2011年8月28日日曜日

「国会泣き男」を最後に選んだ小沢一郎苦渋の決断と狙い。円高経済へシフト(構造改革)すべき 「雇用吸収力のない」輸出企業「擁護の為替介入」は不当!

木村建一@hosinoojisan



円高経済へシフト(構造改革)すべき

「雇用吸収力のない」輸出企業「擁護の為替介入」は不当!

経済・政治構造の変革なしには日本経済の再生はないと言えよう。

「国会泣き男」を最後に選んだ小沢一郎苦渋の決断と狙い



 民主党の代表選挙が大きく取り上げられているが、どの候補も、いまいちの感がする。

 今回は、小沢氏が、民主党の「起死回生」にかけた動きを強めているために、「海江田氏」が有力と見られているが、どうも感情の抑えが利かず、早晩潰れそうだ。

 まあ、鳩山氏の顔を立て、短期のピンチヒッターという事か?



 日本の政治・経済構造の「転換」が求められており、「構造転換」なしには、日本の経済そのものも「発展しない」という事がますます明らかになりつつある。

 既得権益擁護の経団連やそれに便乗する経済学者の皮をかぶった「労務屋」にすぎないエセ経済学者(例えば慶大の清家氏等)が、日本を潰していると言えよう。

 世界の経済環境は、ソ連の崩壊と同じように、過剰流動性を制御出来なくなった「資本主義」そのものの崩壊を示し始めていると言えよう。

 日本経済を考える場合、当面、「円高」に耐える経済構造へ転換しない限り発展はあり得ないだろう。

 これを解決するためには、単純だが、「輸出→円高→賃下げ」の構造を、「輸出→賃上げ→内需拡大→技術力強化」の構造へ転換することが重要であろう。

 総合的な経済発展は、必然的に「円高」を招くことから、現在の為替は、実力を示していると言えよう。

 ならば、「円高」に耐え得る経済構造へ早く転換する方が、輸出産業にとっても有利に転換するのだが、「技術力強化」でなく、安易に「人員削減等の労務屋的発想」のコストダウンと「内部留保の拡大」では、もう太刀打ちできなくなるであろう。

 輸出企業が、得た利益を「内部留保」でなく、国内需要の喚起策として、「賃金引き上げ」や「正規労働者の雇用拡大」等に振り向ければ、日本経済は大きく発展することとなろう。

 以下に、関連資料を記録しておきたい。



日本は円高受け入れ政策の大転換をすべき

- 11/08/26 | 12:13 東洋経済

http://www.toyokeizai.net/business/industrial/detail/AC/8f2a42224f3702c3ff38156417fdf152/

