2010年11月25日木曜日

仙石・前原ではもうだめ、菅首相、全野党党首会談を実施

仙石・前原ではもうだめ、

菅首相、全野党党首会談を実施

本日、官邸で与野党全党の党首が一堂に会して党首会談が行われた。
命題は、北朝鮮の対韓攻撃に対するもののようであったが、底には、補正予算の早期可決にあったと言えよう。

事の発端は、去る、18日、立ち上がれ日本の与謝野薫氏に菅首相が、事態打開の助言を求めたことから、与謝野氏が与党党首会談を勧めたことに端を発しているようだ。

与謝野氏と言えば、小沢一郎氏と親交が深く、暗に、小沢氏の協力を求めたものと見るべきであろう。
逆に言えば、党首選挙で、菅氏を応援したGrには、有能な人物がおらず、小沢氏等との関係改善を求めたものと見ることができる。
このような観点から、眺めると、最近の一連の小沢氏の言動が理解できると言えよう。
民主党の小沢氏が、『24日夜、東京・赤坂の中華料理店で開かれた9月の党代表選での小沢選対関係議員の“打ち上げ”会合に出席し、「今は代表(=菅直人民主党代表)がどうとか言ってはいけない。選挙(衆院解散・総選挙)をやっている場合じゃない。ぐちゃぐちゃになって議会制民主主義が機能しなくなる」と述べ、民主党政権維持の必要性を説いた。(産経WEB2010.11.25 01:20)』とされているが、これを見ても明らかであろう。

菅首相は、これを受け入れ、各党に個別会談を要請したようである。

この要請を受けた自民党は、「野党共闘が崩れることを恐れて拒否したが、それでも首相は個別会談にこだわった。結局、党首が一堂に会する形で落ち着いた(朝日新聞WEB2010112533分)」ようである。
この内容は、朝日新聞が一番うまく報道しているので、紹介しておきたい。
自民党・谷垣禎一総裁は「普天間問題以来の日米同盟の揺らぎから尖閣諸島や北方領土の問題が起き、国民は非常に不安に感じている」と批判。「国民にしっかりと情報を開示し、総理がきちっと対応しているという姿勢を示すことが大切」と注文し、予算委員会で集中審議を開くよう求めた。
 22日に韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領と会談した公明党・山口那津男代表は「日米韓の連携が非常に大切。中国との関係も重視するべきだ」と助言。共産党・志位和夫委員長は「民間人の住む島を無差別に砲撃する無法な行為。外交的な解決への努力が必要」とした。
 菅内閣の対応が遅かったとの批判も出た。みんなの党・渡辺喜美代表は「第一報を知ってから指示を出すまで何をやっていたのか」。社民党・福島瑞穂党首も「北朝鮮の攻撃から、日本の総理に一報が届くのが1時間後では遅い」と指摘した。

 たちあがれ日本・平沼赳夫代表は「拉致被害者の家族は解決に向けて心配している」と拉致問題に言及。新党改革・舛添要一代表は「情報を分析し、複数のシナリオを提示してほしい」と求めた。
 与党の国民新党・亀井静香代表は「こうした事態の対処に与野党は関係ない」と党派を超えた協議の場について評価した。
 会談では、渡辺代表が仙谷由人官房長官の辞任を迫る場面もあった。首相は北朝鮮問題に絡めて補正予算成立を求める発言は避けたが、会談後には「事件を利用して国会運営をスムーズにしたいとの意図が見え隠れする」(舛添氏)との指摘も出た。
「政治と金」問題では、確かに問題があるものの、小沢氏の政治力量に頼らざるを得なくなった菅首相は、哀れとしか言いようがない。

やはり、退陣をすべきであろう。

・・・本日は、これまで・・・

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