2014年8月15日金曜日

川内原発 審査書案は撤回を 日弁連が意見書を提出※ 川内 規制委 ずさん審査 独自解析せず九電任せ ※消費税再引き上げ、75%反対=軽減税率は賛成8割-時事通信世論調査※人間性、捨てさせる

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川内原発 審査書案は撤回を 日弁連が意見書を提出

川内原発 規制委 ずさん審査 独自解析せず九電任せ

消費税再引き上げ、75%反対軽減税率は賛成8割-時事通信世論調査

(戦後70年へ)人間性、捨てさせる



明けて、8月15日は、終戦記念日。

第二次世界大戦に参加した先輩たちが、戦争について語っているが、安倍首相をはじめ、民族主義Grの連中は、どう学んでいるのであろうか?

「植民地獲得」を夢見ているようであるが、「戦争の世紀」が終わった中では、ドン・キホーテのような存在になっていることに気づいていないらしい。

「世界の憲兵」を自負していたアメリカも、力が衰え、地域紛争に介入できないようになっている。

こういう時こそ、国連中心の世界に変革すべきであろう。

かって、マルクスが言ったように、国家が消滅し、地球国家に発展させるべきであろう。

途中で寝込んでしまったので、中途半端だが、終了したい。

以上、雑感。



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川内原発 審査書案は撤回を 日弁連が意見書を提出

2014年8月14日(木) しんぶん赤旗 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-08-14/2014081412_02_1.html  日本弁護士連合会はこのほど、原子力規制委員会が公表した九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)の審査書案に対して、「撤回されるべきである」などとする意見書を発表しました。  意見書は、審査に用いられた新規制基準について「川内原発に大規模損壊が起きた場合に、周辺住民が安全に避難できることを審査許可基準として定めるものでない」などの例を挙げ、原子力利用における安全確保に「欠ける」と指摘。審査書案の撤回を求めています。  また、九電が川内原発で想定される地震の最大の揺れ(基準地震動)を620ガル(ガルは加速度の単位)としていることは「過小評価に過ぎる」、火山対策で噴火を予知でき、対応可能していることは「非保守的判断」などと述べています。

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川内原発 規制委 ずさん審査 独自解析せず九電任せ

2014年8月14日(木) しんぶん赤旗 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-08-14/2014081401_02_1.html  原子力規制委員会が実施中の九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の規制基準への適合性審査で、重大事故対策の有効性評価について、以前行われていたクロスチェック(異なる角度からの点検)解析が厳正に実施されていないことが13日までに分かりました。規制委が発表した資料(「技術報告」)で判明しました。規制委の審査がいかにずさんかを改めて示したもので、審査で適合とされたからといって、再稼働の条件とはなりえないことが浮き彫りになりました

 福島第1原発事故前の原発の設置(変更)許可に関する審査では、事故を想定した事業者の解析の妥当性を判断するため、旧原子力安全・保安院や旧原子力安全委員会が、事業者の提出した解析と同じ条件で、事業者の計算ソフト(コード)とは異なるコードを用いて独自の解析をしていました。  ところが規制委が作成した新たな規制基準によって、初めて炉心溶融を伴う重大事故(過酷事故)への対策が、事業者に義務付けられましたが、これまでのようなクロスチェックは実施されていません。  これに対し規制庁は「(これまで行われている)設計基準事故のチェックの仕方と、重大事故のチェックの仕方は、考え方が違っている」と認めました。  九電は川内原発の過酷事故に関する解析をMAAP(マープ)という米国製のコードで実施。それによると、最も過酷な場合の事故シナリオで、事故発生から約19分で炉心溶融が始まり、1・5時間で原子炉圧力容器が破損します。  九電は、事故発生の49分後から、格納容器内に水を張ることで、コンクリートと溶融燃料との反応で水素などが発生することを抑え、格納容器の破損を防げるとしています。しかし、過酷事故の解析コードには大きな不確かさがあると指摘されています。仮にこの1・5時間が半分になれば水張りは間に合わず、格納容器が破損する危険性があります。  元原子力安全委員会事務局技術参与で原発の審査にも関わった滝谷紘一さんは「リポート(技術報告)の内容は、申請者の解析の妥当性を審査したクロスチェック解析ではない」と指摘します。  滝谷さんは「事業者に、入力値を少し変えて『感度解析』を行わせるなどしていますが、それだけでは不十分です。コード自体にどれだけ不確かさがあるのかを見るには、少なくとも異なるコードで同じ条件で解析し、結果を付き合わせて検討する必要があります。それをしないままでは、ずさんな審査といえます」と強調します。