 7月21日、EU(欧州連合)首脳会談でギリシャへの追加支援策が基本合意された。8月1日には米国で連邦政府の債務上限引き上げと財政赤字削減について政府と議会の交渉が期限ギリギリで妥結した。しかし、問題そのものは何ら解決していない
 ギリシャにはリスケジュールが適用され、事実上、デフォルト状態に陥った。「3カ月に一度、ギリシャの財政・構造改革を審査するたびにユーロをめぐる騒動が繰り返される。EFSF(欧州金融安定ファシリティ)の枠増額が先送りされたので、市場が再びイタリアやスペインのソブリンリスクを試す展開が予想される」(ニッセイ基礎研究所・伊藤さゆり主任研究員)。
 米国は、家計部門が抱え込んだ負債を減らしていかなければならないが、財政には今後10年間で1兆ドル近く、加えて13年以降の10年間で1・5兆ドルの歳出カットという制約が課されたため、調整は厳しいものとならざるをえない。景気と雇用に圧力がかかり続ける
 こうした状況下で円高(ドル安)が進むのは避けられない。しかし、輸出企業の声が大きく円高恐怖症の日本にあっては、すぐに日本銀行の金融緩和や政府の円売りドル買いの為替介入を求める声が出る
 こうしたことはやめるべきだ。構造的要因から円高への流れを変えられないばかりか、さらに産業構造の改革を遅らせる介入に頼れば政府はドルを追加的に抱え込み、円高が進むことで評価損が膨らみ、国民負担が増す
 ソブリン危機の原因を振り返れば米国発金融バブルだ。欧米でマネーがあふれ返り、それがサブプライムローン証券化商品のデフォルトをきっかけに一気に崩壊した。民間のバランスシート調整を財政出動で支えたために、政府の赤字が膨らんだ。
 さらに、バブルの根源をたどれば経常収支の不均衡に行き着く。
 借金を重ねて消費を拡大し続けることで米国は経済成長してきた。基軸通貨国であり、ニクソンショック(1971年)で金の縛りから解放されて以降は、必要なら紙幣印刷へ輪転機を回す。95年以降は強いドルを標榜して資本流入を促した
根源に日本の黒字蓄積
 一方、日本は戦後、輸出によって外貨を積み上げてきたが、外貨準備が十分な額に達し、プラザ合意で円高による修正を迫られても、内需型・消費型への構造転換を果たすことができなかった。輸出志向、円安志向が消えない。円高のたびに金融緩和策や為替介入を繰り出してきた。円キャリートレードで余った資金が世界に回った。
 日米とも不均衡を放置したまま、金融緩和に過度に頼り、バブルを発生させることでしのいできた。この構造はリーマンショック後も変わらないどころか、財政が手詰まりになる中で、金融緩和への政治的な圧力が高まり続けた。
 金利政策が限界に達し、中央銀行は量的緩和を採用しただけでなく、自ら信用リスクを取って財政政策に踏み込むまでになった。米国の“QE2(量的緩和第二弾)”も日本の“包括緩和”も麻薬のようなものだ本質的な問題を放置したままで中毒患者となっている。
 日本の金融市場に格付けを導入したエコノミストの三國陽夫氏は、日本が経常黒字をドルのまま米国に預け、資本流出させていることが90年代半ば以降の日本のデフレ・低成長の原因であると主張してきた。
 「経常黒字の拡大という政策が成功すると円高になる。円高を嫌がってドルを円に換えて回収せず、米国にドルで貸したままにすれば、購買力が米国に移転して流動性不足を生じ、国内の投資・消費を減少させるので、所得減退と消費減退の罠(わな)に陥りデフレ・低成長になる」と説明する。
 こうした状況下で日銀が金融緩和を行っても、資金は国内に回らない。つまり、経常黒字を積み上げることが自らの首を絞めているというわけだ。
 日本の対外純資産は2010年末で251兆4950億円。経常黒字を積み上げ続け、世界最大の純債権国の座を20年保ち続けている。円高で09年よりも15兆円近く減ってもなお、2位に迫る中国と100兆円超の開きがある。一方、米国は経常収支の赤字を続け、252兆円(09年末)の世界最悪の純債務国である。
ボロボロの外為特会
 野口悠紀雄早稲田大学大学院顧問は、東日本大震災直後の円売りドル買いの為替協調介入について、「震災で家が失われたら、貯金を下ろして家を建て直すのが常識なのに、ガイトナーという支店長が怖くて貯金をさらに積み増した」と揶揄する。
 JPモルガン・チェース銀行の佐々木融債券為替調査部長は、「政府は為替介入のために110兆円余りを借り入れて外債に投資する円キャリー取引を行い、外国為替資金特別会計には、30%以上に当たる40兆円近くの含み損を抱えている」と指摘する。
 「きちんとクーポンをためていたら、収支はトントンになるが、クーポン収入を使ってしまっているので含み損状態になっている」(佐々木氏)。外貨準備の額は復興に必要とされる10兆~20兆円を軽く上回るが外貨準備を取り崩したら一気に損が表面化する。これが“埋蔵金活用”とされる事柄の本質だ。
 野口氏は「そもそも財務省は外貨をTB(短期国債)で運用しているので、過去の平均運用利回りは3%でしかない。10年債を買えば5%は実現できていたはず。対外関係をめぐっては信じられない愚かなことが行われている」と批判する。
 輸出企業にとってはマイナスでも、国民としては購買力を増す自国通貨高を喜ぶのが世界の常識だ。国民を挙げて、自国通貨高を嫌なことのように語るのは、日本だけだ。いいかげんに米国に貢ぐ立場から降りて、輸入を増やし国内消費を増やして債権大国らしい豊かな生活を志向できないか
 貿易黒字が縮小ないし赤字になっても、経常収支は簡単には赤字に転落しない。投資による所得収支が年間12兆円ある。これを消す12兆円もの貿易赤字に陥るにはかなりの時間がある。
 確かに、輸出企業が海外に生産を移転すれば、国内の雇用は厳しくなる。しかし、すでに輸出企業は雇用吸収力を失いつつある。03~07年に円安をテコに輸出は伸びたが、雇用は非正規労働にシフトし、賃金は下がり続けた
 野口氏は、「新興国の工業化によって、もはや先進国のやるべき仕事ではなくなったモノづくりを続けていることが問題。生産性の高いサービス業が育っていない」と産業構造の問題を指摘する。
 輸出→円高→賃下げの悪循環から脱する構造転換が急がれる
(シニアライター:大崎明子 =週刊東洋経済2011年8月13・20日合併特大号)

