2013年12月28日土曜日

海側井戸で210万ベクレル=最高値を更新※戦後国際秩序に挑戦 安倍首相が靖国参拝 米政府が「失望」 異例の声明※靖国参拝に広がる批判、日本孤立 ※政府、移設調査を年度内に 辺野古埋立承認で

木村建一@hosinoojisan



海側井戸で210万ベクレル=最高値を更新-福島第1

戦後国際秩序に挑戦 安倍首相が靖国参拝 米政府が「失望」 異例の声明

靖国参拝に広がる批判、日本孤立 EUやユダヤ団体も

政府、移設調査を年度内に 辺野古埋め立て承認





福島原発第一の地下水汚染、残念ながら、悪化の一途になっている。

政府・東電は、「原因不明」と逃げているが、これは、メルトダウンした格納室の重大な破損を意味しているであろう。

「原因不明」としていることが、この問題の深刻さを「提起」しているといえよう。

常識的には、「地下水」は、海洋と直結しており、海洋汚染が「極めて深刻な状況」とみて差し支えないと思われる。

政府は、放射能汚染の一部地域の除染を「放棄」したが、同じように、「海洋汚染」も「放棄」を狙っており、これは、安倍政権の靖国参拝問題と同じように、ファシスト特有の「わが亡き後に洪水よ来たれ」という思想と同じといってよいであろう。

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安倍アホ首相の「靖国参拝」が、全世界の「批判」を浴びている

安倍首相や、「新しい教科書を作る会」等をはじめとする「民族主義Gr」は、先の第二次世界大戦を、「侵略戦争でなかった」と主張し、「侵略戦争の戦争責任」を否定しようとしているが、国際的には、「物笑いの種」といってよいだろう。

靖国神社そのものが、この『思想』の上に成り立っており、これに参拝することは、「先の世界大戦」の戦争責任を「免罪」するものであり、「戦後の国際的レジューム」そのものを否定することになる。

この状況を早急に「正す(=安倍・自民党政権の放逐)」ことが、日本国民の最重要課題になってきたと言えよう

かって、「粘土足の巨人」といった思想家・政治家がいる。

自民党政権、国会内では、確かに「巨人」に見えるが、粘土細工と同じように、極めてもろい政権である。

国民が、その気になれば、「即時」に、崩すことが可能である。

国民の意識が、その方向で纏まることを祈念したい。

以上、雑感。



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海側井戸で210万ベクレル=最高値を更新-福島第1
(2013/12/27-21:16)JIJICOM
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013122700846
 東京電力は27日、福島第1原発2号機の海側にある観測用井戸で26日に採取した地下水から、ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり210万ベクレル検出されたと発表した。この井戸は上昇傾向が続いており、最高値を更新した。
 東電によると、井戸は護岸から約40メートルの場所にあり、これまでの最高値は19日の同190万ベクレルだった。東電は地下水のくみ上げによる影響と説明しているが、詳しい原因は分かっていない。

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継ぎ目の止水材劣化か=タンクせき225トン漏水-福島第1
(2013/12/27-21:19)JIJICOM
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013122700848
 東京電力福島第1原発で、放射能汚染水を貯蔵するタンク群を囲む二つのせきにたまった水が最大で225トン漏れた問題で、東電は27日、コンクリート製のせきの継ぎ目をふさぐ止水材が劣化していた可能性が高いと発表した。東電は「劣化は想定していなかった」と説明している。
 東電によると、目視では水漏れが見つからず、コンクリートにもひび割れはなかった。新しい止水材で継ぎ目をふさぎ、内側に水を張ったところ水位は低下せず、漏れた水は劣化した止水材から地中に染み込んだとみられる。東電は今後、せき周辺の土壌を回収する。

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戦後国際秩序に挑戦 安倍首相が靖国参拝

米政府が「失望」 異例の声明
2013年12月27日(金)  しんぶん赤旗 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-12-27/2013122701_01_1.html  安倍晋三首相は内閣発足から1年の26日、東京・九段の靖国神社を参拝しました。現職首相の参拝は小泉純一郎氏以来7年ぶり。安倍氏の首相在任中の参拝は、第1次政権を含めて初めてです。日本の侵略戦争を美化する宣伝センターの役割を果たしている同神社への参拝は、集団的自衛権の行使容認など「戦争する国づくり」への転換を狙うもの。中国、韓国政府が抗議したのをはじめ、米政府も「失望している」との声明を出す異例の対応で国際的孤立を招いています