再稼働の条件なし鮮明

原発審査 独自解析は不可欠

 規制基準への適合性審査で、事業者は全交流電源喪失や冷却水の喪失などを仮定し、その場合の原子炉の温度や圧力などの状態をコンピューターで解析しています。それをもとに消防ホースで注水するなどの対策で、大規模な放射性物質の放出を防止できるかを確認していきます。  しかし、溶けた核燃料の動きや、溶融燃料と水やコンクリートとの反応など過酷事故に関する解析には大きな不確かさを伴うことが分かっています  例えば、東京電力福島第1原発事故では、東電がMAAP(マープ)という計算ソフト(コード)を使った事故解析を実施。それによると、1号機の圧力容器が破損する時間は、炉の停止から15時間になります。  旧保安院も異なるコードを使ってクロスチェック解析を実施し、その結果を発表しています保安院の解析では、1号機については、圧力容器破損まで5時間と、東電解析の3分の1になっています。  また、3号機のこれまでのMAAPによる解析では、原子炉圧力容器が破損しないという結果が出ていました。東電が6日に発表した新たな解析では、炉心溶融時間が約5時間早まり、圧力容器も損傷する結果になりました  また、3号機で溶融した燃料は、解析ではほぼ全量が格納容器に落下しているという結果です。しかし、東電は「MAAPは全量落下となりやすい傾向がある」として、一部は圧力容器内に残っているという見解を示しており、過酷事故解析の不確かさを示しています。  適合性審査においても、同様の不確かさが懸念されています。規制委員会が事業者の解析に依存し、個別の原発に対する独自の解析を行わない審査では、科学的・技術的に厳正な審査とはいえません。(松沼 環)

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19日からシラスの試験操業 県漁連、いわきで震災後初 (2014年8月14日 福島民友ニュース) http://www.minyu-net.com/news/news/0814/news4.html  県漁連は13日、いわき市漁協、小名浜機船底曳網漁協のシラスの試験操業を19日から開始すると発表した。両漁協は昨年シラス漁を実施する予定だったが、東京電力福島第1原発の汚染水問題が発覚した影響で自粛したため、震災後は初となる
 機船船びき網漁船46隻が操業予定。水揚げはいわき市の勿来漁港で集約し、同市の小名浜魚市場検査室で放射性物質の検査を行う。検査終了後は茨城県の大津港水産加工業協同組合に引き渡す。荒天時は18日午後4時までに、操業の可否を判断する

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15日、69回目の終戦記念日 憲法解釈変更閣議後、初の追悼

2014年8月14日 19時17分 東京新聞 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014081401001456.html 写真  69回目の終戦記念日を前にした14日、皇居の周りでは雨の中、大勢のランナーの姿が見られた。2020年の東京五輪のマラソンコースにもなっている=東京都千代田区  69回目の終戦記念日となる15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれる。天皇、皇后両陛下や安倍晋三首相をはじめ、遺族約4700人が参列し、先の大戦で犠牲となった約310万人の冥福を祈る。集団的自衛権行使を容認する憲法解釈変更の閣議決定後、初の追悼式。安倍政権が進める安全保障政策の強化に対し、平和国家路線が変質しかねないとの懸念も出ている  昨年の追悼式で首相は、村山富市首相の式辞以降、歴代首相が触れてきたアジア諸国への加害と反省を明言しなかった。「不戦の誓い」との文言も使わず、戦没者遺族や戦争体験者から批判の声も上がった。(共同)

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古屋氏らが靖国参拝へ=首相は見送り-安倍内閣

(2014/08/15-04:49)JIJICOM
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2014081500047
古屋圭司国家公安委員長は終戦記念日の15日午前、東京・九段北の靖国神社を参拝する。稲田朋美行政改革担当相も同日午後、自民党有志議員による「伝統と創造の会」会長として参拝する予定。新藤義孝総務相も参拝するとみられる。
安倍晋三首相は参拝を見送るが、A級戦犯が合祀(ごうし)されている靖国への閣僚参拝に、中韓両国が反発するのは必至。首相は11月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)での日中首脳会談を目指しているが、実現の見通しは付いていない。
 首相は15日午前、東京・三番町の千鳥ケ淵戦没者墓苑で献花。この後、政府主催の全国戦没者追悼式に参列し、式辞を述べる。
 一方、自民党の高市早苗政調会長らは同日午前、超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・尾辻秀久元参院副議長)の一員として集団参拝する。

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消費税再引き上げ、75%反対軽減税率は賛成8割-時事通信世論調査

(2014/08/14-18:52)JIJICOM
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2014081400541&j4

