2014年8月16日土曜日

原発事故で生物影響の恐れ 日米研究者が専門誌に※ 追悼式、首相式辞に危惧広がる 今年も加害責任言及せず※ 靖国神社:A級戦犯分祀を要請意向−−福岡県遺族会※汚染水対策、再び正念場

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原発事故で生物影響の恐れ 日米研究者が専門誌に

汚染水対策、再び正念場 政府・東電が追加策検討

追悼式、首相式辞に危惧広がる 今年も加害責任言及せず

靖国神社:A級戦犯分祀を要請意向−−福岡県遺族会



福島原発第一の地下水汚染問題、依然として困難な状況が続いており、廃炉処理が、進まないようである。

こういう中で、日米の研究者が、動植物に遺伝子変異がみられると発表した。

動植物に変異がみられると言う事は、人間にも当てはまると言う事だ。

詳しい発表が望まれる。

このような状況からいえることは、もはや、原子力発電は、やるべきでないと言っておきたい。

終戦記念日であったが、福岡県の遺族会が、適切な意見を具申しているようだ。

諸外国との摩擦を避けるうえでも、A級戦犯を分祀すれば、問題はなくなる。

現状の靖国を維持したまま、強行するやり方は、一銭五厘で兵役を貸し、やみくもに戦死させた輩たちの狙いが、如何に「積極的平和主義」と標榜しても、再度、「戦争をする」際の理由づけのためであろう。

こんな政府は、一日も早くやめさせることではなかろうか?

以上、雑感。



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原発事故で生物影響の恐れ 日米研究者が専門誌に

2014/08/15 08:58 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201408/CN2014081501001038.html
 【ワシントン共同】東京電力福島第1原発事故に伴って放出された放射性物質が、周辺の鳥類や昆虫に遺伝子異常を引き起こしている可能性があるとする論文を、日本や米国の研究者が14日、米専門誌ジャーナル・オブ・へレディティーに発表した。  米サウスカロライナ大のティモシー・ムソー教授は、1986年のチェルノブイリ原発事故後に周辺でツバメの羽毛に白い斑点ができる異常が見つかったと指摘。福島でも白斑のあるツバメが見つかったとの報告があることから「遺伝子レベルの分析や生態系への影響など広範で長期的な調査が必要だ」と訴えた。

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汚染水対策、再び正念場 政府・東電が追加策検討
2014/8/16 1:30  日経新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS1500W_V10C14A8EA2000/?dg=1
 
