2011年7月16日土曜日

肉牛汚染、当然の帰結。野菜・水産物も同じでは? 福島原発200k圏内の汚染調査と、 全放射能汚染物質の公表を!

木村建一@hosinoojisan



肉牛汚染、当然の帰結。野菜・水産物も同じでは

福島原発200k圏内の汚染調査と、

全放射能汚染物質の公表を!



 肉牛問題がクローズアップされているが、いまさらという感がする。

 原因は、飼料として使われた「草」という事から、常識的に考慮すれば、全野菜類がその対象となろう。

 これ以上言わないが、「牛」だけでなく、動物全般、当然、人類も含まれると考える必要があろうというものだ。

 このような状況は、原発事故以降、政府・安全委員会、東電は、「事実」を知っていて、「パニック防止(政府・東電の責任回避)」として、事実を隠ぺいした点は、「政府・東電」の犯罪行為と断罪しても、間違いではなかろう。

 国民的な、「責任追及」運動を起こし、今後の糧にすべきと思われる。

 このような関係は、「地下水汚染」や、陸海の「水産漁業」問題でも、同じ事実が表れるであろう。

 このような事態を招いた政府・東電は勿論、この方向へ誘導した官僚の責任も併せて追及すべきであろう。

 この絡みで、ゲンダイネットに関連情報が記載されていたので、記録しておきたい。

 中でも、群馬大学の早川教授が作成した「放射能拡散マップ」は、重視されるべきであろう。



スーパーホットスポットを次々発見
放射能汚染に新事実、この数値を見よ!

全国1000ヵ所を独自調査 〈後編〉

2011年07月14日(木)週刊現代
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/11933
経済の死角
週刊現代


「私の街は大丈夫でしょうか?」—本誌が独自調査を始めて以来、読者からの問い合わせが殺到している。思わぬ場所に潜むホットスポット。正確な情報を持つ以外に、私たちが対抗する術はない。
柏の葉公園の滑り台下
 岩手県平泉町---。
 6月25日に世界文化遺産の登録が決まったばかりの同町には、観光客がいま大挙押し寄せている。
 JR平泉駅を降りると、いたるところに「祝平泉世界遺産登録決定」の幟が見える。世界の観光名所に名を連ねたことで、地元は喜びに沸いている。
 しかし、地元民も観光客も知らない事実がある。
 平泉駅前ロータリーの街路樹の下で、本誌記者はガイガーカウンター(線量計)のスイッチを入れた。
 0.47、0.54、0.65・・・。
 約30秒ごとに更新される値は、いずれも0・4マイクロシーベルト/時(以下、単位はすべて同じ)を超えている。画面の背景が黄色く変わり、「HIGH」の文字が危険を知らせる。
 同町でもっとも有名な観光地は、言わずとしれた中尊寺金色堂だ。奥州藤原氏ゆかりの寺は国宝にも指定されている。記者が訪れた夕方5時は拝観終了の時刻にもかかわらず、たくさんの参拝客が駆け足で入っていく。
 金色堂前の植え込みを計測した。
 0.88---。
 住宅地なら、避難を考えたほうがよいレベルの線量だ。他の場所も高い。
・参道入り口  0.75
・釈迦堂前  0.45
・阿弥陀堂前  0.36
・能楽殿前  0.64
・本堂前  0.57
・参道駐車場  0.77

