2011年6月2日木曜日

内閣不信任問題、民主党内66人の造反が試金石。 恐らく、政権維持は困難となろう。◇66人で単独過半数割れ

木村建一@hosinoojisan



内閣不信任問題、民主党内66人の造反が試金石。

 恐らく、政権維持は困難となろう。


☆☆造反、66人で単独過半数割れ☆☆




 本日、IE9に切り替えたが、不慣れで、手間取っている。

 慣れていた、IE8と比べて、機能は拡大したようだが、一部、右クリック等の日本語化ができていないことにより、しばらく考えさせられる。

 語学に弱い年寄りには、慣れるまで時間がかかりそうである。



☆☆☆☆☆☆



 ところで、明けて、明(6月3日)午後、与党の提案した菅首相不信任案の状況がどうなるか注目されているが、現在のところ、菅政権崩壊の方向が強いようである

 野党の日本共産党(9)や社民党(6)の「棄権表明」によって、過半数ラインが、下がって、232議席となり、民主党の82人が、菅政権不支持を表明すれば、菅政権は、退陣せざるを得ない。

 日本共産党が、あえて、反対から棄権に回った真意がわかろうというものである

 朝日新聞、読売新聞、毎日新聞等、大手マスメディアは、菅政権の応援団と化して、過半数とれるかどうかを中心に報道しているが、実は、背後に、もう一つ重要な視点を報じ切っていない。

 それは、衆議院での、民主党単独過半数問題である。

 もし、菅政権に対して、66人の民主党議員が反対し、除名されれば、国会内で民主党の単独過半数を維持できず、菅政権は何もできなくなってしまう事になる。

 このことから、民主党執行部は、除名措置は取れないことになる

 このあたりの問題について、時事通信がうまく報道していたので、以下に記録しておきたい。



民主造反、66人が分岐点=政局シミュレーション

jijicom (2011/06/01-23:22)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011060101026

 内閣不信任決議案の採決では、民主党から何人の同調者が出るかが焦点だ。否決したとしても数によっては、菅政権は行き詰まりかねない。今後の展開を予想した。

20~30人、小沢系切り捨ても
衆院定数は480。
横路孝弘議長と欠員の1人、棄権する共産、社民両党を除く463人で採決した場合、過半数は232。可決には、野党と野党系無所属に加え、民主党(305人)や同党系無所属から82人の賛成が必要だ。
執行部は20~30人の賛成にとどまれば「
小沢一郎元代表らには出て行ってもらう」(幹部)と、除籍に踏み切る可能性が高い。ただ、小沢氏らは1日夜、71人が集まって会合を開いており、この程度の造反にとどまる可能性は低い。

66人で単独過半数割れ
賛成者が66人以上の場合、不信任案の可決には届かないが民主党単独では衆院で過半数を切る。このため、党執行部は造反者を「除籍はできない」(中堅)との見方が強い。さらに、賛成が70人に達すれば、連立を組む国民新党(4人)を加えても過半数を割り、党内の「造反派」や野党の協力なしでは、予算案も成立させられなくなり、事実上の少数与党政権となる。菅政権は早晩、行き詰まりそうだ。

82人超-解散か総辞職
憲法は、不信任案が可決された場合、10日以内に衆院解散か内閣総辞職をすると定めている。
菅直人首相が退陣すれば、離党を否定している「造反派」も含めて、後継首相を選ぶ党代表選が行われる見通しだ。自民党の谷垣禎一総裁は、菅首相が退陣すれば、東日本大震災の復興などに向け「党派を超えての協力」を表明しており、民主・自民両党の大連立も否定できない。

一方、首相が解散を選べば、被災地の一部では選挙事務をできない可能性もあり、混乱した中での選挙となるのは確実。民主党は「菅派」と「造反派」に分かれての分裂選挙を強いられる。新政権がどういう枠組みになるかにかかわらず、復旧・復興が進まず、福島第1原発事故の収束もままならない中、1カ月以上の政治空白が生じるのは必至だ。(2011/06/01-23:22)

参考資料

不信任案に小沢、鳩山氏ら賛成へ 民主除名なら新党結 

2011/06/01 23:22 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011060101000734.html


自民、公明両党は1日、党首討論で菅直人首相に退陣を迫った後、たちあがれ日本とともに内閣不信任決議案を衆院に提出した。2日午後の本会議で採決される。民主党の小沢一郎元代表と鳩山由紀夫前首相は賛成意向を表明し、小沢氏支持派を中心に数十人規模の大量造反が見込まれる。切り崩しを図る執行部との間で可決ラインをにらんだ攻防を展開、否決でも菅政権への打撃は必至だ。執行部は造反者を除名処分にする構えだが、小沢氏はその場合は新党を結成する方針を周辺に明言した。政権党は分裂含みの緊迫局面を迎えた。  党関係者によると、小沢氏は周辺議員に「負けたら新党をつくる」と説明。記者団には「国民が支持してくれた民主党に戻さなくてはいけない」と賛成意向を表明した。「われわれの意思が十分、国会で通る」と可決への自信も示した。鳩山氏も記者団に「賛成する」と語った。
2011/06/01 23:22 【共同通信】





 この時事通信の記事の結論部分、1カ月以上の政治空白が生じるのは必至には、私は異議がある。

 朝日新聞や毎日新聞読売新聞系マスメディアは、「空白」問題をとりわけ強調して、菅政権の応援団になっているが(「みのもんた」氏の本日の発言は問題)、私に言わせれば、もう、80余日が、菅政権で空白状況になっており、菅政権では、被災住民の生活改善よりも、「菅政権延命」を主軸に置いていることから、まだまだ数か月は、空白状況が続くことを考慮すれば、1ヶ月程度の「空白」は、軽い方だと言っておきたい。

 民主党の鳩山Grで、自主投票を決めているが、鳩山氏一人でも、大きな影響を与えることになる。

 「まとも」で、「良識ある」政治家であれば、現時点で「内閣総辞職」を選択するのが「憲政の常道」だが、菅政権の金魚の糞仙石・前原等、権力亡者の絡みつき(ふん)を切り離せない菅首相は、非常識に、現在に至るも、「権力」にしがみつこうとしている。

 国民の利害よりも、個人の利害を優先するような人物は、アメリカ開拓史上では、ハンギングツリーとして、さらされていたことを考えると、日本の民主主義はある程度確立されていると言えよう。



☆☆☆

時差ボケしている孫娘、明けて本日(3日)から、幼稚園に短期入園する。

昨年も入園し、友達が沢山いることから、喜ぶだろう。





・・・・本日は、これまで・・・・

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