 東京電力福島第1原子力発電所の汚染水対策が再び正念場を迎えている。建屋とつながる地下坑道(トレンチ)にたまった高濃度の汚染水を抜き取る作業が難航。このままだと建屋周辺の土を凍らせて地下水を遮断する「凍土壁」の工事にも遅れが出かねない。茂木敏充経済産業相は15日、追加対策に踏み切る考えを示し、政府と東電は具体策の検討を始めた 画像の拡大  東電が抜き取りを試みているのは事故を起こした2、3号機の建屋から延びるトレンチにたまった汚染水。放射性物質の濃度が高く、合計1万1千トンある。仮に漏れれば重大な海洋汚染を招きかねない  トレンチは凍土壁と交差し、中に汚染水があると凍土壁の工事ができない。このため建屋とトレンチがつながる部分を凍らせてふさぎ、汚染水の流入を食い止めたうえで除去することを考えた  4月からトレンチに凍結管を差し込んで止水する作業に入ったが、汚染水の凍結に失敗。7月以降、約300トンの氷を投入するなどの対策を講じたものの、まだ凍らない部分が残っている。汚染水に流れがあることに加え、真夏の暑さが凍結を妨げているようだ。  茂木経産相は15日の閣議後の記者会見で「なかなかうまく凍らない」と指摘。追加対策として「ステップ2に移行することも検討する」と述べた。建屋との接合部に並べるセメントや粘土の袋を増やして汚染水の流れをふさいだうえで、水中で固まる止水材を注入して隙間をうめる 汚染水を処理す浄化装置「ALPS」=共同 画像の拡大 汚染水を処理す浄化装置「ALPS」=共同  トレンチ内の高濃度汚染水に関し、原子力規制委員会は「非常に大きなリスク」(更田豊志委員)として早急な除去を求めている。規制委は19日に検討会を開いて東電から作業状況を聞き取り、追加対策などを指示する見通しだ。  福島第1原発では、様々な汚染水対策が並行して進んでいる。6月からは全長1.5キロメートルの凍土壁を建設中。東電はトレンチ内の汚染水を年内に抜き取る計画だが、遅れが生じれば年度内完了を目指す凍土壁の工事がずれ込む可能性がある  他の対策も手探りだ。敷地内のタンクにたまった汚染水の処理は、浄化装置「ALPS」の度重なるトラブルで停滞。政府と東電は9月以降にALPSを増設して1日あたりの処理量を現在の750トンから約2千トンに引き上げるが、来春までに浄化を完了するという目標の達成は微妙な情勢だ  事故を起こした建屋に流れ込み、汚染水を際限なく増やす原因となっている地下水を減らす作業も道半ばだ。東電は山側の汚染前の地下水をくみ上げる「地下水バイパス」に加え、建屋付近の「サブドレン」と呼ぶ井戸から地下水をくみ上げて海に流す対策を打ち出した。しかし、漁業関係者らの反発も予想され、実現の道筋は不透明だ。  毎日300~400トンずつ増えている汚染水問題が解決しなければ、原発の解体に着手できず廃炉を含む福島の復興に暗雲が広がる万一高濃度の汚染水が海洋に漏れるようなことが起きれば、海洋汚染が進み原発に対する不信感が増幅しかねない

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凍結止水断念の恐れ 第1原発トレンチ、作業完了できず (2014年8月15日 福島民友ニュース) http://www.minyu-net.com/news/news/0815/news10.html  東京電力福島第1原発の海側で電源ケーブルなどが通る地下道(トレンチ)の凍結止水工事が難航している問題で、東電は14日、氷とドライアイスの投入を続けてもトレンチと2号機タービン建屋の接続部の汚染水が完全に凍結していないと明らかにした。原子力規制委員会から指示された今月中旬までの凍結完了の達成が事実上不可能となった。
 東電は、19日に開かれる規制委の会合で検証結果を報告するが、専門家には実効性を疑問視する意見が根強く、凍結止水の断念を迫られる可能性が出てきた。
 凍結止水は、接合部付近の汚染水を凍らせて水の流れを止め、トレンチ内の汚染水を抜き取るのが目的。東電は「水温を5度まで下げられれば約2週間で凍る」と想定。7月下旬から今月13日までに氷約307トンとドライアイス約2.1トンを観測用の穴から投入した。

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高濃度の井戸を除外 第1原発、地下水くみ上げで東電 (2014年8月15日 福島民友ニュース) http://www.minyu-net.com/news/news/0815/news11.html  東京電力福島第1原発の建屋周辺の井戸「サブドレン」などから地下水をくみ上げ、浄化後に海に放出する計画で、地下水の試験的なくみ上げを計画するサブドレン14基のうち、高濃度のトリチウム(三重水素)を検出した1基と、地下水がたまっていない3基の計4基はくみ上げの対象から除外していたことが14日、東電への取材で分かった。
 東電は「当初は全基から地下水をくみ上げる予定だったが、高濃度の井戸の扱いは慎重に判断した」とし、この井戸を使ったくみ上げ試験の実施は否定した。
 東電によると、高濃度の井戸1基は1号機海側にあり、昨年11月に地下水からトリチウムを1リットル当たり9万6000ベクレル検出した。
海に流せる法令上の基準値(1リットル当たり6万ベクレル)を超え、東電が設定した基準値(同1500ベクレル)の64倍だった。
 残りの10基では、水のくみ上げ試験を実施している。