 首相は参拝後、記者団に侵略戦争遂行のための施設だった同神社の性格を無視して、「日本のために尊い命を犠牲にされたご英霊に対し、尊崇の念を表し、御霊(みたま)安らかなれと手を合わせた。二度と再び、戦争の惨禍によって人々の苦しむことの無い時代を創るとの決意を込めて不戦の誓いをした」などと説明しました。  さらに「いわゆる戦犯を崇拝する行為だと誤解にもとづく批判がある」「中国、韓国の人々を傷つける考えは毛頭ない」と述べましたが、戦争指導者の責任についての質問には回答を避けるなど、ごまかしに終始しました。首相はこうした内容の談話も同日、発表しました。  首相は、モーニング姿で公用車を使って靖国神社に到着し、昇殿参拝。「内閣総理大臣 安倍晋三」と記した花も供えました。神社内の「鎮霊社」も参拝しました。  首相は、2006年から07年の第1次政権で参拝しなかったことについて「痛恨の極み」と繰り返し発言し、在任中の参拝に意欲を示していました。  昨年12月の第2次政権発足後、首相は供え物の「真榊(まさかき)」や玉串料を奉納し、閣僚は相次ぎ参拝しました。中韓両国の抗議で、日韓外相会談など一連の外交日程が中止。いまだに両国との首脳会談も開けないなど深刻な外交的行き詰まりを示しています。米国も日本に懸念を示していました。  安倍晋三首相の靖国神社参拝から数時間後に発表された在日米国大使館の声明は、「日本は大切な同盟国であり、友好国」としたうえで「日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動をとったことに、米国政府は失望している」と表明しました。  声明は「日本と近隣諸国が過去からの微妙な問題に対応する建設的な方策を見いだし、関係を改善させ、地域の平和と安定という共通の目的を発展させるための協力を推進することを希望する」としています。
中国・韓国「強く非難」
 安倍晋三首相の靖国神社参拝について、中国・韓国両政府は26日、それぞれ強く非難する声明を発表し、日本大使を呼んで抗議しました。  中国外務省の秦剛報道局長は「強烈に抗議し、厳しく非難する」との談話を発表。王毅外相が木寺昌人大使に抗議しました。韓国政府は声明で「時代錯誤の行為」と非難しました。  欧米の各紙も電子版で速報しました。

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安倍首相:靖国参拝 米「失望」に政府危機感 防衛相電話協議、延期に

毎日新聞 2013年12月28日 東京朝刊 http://mainichi.jp/shimen/news/20131228ddm001010151000c.html  安倍晋三首相の靖国神社参拝を受け、米国務省は26日、「失望した」とのサキ報道官声明を発表した。在日米大使館声明と同じ内容だが、大使館声明にとどまらなかったことで、米政府の姿勢がより明確になった形だ。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設に向けた同県の埋め立て承認に関し、27日に予定していた小野寺五典防衛相とヘーゲル国防長官の電話協議も延期されるなど、首相参拝の影響はさらに深刻化している。  首相に事務方は26日、大使館声明について「『失望』は外交的にはそんなにきつい表現ではない」と説明、米側が一定の配慮を示したと受け止めていた。だが、同盟国に「失望」との表現を使うのは異例だ。自民党幹部は「『失望』は相当に厳しい表現だ」と指摘する。  首相は27日、首相官邸で記者団に、「戦場で散っていった方々の冥福を祈り、リーダーとして手を合わす。これは世界共通のリーダーの姿勢だろう」と参拝の正当性を強調したうえで、「そのことを理解していただくように努力していきたい」と付け加えた。  政府は、参拝にあたっての首相の思いを各国に説明するため、在外の日本大使館を通じて、「今後とも不戦の誓いを堅持していく」という26日の首相談話を翻訳して発信し始めた。  与党にも懸念の声が広がっている。自民党の石破茂幹事長は27日、テレビ朝日の番組で「米国は『不戦の誓い』を首相が強調したことにも留意している」と述べたが、同党幹部は「今回は厳しい」と漏らした。公明党の山口那津男代表は同日、「首相の理念的な面での言動が一つ一つの行動に表れている。(欧米からの懸念は)それら全体に対する評価と受け止めるべきだ」と首相に苦言を呈した。【鈴木美穂、高橋恵子】

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歴史逆行の本性あらわ 安倍首相の靖国参拝 志位委員長が談話

2013年12月27日(金) しんぶん赤旗 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-12-27/2013122701_02_1.html  日本共産党の志位和夫委員長は26日、国会内で記者会見し、安倍晋三首相が靖国神社に参拝したことについて、次のように述べました。

