2010年12月2日木曜日

拝啓、菅首相殿、「首相」をやめて、お遍路さんを継続したら?

拝啓、菅首相殿

「首相」をやめて、お遍路さんを継続したら?

最近の民主党・自民党の政治家の動きをみると、彼らは果たして、政治家?なのかとの疑念が強まる。

その最たるものが、菅首相の「沖縄訪問計画」と言えよう。

仲井真県知事が、高度な政治判断で、「県外移転」を主張して、伊波氏を破って、沖縄県知事に勝利したが、国会終了直後に菅首相が、沖縄訪問するなど、仲井真氏の戦略を崩壊させる、「愚の骨頂」と言える行為であろう。

これでは、折角、沖縄県民の怒りを鎮めようとした仲井真県知事の努力を無にするもので、沖縄県民の「怒り」を増幅させることはあっても、県民の支持など得られるものではない。

こんな決定をするようでは、もう政治家を辞めたらどうですかと言いたいが、少なくとも、TOPに立てる人物でないことが明らかなので、「首相」をやめて、お遍路さん」の続きをしたらどうですか?と提言しておきたい。

どうも、衆参ねじれで、「法案をいかに通すか」という事に目を奪われ、自民党の協力を得るため、マニフェストは勿論、政治信条さえ投げ打って恥じないという状況になっている。

私の趣味である天文学では、ある特定の波長の光を通すフィルターを使用することが多いいが、仙石・前原・菅体制では、左目に「アメリカ」フィルター(辺野古基地固執、TPP参加、武器輸出3原則の緩和ETC、右目に「財界」フィルター(法人税等の優遇、消費税の増税ETC)をかけ、それ以外の、「国民目線」という光を通さない、極端な状況に転化してしまったと言えよう。

ところで、本日の報道では、小泉元首相が、『国会運営に関し、「(民主党から自民党に)大連立を働きかけてくるかもしれないが、応じるべきではない」と述べたという。』と報じられている。

これは、政治家として、常識的な対応と言えよう。

「溺れて死にかけている」政敵を、助けて、「生き残り」を助けるような愚策はとらないのが、政界の常道であろう。

このようなことさえ理解できないようでは、いくら 「支持率が1%になっても止めない」と言っても、もはや「虚言」としか映らないであろう。

今必要なことは、困難な作業であっても、「官僚政治打破」、「国民目線の政治」、「アメリカからの政治的自立」という、マニフェスト(基本スタンス)に立ち返り、「挑戦」することなしには、民主党政権は瓦解するであろう。

この面では、「政治と金」問題で、失脚した「鳩山・小沢」体制の方が、日本国民にとっては、「有益」であったと言えるだろう。

日本の将来に「害なす」仙石・前原・菅体制は、年内にも崩壊させ、新しき年、早々に、「総選挙」で、新たな政治体制を模索する以外方法はなかろう。

民主党「良識派」の諸君や自民党、公明党、日本共産党、社民党、そして、「コケ」にされても踏ん張っている国民新党の皆さんも、腹を決めるべきではないでしょうか?

併せて、朝日新聞や毎日新聞等マスメディア各社も、「首相降板」を求める主張を展開すべき時期と思われるが、いかがなものでしょう。

・・・本日は、これまで・・・

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