化なし。

・・・・・本日は、これまで・・・・・

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