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米専門家 イラク 泥沼化に懸念 “空爆は情勢悪化招く”

2014年8月15日(金) しんぶん赤旗 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-08-15/2014081507_01_1.html  【ワシントン=島田峰隆】オバマ米政権がイスラム教スンニ派過激派組織「イスラム国」の進撃を止めるとしてイラクへの軍事介入を強めるのに対し、“米国が再び際限のない戦争の泥沼に陥る”と懸念する声が米国内の専門家から出ていますイラクの宗派対立や過激派台頭の原因に米軍による2003年の侵攻があるとして、介入をやめるよう求める意見も聞かれます。

写真 (写真)イラク空爆の中止を求めてホワイトハウス前で宣伝する人たち=11日、ワシントン(島田峰隆撮影)  03~05年にアフガニスタン駐留米軍の司令官を務めたデービッド・バルノ氏は米メディアに、ある程度空爆しても過激派組織の勢いを止められない場合、いっそうの空爆や地上軍派遣を求める圧力が強まると指摘。「イラクでの軍事力行使は巨大な橋であり、それはいったん渡ると引き返すことが極めて難しいものだ」と述べました。  米シンクタンク「外交問題評議会」の軍事専門家、スティーブン・ビドル氏も「過激派の明確な敗北」が見えない限りオバマ政権は軍事介入拡大の圧力を受け続けるとし、「終わりの見えない展開や泥沼に陥る危険が極めて現実的だ」としています。  米シンクタンク「政策研究所」のフィリス・ベニス研究員は「イスラム国」がこれほどの脅威になった要因の一つに、米軍の侵攻で行き場を失ったフセイン前政権の軍幹部らが過激派を支援するようになったことを指摘。宗派対立も「米国が侵攻で持ち込んだもの」で、「空爆は状況を悪化させるということが教訓のはずだった」と述べました。  米誌『フォーリン・ポリシー』は、米国の新保守主義(ネオコン)勢力がイラク戦争を仕掛けなければ「イスラム国」は存在しなかっただろうと指摘。「中東情勢を悪化させるのは米国による強硬な介入だ」「最良の対処は米国が今以上に身を引くことだ」と論じています。

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追悼式、首相式辞に危惧広がる 今年も加害責任言及せず
(08/15 19:43)福島民友新聞
http://www.minyu-net.com/newspack/2014081501001781.html  安倍晋三首相が昨年に続き、全国戦没者追悼式の式辞でアジア諸国への加害責任に言及しなかった15日、遺族や識者から「アジアとの溝が深まる」と危惧する声が上がった。7月に集団的自衛権の行使容認を閣議決定した安倍首相が、例年の「不戦の誓い」との表現を使わなかったことへの不満も広がる。  一方で「歴代首相がずっと謝罪してきたので、もう十分」と肯定的に受け止める遺族もいた。  叔父を亡くし、日本武道館での追悼式に出席した秋田県横手市の無職酒井喜代三さん(74)は「アジアへの加害には触れなくちゃ駄目。集団的自衛権のこともあるし、危険に感じている」と語気を強めた。

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村山氏以降の「反省」、今年も踏襲せず 戦没者追悼式の首相式辞