写真 (写真)記者会見する志位和夫委員長=26日、国会内  一、靖国神社は、過去の日本軍国主義による侵略戦争を「自存自衛の正義のたたかい」「アジア解放の戦争」と美化し、宣伝することを存在意義とする特殊な施設です。この施設に首相が参拝することは、侵略戦争を肯定・美化する立場に自らの身をおくということを、世界に向かって宣言することにほかなりません  第2次世界大戦後の国際秩序は、日独伊の3国がおこなった侵略戦争は不正不義のものとすることを共通の土台としています。首相の行為は、第2次世界大戦後の国際秩序に対する正面からの挑戦であって、断じて許すわけにはいかないものです。この行動によって首相の歴史逆行の本性があらわになったと思います。  一、(「外交的影響をどうみるか」との問いに)中国、韓国との関係を考えても、外交的な行き詰まりを一層深刻なものとする結果をもたらすことは明瞭ですが、問題はそれにとどまりません。首相の行動は、第2次世界大戦後の国際秩序に対する挑戦であり、アメリカも含めて支持されえないもので、世界全体を敵に回すことになる。世界各国との関係でも、さまざまな矛盾が広がっていくことになるでしょう  一、(「この時期の参拝をどう見るか」との問いに)「戦争する国づくり」への暴走が始まっています。この暴走に歯止めがなくなり、やみくもな暴走になっているのが、現状だと思います。  国民多数の反対を踏みつけにした秘密保護法の強行に続き、「国家安全保障戦略」の策定など集団的自衛権の行使容認への道をひた走ろうとしている。「武器輸出三原則」のなし崩し的な放棄につながる弾薬の提供も重大です。  しかし、これは国民多数の声と真っ向から逆らうし、アジアと世界の流れにも逆らうものです。国民の世論と運動で大きく包囲して、暴走に待ったをかけ、破たんに追い込んでいきたいと決意しています。

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靖国参拝に広がる批判、日本孤立 EUやユダヤ団体も

2013/12/27 22:24 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201312/CN2013122701002262.html
 27日、ソウルの日本大使館前で、日本国旗を破る韓国人ら(ゲッティ=共同)  安倍晋三首相の靖国神社参拝には27日も、世界各地でさらに批判の声が広がった。中国、韓国の猛反発が収まらないだけでなく、欧州連合(EU)やユダヤ系団体なども非難。静観姿勢の東南アジア諸国も日中のトラブルを嫌っているのが実情で、参拝は国際社会の理解を得られず、安倍政権は孤立を深めている。  中国や韓国のほか、「失望」を表明した同盟国の米国に加え、EUのアシュトン外交安全保障上級代表の報道官も批判。東南アジア諸国連合(ASEAN)の有識者からも参拝すべきではないとの声も出ている。(共同)

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政府、移設調査を年度内に 辺野古埋め立て承認
2013/12/27 23:35  日経新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2703Y_X21C13A2MM8000/?dg=1  沖縄県の仲井真弘多知事は27日、那覇市内で記者会見し、米軍普天間基地(宜野湾市)の名護市辺野古への移設に向け、政府が申請していた埋め立てを承認したと正式表明した。菅義偉官房長官は記者会見で「速やかに工事などの事業開始に向けた本格的な準備を始めたい」と強調。政府は2013年度中に、移設に向けた調査や設計に着手する。1996年の日米が返還に合意して以来、膠着してきた普天間基地の移設が転換点を迎えた。  安倍晋三首相は27日、首相官邸で記者団に「知事の英断に感謝申し上げたい」と歓迎する意向を表明した。「沖縄県民の負担を少しでも軽減すべく、できることはすべてやっていく」と語り、基地負担軽減に全力を挙げる考えを重ねて示した。  仲井真知事は埋め立てを承認した理由について「現段階で取りうると考えられる環境保全措置などが講じられ、基準に適合していると判断した」と説明。県側が強く求めてきた普天間基地の5年以内の運用停止については「首相の強いリーダーシップにより、道筋が見えつつある」と、政府の取り組みを評価した。  日米で合意した計画では辺野古沿岸部に普天間基地の代替施設が完成し、移設するのは22年度以降で、9年はかかる。知事は「(5年以内という)半分の期間で処理するには県外移設しかない」との見解も示した。県外移設を求める公約に関しては「変えたつもりはない」と主張。承認の政治的責任を取り、辞任する考えのないことを明らかにした。  政府は3月に辺野古沿岸部の埋め立てを県に申請していた。5年の工期で沿岸部約160ヘクタールを埋め立てる。県は27日午前に知事の公印が押された承認書類を事業者である沖縄防衛局に送付、受領された。政府は代替移設の完成には少なくとも約3500億円が必要と見積もっている。

