拝啓 岡田克也幹事長殿
「実現無理な公約」?・・・それは、「変節」ではないのか?
民主党、岡田幹事長が、日本記者クラブでの講演で、とんでもない発言をしたようである。
平成21年衆議院選マニフェストで、「実現できない政策」を洗い出し、任期切れまでに説明するという事である。
もともと、マニフェスト(政権公約)とは、困難な状況であっても、「理想の実現を目指す」、いわば、「努力目標」を国民に示して、選挙戦での前進を図るもので、国民も、その実現を期待して、選挙での支持関係を決める「道具」にしたものすぎない。
従って、「実現無理な公約」という事は、「理想の実現を放棄する」という表明であり、しかも、21年マニフェストで、民主党が大勝利し、「政権交代」をしたものであることから、公約違反の「変節」というべきであろう。
このような立ち位置であったのだろう、仙石・前原・菅政権が、ことごとく政策変更を行い、自公政権当時の政策と、瓜二つの状況を示したのが理解できるというものだ。
21年度のマニフェストの骨格部分、「官僚政治の打破」、「国民目線の政治」、そのものを『放棄』した政治の実情を見ると、「民主党?の詐欺」行為と言えるもので、国民は、これを許さないであろう。(多くの民主党議員はまだこの路線を支持している)
産経新聞WEBに下記のような記事が掲載されていたので、紹介しておこう。
実現無理な公約を説明へ 岡田氏、2011年末までに
2010.12.22 22:51 産経新聞WEB
民主党の岡田克也幹事長は22日の日本記者クラブでの講演で、平成21年衆院選マニフェスト(政権公約)のうち実現できない政策を洗い出し、23年末の予算編成時までに説明する考えを示した。
岡田氏は「政権公約を100%できるはずがない。約束しながらできないものについて国民に説明する機会が必要だ」と指摘。21年から25年までの衆院議員の任期を念頭に「折り返し点の来年には、残された2年を使ってもできない政策ははっきりしているはずだ」と述べた。
しかし、これは、実現できないと言っておこう。
その理由は、「23年末の予算編成」まで、菅政権が存在しないからである。
来年4月まで、菅政権が持つなど考えるようでは、「甘い」と言うほかないだろう。
・・・本日は、これまで・・・
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