2014.8.15 19:59 (1/2ページ)[安倍首相]産経新聞 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140815/plc14081519590039-n1.htm 全国戦没者追悼式で式辞を述べる安倍晋三首相=15日、東京都千代田区の日本武道館(宮崎裕士撮影) 全国戦没者追悼式で式辞を述べる安倍晋三首相=15日、東京都千代田区の日本武道館(宮崎裕士撮影)  安倍晋三首相は15日の全国戦没者追悼式の式辞で、近年の歴代首相が使用してきたアジア諸国の人々に損害と苦痛を与えたとする「反省」を昨年に続いて踏襲しなかった。一方、新たに平和重視のフレーズを盛り込み、未来志向で世界の恒久平和に貢献する姿勢を訴えた。  首相は、集団的自衛権行使容認の閣議決定に対し「軍拡につながる」などと歪曲(わいきょく)した指摘が多いことを踏まえ、「私たちには変えてはならない道がある。今日はその平和への誓いを新たにする日だ」と平和路線を強調。7月にパプアニューギニアで先の大戦の激戦地を慰霊に訪れたことにも触れ、「いまだふるさとへの帰還を果たされていないご遺骨のことも決して忘れない」と戦没者の遺骨収集に意欲を示した。  歴史認識については「歴史に謙虚に向き合い、教訓を深く胸に刻みながら、今・明日を生きる世代のために国の未来を切り拓(ひら)く」と昨年とほぼ同じ表現を使用、「不戦の誓い」という言葉を使わなかったのも昨年と同様だった。政府高官は「追悼式は国内向けの式典だ」と述べ、反発を強める中国や韓国への配慮は不要だとした。

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靖国神社:A級戦犯分祀を要請意向−−福岡県遺族会

毎日新聞 2014年08月16日 東京朝刊 http://mainichi.jp/shimen/news/20140816ddm005040035000c.html  太平洋戦争の戦没者遺族でつくる福岡県遺族連合会の新宮松比古(しんぐうまつひこ)会長代行は15日、福岡市内であった県戦没者追悼式のあいさつで、靖国神社に合祀(ごうし)されたA級戦犯について「天皇、皇后両陛下のご参拝を阻害している要因と考えており、分祀すべきだ」と述べた。  昨年の追悼式では両陛下が参拝できる「条件整備」との表現にとどめ、分祀に言及するのは初めて。新宮会長代行は「遺族に残された時間は少なく(分祀に向け)粘り強く取り組んでいきたい」と述べ、靖国神社に分祀を要請する意向を示した。戦後の東京裁判でA級戦犯とされた14人は靖国神社に1978年に合祀された。75年を最後に、天皇の参拝は途絶えている。  福岡県遺族連合会長の古賀誠元衆院議員はこの日、東京であった全国戦没者追悼式に参列し、福岡では新宮会長代行があいさつした。【平川哲也】

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「慰安婦」問題 日本政府の姿勢批判

ソウルでシンポ 日韓中の研究者ら参加

2014年8月15日(金) しんぶん赤旗 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-08-15/2014081501_02_1.html 写真 (写真)ソウルで開かれた「慰安婦」問題シンポジウム=14日  【ソウル=遠藤誠二】旧日本軍「慰安婦」問題と戦時性暴力に関する国際シンポジウムが14日、ソウル市内で開かれ、日本、韓国、中国の研究者らが問題解決にむけ意見を出し合いました。  韓国の慰安婦「被害者」は現在54人で平均年齢は88歳です。“「慰安婦」問題は解決ずみ”として国連の解決勧告を無視する日本政府と、“強制性はなかった”などとする一部勢力の姿勢を、シンポジウム参加者はそろって批判しました。  議長の申蕙秀(シンヘス)韓国・国連人権政策センター代表は、「朝鮮半島と中国の被害者は、自分がどんなところに連れて行かれるかもわからなかった性奴隷として扱われた」「(「慰安婦」問題を)議論し解決することは、現在の戦時性暴力にも関連する問題だ」と指摘しました。  日本から岡野八代・同志社大教授、永井和・京大教授、阿部浩己・神奈川大教授が参加。永井氏は、戦時中の日本の内務省史料を示し、慰安所が日本軍の施設であったことを論証しました。  上海師範大学の蘇智良教授は、中国の「慰安婦」被害について説明しました。同国の被害者は現在23人、平均年齢は87歳。蘇氏は、日本政府が戦時中の犯罪を認めるため努力が必要だと強調。集団的自衛権行使容認の「閣議決定」に懸念を示し、「日本が戦争を起こすことができるよう」になれば「慰安婦」のような人権侵害が再び起きかねないと主張しました。  シンポジウムは韓国女性政策研究院が主催し、韓国女性家族省が後援。1991年、韓国の金学順(キムハクスン)さんが被害者として初めて名乗りでた8月14日にあわせ開催しました。同省の金姫廷(キムヒジュン)長官があいさつし、「慰安婦」に関する史料をユネスコの世界記録遺産に登録することなど、「さまざまな方策で問題の解決をはかっていきたい」と表明しました。