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南スーダン、油田地帯で戦闘激化…対話も不透明

(2013年12月27日23時16分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20131227-OYT1T00940.htm?from=ylist
 【ヨハネスブルク=黒岩竹志】内戦突入への懸念が高まる南スーダンの政府軍報道官は27日、電話取材に対し、石油利権に絡む北部の油田地帯で政府軍と反政府勢力との戦闘が激化、拡大していることを明らかにした  報道官は、マシャール前副大統領率いる反政府勢力が制圧した油田地帯、ユニティ州の州都ベンティウについて、「奪還準備を進めている」と語り、近く作戦を開始する意向を示した。ユニティ州の原油産出量は、国内の約2割を占めるが、戦闘で生産停止に陥っている。また、別の油田地帯、上ナイル州の州都マラカルで「反政府勢力との戦闘が続いている」と述べた。  ロイター通信によると、内戦突入による地域全体の不安定化を懸念する周辺国首脳らは27日、ケニアで首脳会議を開き、南スーダン政府と反政府勢力に対して、紛争解決に向けた対話を今月31日までに開始するよう求めた。ただ、実現するかどうかは不透明だ。

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JICA南スーダン所長インタビュー 主なやりとり

2013年12月27日19時29分 朝日新聞 http://www.asahi.com/articles/ASF0TKY201312270221.html  【渡辺丘】帰国直後の花谷厚・国際協力機構JICA南スーダン事務所長(54)に対するインタビューの主なやりとりは次の通り。  ――戦闘が始まった時の状況は?  15日夜、首都ジュバの北約10キロの町にある兵舎で兵士同士の撃ち合いが始まった、と連絡があった。16日朝、ジュバでも始まった。17日から、涼しい午前中はやっているが午後は止まり、夕方にまた戦闘が始まるような感じだった。16日に午後6時~翌日午前6時までの外出禁止令が出た。  ――所長自身も銃声を聞きましたか。  はい。うちのアパートの前でも戦闘をやっていたので、窓のそばには近づかないようにして、ベッドルームにいるようにした。  ――JICAの対応は?  職員や専門家などのほか、無償資金協力にかかわる業者ら45人ほどの関係者がいたが、16日朝から外出を控えるよう指示した。  現地スタッフも7~8人いるが、外に出ない。「自分の隣人が殺された」と携帯電話のテキストメッセージを送ってきた人もいた。  18日の午後以降、ジュバについては銃声はあまり聞こえないようになった。ただ、何があるかわからないので、中央エクアトリア州のジュバとイェイ、上ナイル州マラカルの3カ所にいた日本人全員が、空港が再開した18日から23日にかけて国外退避した。マラカルは最近、戦闘があったと言われている。  ――南スーダンの独立直後、2011年8月にJICAの所長に就任。戦闘の背景をどう見ていますか。  2011年からスーダンとの関係が複雑になっていた。国境沿いが爆撃されたり、スーダンから難民が来たりする問題がずっと続いていた。今年初めにスーダンとの関係が改善するまで、脅威は南北の緊張関係だった。  それが今年7月にキール大統領がマシャル副大統領、与党幹事長、全閣僚を交代させた。南北関係の安定に逆行するかのように、国内の政治的対立が先鋭化してきた。今回の戦闘が起きる前の週には、マシャル氏と元閣僚級らが現在の与党の運営は非民主的であると批判する声明を出していた。  戦闘開始後は、(キール大統領の)ディンカ族と(クーデターを主導したとされるマシャル氏の)ヌエル族の戦いという言い方がされるようになった。  民族対立をあおられ、やられる前にやってしまうという恐怖の連鎖が起きると良くない。隣人がそう(敵)かもしれないとなると、今までより日常的な市民レベルの恐怖感は強い気がする。  政府も国連もこれは民族問題ではなく、政治的な問題であると言っている。昔の戦争に疲れたという気持ちを思い出し、手打ちをしてもらいたいと思う。  ――JICAの事業への影響は?  05年にスーダンの南北包括和平合意が結ばれ、JICAは06年にジュバで活動を始めた。09年から調査をして、ジュバでナイル川に新しい橋を架けるなどの大規模な工事を今年秋に始めたばかりだった。相当なエネルギーをつぎ込んできたのが一瞬にしてストップしてしまうのが非常に残念。2年、3年かけてやる事業の遅延もありうる。  我々の事業だけでなく、この国も道路を直したり法律をつくったりしていた。国づくりが始まったところだったが、積み重ねが失われてしまいかねない状況だ。今まで経験したことがない規模と激しさの紛争だ。(2011年7月の)独立以降、最大の危機だと思う