 時事通信の8月世論調査によると、来年10月に予定されている消費税率10%への引き上げについて、反対と答えたのは74.8%に上った。賛成は22.6%。反対の理由は「家計の負担増」などが多かった。安倍晋三首相は景気情勢を踏まえ、年内に引き上げるかを最終判断する。
 内訳を見ると、消費税率10%への引き上げに「反対」が52.6%、「どちらかというと反対」が22.2%だった。「賛成」は7.5%、「どちらかというと賛成」は15.1%で、これらのうち72.8%が「社会保障のために必要」を理由に挙げた。
 反対の理由(複数回答可)は、「家計に負担がかかる」が70.0%で最も多い。「政治・行政の無駄遣いを減らす努力が足りない」が51.5%、「低所得者への負担が大きく不公平」が48.0%と続いた。
 調査は、生活必需品の消費税率を低く抑える軽減税率についても聞いた。80.9%が10%への引き上げ時に導入すべきだと答えた軽減税率を適用してほしい品目(同)は、食料品が91.7%に上った。

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GDP大幅減 個人消費の下落最悪

消費税増税 暮らしも経済も直撃 4~6月期 年率6.8%減

2014年8月14日(木) しんぶん赤旗 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-08-14/2014081401_01_1.html  内閣府が13日発表した2014年4~6月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比1・7%減、年率換算で6・8%減の大幅な落ち込みとなりました特に個人消費は統計上で比較可能な1994年以来20年間で最大の悪化。4月の消費税増税が国民の暮らしも日本経済も破壊したことが示されました。増税の影響を「想定内」と言い続けてきた安倍晋三政権の主張は崩れ去りました

図  マイナス幅は四半期GDPとしては、東日本大震災時(11年1~3月期6・9%減)に次ぎ、過去20年間で5番目の大きさ。消費税率を3%から5%に引き上げた直後、1997年4~6月期の年率3・5%減をはるかに上回る深刻さです。  物価の影響を反映した名目GDPは前期比0・1%減、年率換算で0・4%減でした。  最大の要因は、個人消費が増税前の駆け込み需要の反動減を超えて落ち込んだことです。実質GDPを項目別に見ると、個人消費が前期比5・0%減(年率換算18・7%減)。97年4~6月期の3・5%減(同13・2%減)より大幅に悪化しました。反動減だけでなく、長年にわたる国民の所得の減少が消費を押し下げました。住宅投資も前期比10・3%減でした  企業の設備投資も前期比2・5%減。消費だけでなく、企業の経済活動も悪化しました。公共投資は0・5%減。安倍政権は消費税増税後の落ち込みを大規模な公共事業で下支えしようとしましたが、効果をあげませんでした。  輸出は0・4%減。安倍政権は円安による輸出の拡大に期待していましたが、これももくろみがはずれました。大企業の海外移転が進み、輸出で稼ぐ経済構造でなくなりつつあることが響きました。輸入は国内の個人消費が落ち込んだため5・6%減となりました。  雇用者報酬は実質1・8%減。物価上昇によって働く人たちの所得が実質的に減っています  4~6月期の落ち込みが「想定以上」となったことで、消費をはじめ日本経済への影響が長期にわたって続くことが懸念されます。しかし、安倍政権は来年10月に消費税率10%に引き上げる大増税を年内に判断する方針を変えていません

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本当に日本守れるの?

オバマ大統領、イラク少数派住民の救出予定せず
2014/8/15 2:38  日経新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK14H23_U4A810C1000000/?dg=1 14日、イラク情勢について声明を発表するオバマ大統領(米マサチューセッツ州)=AP 画像の拡大 14日、イラク情勢について声明を発表するオバマ大統領(米マサチューセッツ州)=AP  【ワシントン=吉野直也】オバマ米大統領は14日午後、休暇先の米マサチューセッツ州で声明を読み上げた。イラクでイスラム過激派から迫害を受けている少数派住民らの救出作戦は予定していないと表明した。状況が大幅に改善されているためで、追加支援物資の空中投下に関しても「その可能性は低くなっている」と指摘した。一方でイスラム過激派への空爆は継続する考えを示した。