 ここまで調べれば、もう結論は出ている。
 新世界遺産・平泉は、放射能に汚染されているのである。
 この事実を駅前の商店主に知らせると、心底驚いた顔をした。
「ウソでしょう。だってここは福島(第一原発)から150km以上離れてるんだよ。ここより近い山形や米沢、仙台市内だって線量は高くないのに、平泉が高いなんてありえない」
 本誌とて、せっかくの世界遺産ブームに水を差すために来たわけではない。だが、世界に知られる観光地になったからこそ、汚染されている事実に目をつぶることもまた、できない。
 表を参照してほしいが、近くの栗駒山いわかがみ平で2.17、奥州市で1.35という驚くべき値が出ているからなおさらだ。
 本誌はこれまで2週にわたり、全国の放射線量を独自に計測してその数値を公開してきた。調査したスポットは1000ヵ所以上にのぼる。読者からは、
「私の住んでいる街も測ってほしい」
 と訴える電話が殺到し、人々の放射能への関心、いや恐怖がいかに強いかを改めて認識した。
 これまでの取材や識者の見解を踏まえて、放射線量は0・19がひとつの安全基準で、それ以上なら要注意、0.60を超えたら避難も検討したほうがよい、と本誌は提言している。
 前号では全国500ヵ所の実測データを掲載し、0.19はもちろん、0.60を超えるホットスポットを広いエリアで観測したことを報じた。
 実は全国には、まだまだ知られざるホットスポットがある。平泉のように、これまで報じられたこともないのに0.8を超えるような「スーパーホットスポット」も存在する。今号はそうした超高線量地点を中心に、引き続き独自調査の結果を報告していく。
 編集部にかかってくる電話でもっとも多いのが、柏市、流山市など千葉の高濃度汚染地帯に住む人々からの不安の声だ。東葛地区と呼ばれるこのエリアは、調査中に住民から声をかけられることが多い。
 今回の調査でも、柏市の新たなスーパーホットスポットが次々に見つかった。
 つくばエクスプレスの柏の葉キャンパス駅。東京大学や千葉大学のキャンパスが近い、新興住宅地兼文教地区だ。
 駅前ロータリーのアスファルト地上1mが0.51。地表面が0.75。十分に高いが、線量計が激しくアラーム音を発したのは、近くの側溝を計測した時だ。
 1.09、1.32と数値が上がっていき、最高で1.68、10回計測した平均値も1.47と、軽々と1を超えてしまった。画面には真っ赤な「DANGEROUS(危険)」の文字が躍る。
 駅には複合商業施設「ららぽーと柏の葉」が隣接しているが、そこで会った30代の主婦はこう話した。
「週刊現代に限らずいろんな雑誌で柏がホットスポットと書いてある。文教地区で公園もあり、子育てに最高の環境だと思ってマンションを購入したのに・・・。ここまで悪い意味で有名になったのだから、行政にしっかり対応してほしい」
 柏の葉公園の滑り台下から1.30、トイレ脇でも1.25と、あちこちに危険な場所が潜んでいる。「柏の子どもたちを放射能汚染から守る会」を始めとする住民が1万の署名を集め、6月28日には秋山浩保市長に早期対策を求める要望書を手渡した。これほど住民の不安が募っても、柏市はまだ動かない。
東葛に「放射能の足跡」
 これまで流山市総合運動公園や流山おおたかの森駅前がホットスポットになっていることを報じたが、同市内をさらに調べる。
・南流山駅前 0.53
・江戸川土手草地 0.54
・流山高校前 0.65

 今回はスーパースポットは見つからなかったが、やはり市内全域が高い。南隣の松戸市もそうだ。
・新松戸駅前 0.56
・流通経済大学新松戸キャンパス前側溝 0.68

 では、柏、流山、松戸の周辺は、どこまで汚染が拡がっているのか。隣接する各市の線量はこうだった。
・鎌ヶ谷市鎌ヶ谷駅東口ロータリー 0.38
・船橋市中山競馬場南門前 0.38
・我孫子市我孫子警察署駐車場付近 0.39

 普通より高いが、ホットスポットと呼ぶほどの値ではない。だが、柏市の北側に接する茨城県守谷市に入ると、線量計がまた音を立て始めた。
・守谷市立沢公園滑り台下 0.50
・守谷市浄化センター近くの側溝 1.11

 枯れ葉で埋もれ水が流れない溝だったとはいえ、1を超えた。守谷市の汚染度は東葛の高濃度地帯と同レベルだと言える。
 前号でも書いたが、これらのホットスポットから北に進むと、徐々に線量は下がっていく。福島第一原発から放射能が流れてきたとしたら、なぜこうした逆転現象が起きるのか?
 その疑問を科学的に解明した人物がいる。群馬大学の早川由紀夫教授、専門は火山学だ。火山灰の拡散メカニズムをもとに、福島第一原発から出た放射性物質の動きを研究している。左に掲げたのが、早川教授が作成した「放射能拡散マップ」だ。元になっているデータは国や各自治体が発表した線量である。
 よく見てほしい。千葉の東葛地域を汚染したのは北からではなく、太平洋越えのルートだった。早川教授が解説する。