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戦没者230万人:兵士を「駒」扱い 愚劣な軍事指導者たち 半藤一利さんインタビュー

2014年08月15日 毎日新聞 http://mainichi.jp/feature/news/20140815mog00m040002000c.html はんどう・かずとし はんどう・かずとし 1930年、東京生まれ。東京大文学部卒。「文芸春秋」編集長などを経て作家に。「昭和史」で毎日出版文化賞特別賞。近著は「日露戦争史」1〜3巻 拡大写真

 「戦没者230万人」という数字を、私たちはどのように読み解けばいいのだろうか。昭和史の著作が多い「歴史探偵」こと作家の半藤一利さん(84)に聞いた。【聞き手・高橋昌紀/デジタル報道センター】

          ◇  戦前の日本は近代国家の体をなしていなかった。「戦没者230万人」という数字はそのことを端的に示していると思います。国民を戦地に送り込むならば、国家は責任を負わなければなりません。いつ、どこで、どのように戦没したのか。確実に把握していなければならない。ところが、「戦没者230万人」という大枠のみが残り、具体的なデータは部分的にしか残っていません。厚生省(当時)は戦後、戦域別で戦没者数を算出しましたが、そこまで。死因までは分類できていない。230万人というざっくりとした数字も、私は過小評価ではないかと疑っていますよ  詳細が分からないということは道義的にはもちろん、軍事的にも非常に問題があります。前線に送り込んだ部隊のうち、戦闘に耐えうる兵士は何人なのか。あるいは戦傷、戦病者は何人いるのか。正確な戦力を測れずして、作戦を立てることはできません。そもそも、前線に送らなければならない武器弾薬、糧食、医薬品などを算出するためにも、絶対に必要です。それができていなかったのではないか。  兵站(へいたん)を軽視した、あるいは無視したのが日本軍でした。「輜重(しちょう)が兵隊ならば チョウチョ、トンボも鳥のうち」というざれ言があります。輜重とは兵站部門のことです。そもそも、陸軍参謀本部や海軍軍令部のエリート将校にとって、兵卒はしょせん、1銭5厘(当時のはがき代)で集められる存在。作戦時には3日間分のコメ6合など25キロの荷物を背負わせ、前線へとおっぽり出した。食糧がなくなれば、現地調達しろと。降伏はありえないのだから、負け戦になれば玉砕しかありえません。敗残兵の消息など気にもとめなかった  これに比べ、米国の手厚さは語るまでもないでしょう。あるエピソードがあります。ブッシュ元大統領(第41代ジョージ・H・W・ブッシュ、第43代大統領の父)は戦時中に小笠原諸島の父島沖で撃墜されました。元大統領は救助されましたが、この時に捕虜になった同僚がいました。戦後、米軍の調査団が父島を訪れ、彼が埋葬された墓地を掘り返したんです。すると、遺骨の首は切断されており、日本軍に処刑されたことが明らかになった。一兵士に対するまで、その死をないがしろにしない。国家としての責任を果たしているんですね。  日本軍は自己の実力を顧みず、攻勢の限界線をはるかに越えました。餓死者が続出するのは当然のことです。私は戦没者のうちの7割が、広義での餓死だと思っています。このような軍隊は古今東西にありません。人間をまるで、将棋の駒のように扱っている。  海上を移動中に乗船が沈められ、死亡した陸軍将兵は18万人にも上ると見積もっています。これも補給軽視、つまりは人命軽視の表れです。開明的とされている海軍ですが、陸軍とそんなに違いはありません。レイテ沖海戦で、小沢艦隊はおとりになりました。基幹の空母4隻に搭載した航空機は定数をはるかに下回る100機余りしかなかったのに、整備員は必要もないのに定数を乗せた。帳簿上の員数合わせだけを気にする官僚主義としかいいようがない  軍の指導者たちは無責任と愚劣さで、兵士たちを死に追いやりました。特攻作戦も同様です。特攻隊員たちの純粋な気持ちを利用した。「日本的美学」などと言われるが、とんでもない。立派な作戦であるような顔をして、机の上で「今日は何機出撃」などと記していた参謀らを許すべからずです。  集団的自衛権の行使について、容認する声があります。何を言ってんだ、と思いますよ。戦後の日本は平和だった。その権利を行使しなかったため、何か問題があったのでしょうか  太平洋戦争を巡り、これまで各国の将軍、提督たちを数多くインタビューしてきました。みんな、偉い人は生きているんですよ。戦争とはそういうものです。「戦没者230万人」の犠牲のうえに日本は成り立っています。その数が示していることは何か、考えてみるべきじゃないでしょうか。
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長崎原爆:投下の日「煙幕」 八幡製鉄所元従業員、69年の苦悩告白