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何様のつもりなのか 「靖国参拝」強行の安倍首相は日本の恥

2013年12月27日 掲載 日刊ゲンダイ http://gendai.net/articles/view/news/146930/3 「破廉恥」首相/(C)日刊ゲンダイ  26日、小泉純一郎以来、7年ぶりに首相としての靖国神社参拝を強行した安倍晋三は、自らの行動を驚くべき傲慢な言い訳で正当化した。
「安倍政権1年の歩みを報告し、二度と戦争の惨禍で人々が苦しむことのないよう決意を伝えるため、この日を選んだ」
「中国、韓国の人々の気持ちを傷つける気持ちは全くない。自由と民主主義を守り、敬意を持って友好関係を築いていきたいと願っている」

 国民をドン底に突き落としたA級戦犯が祀(まつ)られている靖国を参拝して、「非戦の決意」とはよく言う。中韓が反発することは百も承知で「傷つけるつもりはない」とは、「相手をブン殴って、話し合おうと開き直る“犯罪者”の手口」(政治評論家・森田実氏)である。
 中韓にとって安倍の靖国参拝は“挑発”以外の何ものでもない。誰が見たってそうで、だから、米国大使館までもが異例の「失望する」との声明を発表したのだ。
 これで日中、日韓だけでなく、日米関係もますますメタメタになるのは間違いないが、真の問題は外交ではない。日本人がこんな破廉恥な男を首相にいただいていることだ。
 安倍は中韓に対し「直接説明したい」「誤解に基づく批判だ」と妄言を吐いていたが、靖国を“曲解”しているのはむしろ安倍自身である。
「日本国憲法20条に『国およびその機関は、いかなる宗教的活動もしてはならない』とあります。さらに靖国には、第2次大戦後、戦争指導者だったA級戦犯が合祀(ごうし)されています。そこで頭を下げるということは、あの侵略戦争を賛美していることになってしまう安倍首相は、あの大戦を『自衛戦争であり、侵略ではない』と捉えているので、『誤解だ。悪く言われる筋合いはない』と思っているのでしょうが、歴史を直視しない妄動です」(立正大教授・金子勝氏=憲法)
 安倍は「国のために戦った英霊に、哀悼を捧げ、尊崇の念を表す」と言うが、東条英機らA級戦犯は、国民に赤紙を送って死に追いやった極悪人だ。戦犯が祀られているから、先祖を靖国に入れたくないという人も大勢いる。天皇が靖国参拝しないのも、同じ理由だし米国のケリー国務長官らが靖国ではなく、千鳥ケ淵の戦没者墓苑に行ったのも同じ理由だ。
 しかし、安倍ら一部の保守だけが、A級戦犯を含めて「英霊」などという言い方をする。「英霊」とは戦死者の霊を敬う言葉だが、その背景には「お国のため」「天皇陛下のため」に死んだという戦時下さながらの思想がある。戦犯に戦地に送られ、殺されたような戦死者の遺族は、あの戦争のバカバカしさをイヤというほど知っている。誰が「英霊扱い」を望んでいるのか。時代錯誤も甚だしい。
「『英霊』なんて言葉は、軍隊の上の人しか使っていない言葉です。私も、兄が戦死して帰ってきませんでしたが、遺族はただただ悲しみをこらえてお墓を作った。安倍さんは『英霊』『尊崇』という言葉を、顔をしかめながら使っていますが、戦争を知っている世代からすれば、滑稽でしかありません」(森田実氏=前出)
 結局、安倍にとって靖国参拝は、右翼支持者を喜ばせるための自己満足なのだ。
 安倍側近のひとりは「ずいぶん前から決めていたようだ。首相の政治信条だから」と言っていたが、冷静な判断力や自制心もなく、保守仲間に胸を張りたい、「どうだ!」と言いたい。それだけの話だ。その幼稚性が恥ずかしい。歴史認識の乏しさ、欠如が見るに堪えない。
 靖国問題は外交問題以前だ。こんな首相を選んでしまったことを直視すべきだ

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Astronomy Picture of the Day


Discover the cosmos! 2013 December 27
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Melotte 15 in the Heart (心臓中のMelotte 15) Image Credit & Copyright: Jimmy Walker ☆☆☆

妻純子の状況:

病室変更したが、異常なし。

パルスは85±5に下がっていた。

主治医変更により、約1時間面談。

当病院の副院長で、今後の看護計画を話してくれた。

・・・・・本日は、これまで・・・・・

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