※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。





「国会泣き男」を最後に選んだ小沢一郎苦渋の決断

【政治・経済】

2011年8月27日 掲載 ゲンダイネット
http://gendai.net/articles/view/syakai/132317
来年9月の代表選は本人が出馬か

 苦渋の選択だったのか。元代表の小沢一郎が支持を決めたのは、国会泣き男の海江田万里経産相だった。
「自前の候補を擁立できない小沢さんからすれば、(脱小沢の)菅路線から決別し、自分のコントロールしやすい候補しかあり得なかった。その意味で、何人かの候補の中で、原発のストレステストで菅さんに盾突いた海江田さんがまだマシな候補だったということでしょう」(政治評論家・浅川博忠氏)
 最後の最後まで小沢は決めかねていた。この間、藤井元財務相、西岡参院議長、原口前総務相といった名前が小沢系候補として飛び交ったが、本人の固辞や、鳩山グループとの調整で相互が難色を示したことなどで立ち消えになった。選挙結果がどうなるかは微妙な情勢だが、仮に海江田代表が誕生した時、小沢は何を狙っているのか。
「ポイントは来年9月の代表選でしょうね。10月に始まる小沢さん自身の裁判が終わってフリーの身になれば、本人は再び代表選に出るつもりでしょう。海江田さんはそれまでのつなぎ役ということです。まずは、小沢さん自身の党員資格停止処分を解かせ、幹事長ポストに小沢氏の名代となる人物を据える。そして裁判の決着がついたら、小沢さん本人は選対本部長あたりのポストに就き、民主党の存在を懸けることになる次の総選挙の采配を振る。こういったシナリオを描いていると思われます」(浅川博忠氏=前出)
 菅政権の1年3カ月間、民主党はマニフェストを反故(ほご)にし、自公にスリ寄る醜態で有権者に相手にされなくなってしまった
「政権交代の立役者である小沢からすれば、反小沢の前原が代表になったら、マニフェストはすべて見直され、民主党の変質が進むという危機感があった。そこで党代表、総理としての資質には疑問符がつくものの、民主党の原点に立ち戻るための選択肢として海江田に白羽の矢を立てたのですよ」(民主党関係者)
 小沢は昨夜、海江田とともに支持グループの会合に出席し、こう語った。
「同志みんなで一致協力して、海江田首相の誕生を目指そう」
民主党再生に向けた小沢の賭けはどうなるか。



☆☆☆☆☆☆

ハリケーン アイリーンが、上陸し被害が出始めている。もう一人死亡の報が出ている。

被害が拡大しないことを祈る次第だ。



巨大タイフーン アイリーン

Astronomy Picture of the Day


Discover the cosmos! Each day a different image or photograph of our fascinating universe is featured, along with a brief explanation written by a professional astronomer.
2011 August 27
Hurricane Irene Forms
Image Credit: GOES 13 satellite, NASA, NOAA
☆☆☆☆☆☆
 NTTの光回線ようやく正常?に戻ったようだ。
 この二日間、原因究明に時間をそそいだが、その努力が報われた感がする。
 今日から、また頑張って行こう。
 妻純子安定
 明けて日曜日、看護士さんやヘルパーさんが来ないので、久しぶりにゆっくりしよう。
・・・・・本日は、これまで・・・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