毎日新聞 2014年07月26日 東京朝刊 証言者の勤務地や自宅 証言者の勤務地や自宅 拡大写真

 長崎に原爆が投下された1945年8月9日、米軍爆撃機B29の来襲に備え、福岡県八幡市(現北九州市)の八幡製鉄所で「コールタールを燃やして煙幕を張った」と、製鉄所の元従業員が毎日新聞に証言した。米軍は当初、小倉市(同)を原爆投下の第1目標としていたが、視界不良で長崎に変更。視界不良の原因は前日の空襲の煙とされてきたが、専門家は「煙幕も一因になった可能性がある」と指摘する。【曽田拓、比嘉洋、高芝菜穂子】

 「煙幕作戦」はこれまで、長崎の被爆者への配慮などから関係者も公言せず、実態がほとんど知られていなかった。だが、戦後69年がたち、当時を知る生存者も減る中、八幡製鉄所(現新日鉄住金)の元従業員ら3人が証言を決断した。  このうち、太平洋戦争末期に製鉄所構内の堂山製缶工場で働いていた大分市在住の宮代暁(さとる)さん(85)が、実際に「煙幕を張った」と証言した。8月9日は工場隣の木造事務所におり、ラジオで「少数機編隊が北上中」と聞き、その後、敵機襲来の警報と同時に上司に命じられ煙幕装置に点火。大量の黒煙が上がったのを確認して地下壕(ごう)に避難した。B29が去って事務所に戻ると「長崎が新型爆弾で攻撃された模様」という放送があったという。 煙幕装置の配置を図示しながら証言する宮代暁さん=大分市で2014年5月、比嘉洋撮影 煙幕装置の配置を図示しながら証言する宮代暁さん=大分市で2014年5月、比嘉洋撮影 拡大写真  宮代さんによると、従業員たちは、8月6日に広島市が「新型爆弾(原爆)」で壊滅したことを広島経由で八幡に戻った同僚から7日ごろに聞いていた。北九州には八幡製鉄所のほか兵器工場などもあり、「次はこっちだと考えていた」と言う  工藤洋三・元徳山高専教授が収集した米軍資料によると、原爆を積んだ2機は9日午前9時55分、小倉上空に到達。原爆投下を3回試みたが、目標が「もやと煙」で見えず、第2目標の長崎の攻撃を決定し、10時58分に投下した。  一方、旧防衛庁の「戦史叢書(そうしょ)」によると西部軍管区司令部は7時48分に警戒警報、7時50分に空襲警報を発令。宮代さんが煙幕を張ったのはこの時とみられる。  八幡製鉄所構内の煙幕装置は、宮代さん以外の2人の元従業員らも目撃。取材に「半分に輪切りにしたドラム缶にコールタールを入れたものが並んでいた」などと話した。コールタールは製鉄所で出る副産物で、燃やすと黒煙を上げる。 戦後間もない八幡製鉄所周辺の様子。住宅街は8月8日の空襲で焼け野原になった=1945年10月撮影 戦後間もない八幡製鉄所周辺の様子。住宅街は8月8日の空襲で焼け野原になった=1945年10月撮影 拡大写真  下関地方気象台(山口県)の記録では9日午前10時は晴れ。関門海峡を隔てた小倉方面は視界がわずかにかすむ「弱い煙霧」だった。北九州市史は、原爆投下を妨げた「もやと煙」について「雲だけではなく、前日(8日朝)の八幡空襲で生じた煙が風向きによって小倉方面を覆った」とするが、根拠は示していない。「空襲後の夕立で翌日まで煙は残っていなかった」との市民の証言もある  八幡空襲を調査する藤澤秀雄・長崎大名誉教授(80)は「煙幕が空襲の煙や灰、前日の夕立による水蒸気と混ざり、視界を防いだ可能性はある。広島が攻撃された情報を独自に入手した従業員たちが、警戒を強めていたという事実も注目に値する」と話している。