放射能は大きく分けて四つのルートで拡がった。一つめは3月12日に北に流れて平泉まで到達したもの、二つめは南に流れて首都圏、栃木、群馬に行ったもの、三つめが北西方向を襲った最大の汚染、四つめが海越えで千葉と東京に流れたルート
「このルートが発生したのは3月21日午前。福島から海沿いに水戸方面に南下し、柏や流山にホットスポットをつくった」
 だが、まだ疑問がある。途中の水戸市や鉾田市よりなぜ東葛が高いのか。早川教授が続ける。
原因は雨です。3月21日、北から放射性物質を運んできた風と、南からの湿った風がここでぶつかって、放射能を含む雨を降らせたんです。その翌日に採取された東京都の水道水(松戸市に隣接する葛飾区の金町浄水場)から放射性物質が多く検出されたことも、これで説明がつく」
 図にはいくつかの矢印が記されている。矢印の方向に進む、ナメクジの足跡のようなこの帯こそが、東日本にホットスポットを作った「放射能の足跡」なのだという。早川教授がそれぞれに説明を加える。
「データを分析すると、福島第一原発からの放射性物質の大量放出は、大きく4回あったとわかりました。
 最初が3月12日の夜。南相馬から太平洋を北上して時計と反対回りに女川を経由し一関市に向かった。平泉を汚染したのはこのルートです。
 2回目が3月15日の午前中。いわき市→水戸市と南下し、そこから3方向に分かれている。宇都宮方向に向かったもの、群馬方向に向かったもの、首都圏に南下したもの。軽井沢周辺を汚染したのはこの時の群馬ルートです」
 そして最悪の放出が起きたのが、3号機の建屋が爆発した翌日の、3月15日夕方からだった。
「原発から北西方面に進み飯舘村などを徹底的に汚染し、そこから時計と反対回りで福島、二本松、郡山、那須、最終的には日光まで流れていきました」
 このルートが、現在SPEEDIなどで公開されているもので、多くの国民はこのルートしかないと思っている。
 実際はそうではなく、これが3回目。4回目の大放出が、前述した3月21日の、海越えで東葛を汚染したルートだった。
 恐ろしいのは「原発からいつ放射性物質が大量発生したか、誰もわかっていなかった」という事実だ。
「多くの人は爆発が直接の原因で放射能が拡がったと思っているが、それは違います。イメージで言うと、爆発などで施設のどこかに穴などの不具合が生じ、ある時シューッと漏れ出す、という感じだと思う。
 その証拠に、最悪の放出が始まった3月15日の夕方には、爆発的事象は起きていないのです」
 これが何を意味するか。今後、爆発がなくても再び大量放出される危険性は十分にあるということだ。表面的に原発が落ち着いたからといって、けっして安心できないのである。
 早川氏の地図は行政のデータを元にしているが、本誌はその裏付けを独自調査によって行った。
 まず日光。長野の小諸までをつなぐ日本ロマンチック街道沿いに調べる。
・日光市運動公園水飲み場付近 0.56
・日光市丸山公園滑り台下の芝生 1.12

 いきなり1を超えるスーパースポットに出くわす。日光の顔、東照宮正門は高台にあるからか、0.36と数値が下がったが、1以上がまだまだ続く。
・那須野が原公園正面駐車場 1.38
・那須塩原市立関谷小学校正門前 1.57
・那須塩原市立金沢小学校正門前 1.25

 とても小学生が通える汚染度ではない。
 ちなみに那須塩原は山裾が異常に高く、平地がそれに続くが、山の中に入ると線量は少し下がる。隣接する那須町の山中に皇室の那須御用邸があるが、その周辺は0・57と、高い水準ではあるが避難レベルにはいたらなかった。
都内はホットスポットだらけ
 これまで知られていなかった3月15日午前の群馬ルートも調べた。気になるのはやはり避暑地・軽井沢の線量だ。
・JR軽井沢駅前 0.36
・南軽井沢交差点付近 0.34
・軽井沢中学校正門前 0.38