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(戦後70年へ)人間性、捨てさせる

2014年8月15日00時52分 朝日新聞 http://www.asahi.com/articles/ASG850BYZG84OIPE037.html?iref=comtop_list_nat_n03
写真・図版
加藤春元さん=愛知県豊田市
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■元兵士は憂う 〈4〉 軍隊組織  「あんな非人間的な組織はなかった」 愛知県豊田市の加藤春元さん(89)の記憶は苦々しい。同県岡崎市の農家で4人兄弟の末っ子として誕生。幼少期に父を亡くしたが、1944年、官費で勉強できる師範学校へ。翌年届いた召集令状で学徒出陣。北海道旭川市の陸軍北部第178部隊に入った。  すぐに暴力が始まった。就寝前、汚れてもいない銃を見て班長が「手入れがなっていない」と激怒。銃床で頭をこづかれ殴られた。新兵同士で殴り合いを強いられたこともある。 自尊心を打ち砕くいじめもあった軍人勅諭を言わされ、間違えた戦友は柱によじ登ってセミのまねをさせられた。「ミーン、ミーン」。今度は「鳴き声が違う」と罵声が飛んだ。  「日常的な暴力で、何も考えずに命令に従う機械を作りだそうとしていたのではないか。『殺せ』と言われれば殺す。『死ね』と言われれば死ぬ存在を  よく自分の体をつねった。痛みを感じることで、「まだまともな人間」だと確認しようとした。敗色が濃くなった時期、むなしい訓練が続いた。実弾不足で射撃はできない。たこつぼから飛び出して匍匐(ほふく)前進し、戦車に見立てた木箱に体当たりした。自爆を想定した訓練だが、本物の爆弾など見たこともなかった。  広島に原爆が投下された数日後、「敵新型爆弾」の見出しが躍る新聞が兵舎に貼られた。班長は「両手で目と耳を覆い、口を塞げ。木陰に隠れれば大丈夫だ」。8月15日、玉音放送の内容は理解できなかったが、天皇の声は泣いているように聞こえた。「負けた」と直感。「家に帰れる」。ほっとした。 ■「軍人の『国のため』、お仕着せの借り物」  部隊の「戦後処理」が始まった。戦後の混乱期にヤミ金融会社「光クラブ」を経営し摘発され、服毒自殺した同部隊の元主計少尉、山崎晃嗣(あきつぐ)(1923~49)の著作「私は偽悪者」によると、「帳簿を焼いて、隊長、参謀は自分の自由になるトラック、乗用車に食糧、毛布、器材などを満載して消えた」。山崎は、三島由紀夫の小説「青の時代」のモデルにもなった。  加藤さんも倉庫から缶詰などを大量に運び出す作業をさせられた。軍人精神を説いてきた上官の命令だ。  「軍人の『国のため』は、自分で考え抜いて持った信念じゃない。お仕着せの借り物。敗戦で『国』というたがが外れたら、みんなが『自分のため』に走った」と、加藤さんは言う。  戦後、小中学校で教え、校長も務めた加藤さんは、功績を認められ、昨年、高齢者叙勲で瑞宝双光章を授与された。自宅に飾った勲記には、集団的自衛権の行使容認にかじを切った安倍晋三首相の名前がある。  「平和な時代に子どもの人間性を伸ばす教育に携わったことへのご褒美」。叙勲を喜んだ加藤さんだが、どこか割り切れない。 自衛隊が軍隊に変貌(へんぼう)し、徴兵制まで敷かれないか心配だ。「軍隊に取られれば、いや応なしに人間性を捨てさせられる。そんな時代はもうごめんです」(黄澈)      ◇ 軍人勅諭〉陸軍卿山県有朋が発意し、1882(明治15)年、天皇から下された。天皇による軍の統率を強調し、忠節、礼儀、武勇、信義、質素の5カ条、2686字からなる。「軍人の死は羽毛よりも軽い」「上官の命令は天皇の命令」などと説いた。