 ◇自分の行動が長崎の人たちに迷惑かけたのでは…
 鉄都・八幡で展開された「煙幕作戦」。小倉への原爆投下見送りにどの程度影響したかは明らかでないが、第2目標の長崎では約15万人が被爆直後に死傷した。作戦に携わった人たちは、語ることもできず、心に重荷を抱えて戦後69年間を生きてきた。  「煙幕で長崎の人たちに迷惑をかけることになったんじゃないかという気持ちが、ずっとあった」。装置に火を付けた宮代暁さんは、つらそうな表情で話した。長女の工藤由美子さん(56)は「私たちには幼いころから煙幕について聞かせてくれたが、長崎の犠牲者を考えると公言できなかったのでは」と父の胸中を思いやる。  製鉄所内の発電施設で働いていた福岡県福津市の田坂忠雄さん(92)は、北門付近から構内の線路沿いに並ぶドラム缶の煙幕装置を目撃していた。「日にちは覚えていないが、煙を見た記憶もある」と振り返る。  学徒動員で構内の工場に通っていた北九州市八幡西区の山元勉さん(85)も「ドラム缶が置かれ、(燃やすための)コールタールが入っていた」と存在を記憶していた。「敵機接近を知らせる警報が鳴ると火をつける」と聞かされていたという。  もっとも、煙幕作戦自体は「新型爆弾」投下に備え急きょ立案されたわけではなさそうだ。旧日本軍による製鉄所の防空演習文書には、空襲の際に発煙筒などを使い煙幕を張る計画が記されている  元従業員らの証言について、長崎原爆被災者協議会の山田拓民(ひろたみ)事務局長(83)は「戦後70年近くになっても原爆を巡る新しい事実が明らかになるのは興味深いし、これからも掘り起こしていく必要がある。煙幕で思い悩まないでほしい。許せないのは、投下地点がどこであれ、あんな爆弾を大勢の市民がいるところを狙って落とそうとしたことだ」と語った。【比嘉洋、高芝菜穂子、曽田拓】
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Astronomy Picture of the Day


Discover the cosmos! 2014 August 15 See Explanation.  Clicking on the picture will download
 the highest resolution version available. Perseid in Moonlight (月明かりの中のペルセウス座とペルセウス流星)

Image Credit & Copyright: Amir Hossein Abolfath (TWAN)

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妻純子の状況:

昨日は、尿中に、血の塊が現認できたので、本日は、膀洗を実施した。その後は、綺麗な尿が出ているが、4~5年前、膀胱結石があったことから、心配している。

現在は、特段影響がない様なので、注意して観察している。

ハートレートは、90±5で推移中。

本日は、入浴。

他は、変化なし。

・・・・・本日は、これまで・・・・・

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