 やや高いが同じく避難レベルではない。マップを見ると汚染ベルトはそこから北上、川場方面へと時計回りに伸びる。
・沼田市道の駅白沢の駐車場 0.52
・川場村川場スキー場前 0.48

 忘れてはならないのが、放射線量の高さは近い場所でも地形によって劇的に変わる可能性があることだ。
 川場スキー場へとつながる峠道の、S字カーブ。ちょうど雨が流れつきそうな場所を調べると、線量計が激しく鳴り、画面が真っ赤に染まった。
 2.27---。
 今回の調査のなかで最高の数値、まさにスーパーホットスポットだ。このように、ホットスポット周辺には必ずスーパースポットが隠されている。行政の定点観測では、そうした危険な場所はわからない。
 3月21日に発生した第4の大放出。葛飾や足立などの東京23区東部を汚染したのも、東葛と同じくこのルートだった。
・足立区役所前 0.45
・足立区ベルモント公園水飲み場付近 0.49

 都内では高い水準だがスーパーホットスポットではない。しかし地道に調べると、やはり見つかるのだ。
 区内でも人が集まる東武竹ノ塚駅前。近くの側溝で線量は0.69と跳ね上がった。のぞき込むと、汚泥が盛り上がって水が滞留している。こういうところは間違いなく線量が高い。
 そして、これまでも報じてきた文京区。週刊現代を発行する講談社は、同区の坂に囲まれた窪地に位置している。
・文京区講談社社屋裏の植え込み 0.34
・文京区講談社社屋裏高速道路下の側溝 0.42

 文京区のある母親は、千代田線千駄木駅近くで2.39のスーパーホットスポットを発見したと、ネット上で報告している。
 本誌記者が多くの時間を過ごす講談社周辺とて、汚染と無縁ではない。さらに新たな調査で、同じく都内の文教地区、目黒区にもホットスポットを見つけた。
 区内を南東方向に流れる目黒川。桜の季節は都内有数のお花見スポットとして賑わうこの川沿いの植え込みを調べると、0.45という場所があった。目黒駅から坂を下りきったところにある、目黒雅叙園前の側溝でも、0.30を測定。さらに、東大駒場キャンパスの、土の運動場脇の側溝でも、0.44というホットスポットを発見したのである。
 足立、葛飾、江戸川、台東、文京各区以外は、都内の線量はだいたい0.1~0.2の間で安定している。しかし徹底的に調べれば、都内のどこでも必ず0.3超のスポットが見つかる、というのが本誌の実感だ。
 汚染マップを作成した早川教授は、国や自治体の線量調査に対する姿勢に疑問を投げかける
「たとえば足立区。原発事故後にデータをずっと出していたが、すでに数値が上がり始めていた3月28日に、機器の故障を理由に発表をやめてしまった(5月11日に再開)。あれでは、数値が高いから隠したんだと思われても仕方がない(足立区は本誌の取材に「機器の故障で修理に出していた」と回答)。
 東京都の新宿モニタリングポストの数値も怪しいですね。個人レベルの調査ではなく、共産党の都議団がきちんとした機器で測った数値と比べても、半分くらいの低さです数値が低く出るようなクセのある機械を使っているのか、何かからくりがあるはずです」
 本誌は今後も、放射能汚染の独自調査を続ける。なぜなら、政府は国民が放射能を恐れることに疲れ、現状を甘受する日を待っているからだ。思うツボにはまるわけにはいかない。

「週刊現代」 2011年7月16・23日号より
(完)

 以上のように、貴重な見解は、全国民的に検討を深めるべきであろう。
 今、朝ズバで、岩見なる人物が、勝手なことを言っているが、このような人物の責任も追及されることとなろう。
☆☆☆☆☆☆
 妻純子、抗生剤の投与で、安定してきた。
 体温36.3℃、パルス108、サチレーション95
・・・・本日は、これまで・・・・

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