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厳戒の海、阻まれた抗議 ブイ設置強行「脅しのよう」

2014年8月15日03時31分 朝日新聞 http://www.asahi.com/articles/ASG8G5RP5G8GTIPE021.html?iref=comtop_6_02
 国の警備は、地元住民の目に異様に映るほど、厳重だった。米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設へ向け、安倍政権が14日に始めた海上作業への抗議活動は、海上保安庁の厚い警備に阻まれた。「以前と違う」。政権の強硬姿勢に、移設に反対する人たちの間には憤りと驚きが広がった
 朝6時すぎ、辺野古の海を海保のボート20隻以上、雇われた作業用の漁船約30隻が行き交う。静かだった海は一変し、物々しい雰囲気に包まれた。
 反対派の市民らがカヌー8艇を連ねて作業現場をめざしたが、海保のボート約10隻がたちまち取り囲む。身動きがとれない様子だ。にらみ合いが続くそばを、米軍の水陸両用車の一群が通りすぎた。  反対派は船4隻も海上に出した。「PEACE」と書かれた旗を立てた2隻が立ち入り禁止区域内に入ろうとしたが、あっという間にボート数隻が目の前に立ちはだかる。「昨日までと全く違う」。乗船した反対派の男性(64)は悔しそうに言った。  10年前のボーリング調査は海上での激しい抗議活動を受け、中止に追い込まれた。その時の活動に加わった埼玉県の女性(63)は、今回もカヌーに乗った。  予報では波の高さは2・5メートル。数時間、波に揺られながら、10年前との違いを実感した。「前回なら国側も撤収するほど高い波だったが、きょうは構わず作業を続けていた」。当時の海保の態勢は、数隻が遠巻きに作業海域を見張る程度だったが、今回はすぐにカヌーに接近してきた。 辺野古で座り込みを続ける市民団体「ヘリ基地反対協議会」共同代表の安次富(あしとみ)浩さん(68)は「安倍政権は『何が何でも工事を進めるから、あきらめろ』と脅しているように見える」と言う。戻って来たカヌー隊を「よく粘って作業を遅らせた」とねぎらったが、夕方、一人残った浜では、こう漏らした。「海保の厳戒態勢はかなり厳しい」  海保幹部によると、今回、海保は全国から応援の巡視船を派遣するなど態勢を強化。現場には「安全確保を最優先しろ」との指示が出たという。  安次富さんは、国の狙いは着々と作業を重ねて移設工事の進み具合をアピールし、11月の県知事選で移設容認派を後押しする材料にすることだろう、とみる。「そうさせないためには、あきらめずにファイティングポーズを取り続けるのが大事。一喜一憂せず、工事を全力で阻止する」  夕刻、辺野古の公民館。地元自治会を束ねる嘉陽(かよう)宗克区長(62)が暗い表情をしていた。「反対運動を抑えるためとはいえ、国のやり方としては異常だ」。巡視船が居並び、ボートがひしめくのは「10年前にはなかった光景」という。  自治会は2010年に、移設を条件付きで容認すると決めた。嘉陽さんは国の姿勢を見て「移設をやめることはあり得ない」と考える。ただ、こうも言った。「これまで20年近く翻弄(ほんろう)された。さらにどんな混乱が起きるのかは、想像したくない」(奥村智司、工藤隆治)      ◇ 辺野古にある米軍キャンプ・シュワブ周辺でも連日、座り込みなどの抗議行動が続いている。宜野座村の島田美代子さん(66)は14日、小学生の孫3人を連れて加わった。  祖母を沖縄戦で亡くした。基地は「戦争で人を殺すためにある」。新たに造らせてはならないとも思う。この日、孫たちは拡声機で移設反対を訴える人たちの話にじっと耳を傾けていた。「学校で習わない現実の沖縄の姿を見て、何かを感じ、考えてほしい」 那覇市の上原成信さん(87)は朝のニュースでブイ設置を知った。「残念としか言いようがない」。7月上旬から十数回、座り込みに通う。仲間の車に同乗して現地まで片道1時間以上。暑さで体力の消耗も激しいが、体調と相談しながら参加する。14日は足を運べなかった。 那覇市で生まれ、1944年に上京した。実家は同年10月の空襲で焼失。翌年、沖縄戦で父親(当時58)を亡くした。東京で電電公社に勤めながら、沖縄県人会に所属して復帰運動に力を注いだ。平和憲法がある日本に沖縄が復帰すれば、沖縄の米軍基地は出ていくと信じた。83年の退職後はときどき里帰りし、基地反対の座り込みなどに加わった。  2012年に妻・妙子さん(当時92)をみとった。この年、米軍普天間飛行場宜野湾市)にオスプレイが配備された。ゲート前で抗議する人たちが次々と警官隊に排除されていく様子をネットで見た。少しでも抗議に加勢したいとの思いが募り、今年6月、70年ぶりに沖縄の住民となった。  実家があった土地は米軍那覇軍港の中にある。「生まれ育った土地が目の前にあるのに眺めることしかできない。それが米軍基地として使われるということだ」。抗議の訴えが届かない悔しさを幾度も味わってきた。それでも声を上げ続けるため、15日は辺野古に向かうつもりだ。(岩崎生之助、泗水康信)

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Astronomy Picture of the Day


Discover the cosmos! 2014 August 14 See Explanation.  Clicking on the picture will download
 the highest resolution version available. Surreal Moon (超現実的な月)

Image Credit & Copyright: Jerry Lodriguss (Catching the Light)

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妻純子の状況:

今日は往診日だった。

ハートレート 85±10で安定中。

特記⇒尿に血の塊が混じっていた。(朝と午後)少し心配だ。

・・・・・本日は、これまで・・・・・

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