2011年9月21日水曜日

「石炭の代替技術としての原子力に幻滅を感じるようになった」・・・デッド・ターナー氏(CNN創業者)※※※米国で「普天間」県外訴え 固定化も明確に否定・・・仲井沖縄県知事

木村建一@hosinoojisan

米国で「普天間」県外訴え 固定化も明確に否定・・・仲井沖縄県知事

デッド・ターナー氏(CNN創業者)

石炭の代替技術としての原子力に幻滅を感じるようになった」



 CNNの報道に面白い記事が二つあった。

 一つは、CNNの創業者であるデッド・ターナー氏が、原発推進の立場を取っていたようだが、福島原発事故で「原発」に幻滅したというものである。

 福島原発事故は、特に、技術立国と言われる日本の事故だけに、世界的に、反原発の運動を加速させるようである。

 この流れは、もはや止められないであろう。

 もう一つは、フィッリッピンの国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が報告書の内容である。

 ミンダナオ島では、長い間「分離独立」を巡って抗争が続いていたが、女性たちが、高等戦術をもって、立ち上がり、この抗争をやめさせたというものである。

平塚らいてうの、「元始女性は太陽であつた」という言葉を髣髴させるもので、現在、多くの母親が、子供の命と健康を守るために、「反原発」の行動に立ちあがりつつあるが、日本の現状を変えるためには、多くの女性が、政治に強い関心を持ちつつあるのは、日本の民主主義に大きな希望を齎すものとなろう

 沖縄問題に、大きな流れが生まれつつある

 民主党政権は、あくまでも、辺野古基地建設に血道をあげているが、仲井沖縄県知事が、アメリカに乗り込み、シンポジューム「『沖縄クエスチョン~地域の安全保障と日米同盟、そして普天間~』(主催・沖縄クエスチョン日米行動委員会)」の中で、「沖縄では、新たな基地建設は不可能である」と講演したことを、琉球新報が報じている。

 沖縄基地問題も、確実に、沖縄県民の希望する方向へ転換しつつあると言えよう。

 以下に、関連記事を記録しておきたい。

☆☆☆

知事、米国で「普天間」県外訴え 固定化も明確に否定
2011年9月20日  琉球新報
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-181848-storytopic-53.html
   仲井真弘多知事
 【ワシントン19日松堂秀樹】日米の有識者が沖縄の基地問題や日米の安全保障政策について議論する国際シンポジウム「沖縄クエスチョン~地域の安全保障と日米同盟、そして普天間~」(主催・沖縄クエスチョン日米行動委員会)が19日午前(日本時間19日深夜)、米首都ワシントンのジョージ・ワシントン大学で始まった。
仲井真弘多県知事は同日正午ごろ(日本時間20日未明)に講演し、米軍普天間飛行場を名護市辺野古に移設するとした日米合意の見直しを訴えた。仲井真知事が米国で県外移設を訴えるのは初めて。
 仲井真知事は、県外移設を強く求める県民の世論を挙げ「日本国内の他の都道府県への移設が合理的で、早期に課題を解決できる。普天間飛行場の辺野古移設は見直すべきだ」と強調した。
 2009年9月の政権交代後、普天間飛行場の県外・国外移設を検討した日本政府が、10年5月に地元の同意がないまま名護市辺野古への移設計画に戻って日米間で合意したことについて、「むしろ県外移設を求める声が強くなった」と説明。
 その上で、日米両政府が辺野古移設を強引に進めた場合、「全県的な激しい基地反対運動につながりかねない」と述べ、日米同盟を揺るがす恐れがあると警鐘を鳴らした。
 移設作業が進展しない中、日本政府が示唆している「普天間の固定化」については、住居や学校が密集する同飛行場の危険性を説明した上で「あり得ない」と明確に否定し、早期移設、返還が不可欠との考えを示した。
 沖縄クエスチョンは日米の外交、安全保障の専門家による有識者会議で、日本側座長の橋本晃和・桜美林大学大学院客員教授や米側座長のマイク・モチヅキ・ジョージ・ワシントン大学教授らが出席した。

☆☆☆

女性の皆さんへ。

「原発推進」を唱える人に、高等戦術を!

こんな報道(国連難民高等弁務官事務所が報告書)があります。

男たちの争いを止めた妻たちのスト戦術は… フィリピン

2011.09.20 Tue posted at: 11:39 JST
http://www.cnn.co.jp/fringe/30004023.html
(CNN) フィリピンのミンダナオ島で、争いを続ける男たちに業を煮やした女性グループが夫とのセックスを拒否するスト戦術を展開し、7月に争いをやめさせることに成功した。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が報告書で明らかにした。
同島のダド村では1970年代から続く分離独立運動の影響で村が荒廃し、現在UNHCRの支援で地域社会の再生を進めている。女性たちはこの一環として縫製プロジェクトに取り組んでいるが、村同士の争いのために主要道が封鎖されて製品が届けられない事態になっていたという。
そこで女性たちは、争いをやめると約束するまで夫婦の営みには応じないと夫に通告する戦術に出た。

UNHCR広報によると、この戦術が奏功してスト開始から数週間で戦闘が止み、主要道が開通したという。女性たちも製品を届けられるようになり、村の経済は再建に向けて動き出した
UNHCR報道官は「女性たちは夫に戦いをやめてほしいと望み、女の武器を行使してその願いをかなえた」と話している。
女性たちのセックス拒否作戦は今に始まったことではなく、古代ギリシャの時代には女性たちがストを展開してアテネとスパルタの戦争をやめさせたという話が伝わっている。

☆☆☆

日量数百トンの地下水流入、原発事故収束妨げる

(2011年9月20日20時58分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110920-OYT1T01060.htm?from=main1

 東京電力は20日、福島第一原子力発電所の1~4号機のタービン建屋などに毎日200~500トンの地下水が流入しているとの試算を明らかにした。


 事故収束を急ぐ東電は当初、タービン建屋などにたまった高濃度汚染水を年内にすべて処理する計画だったが、次から次へと流れ込む地下水が計画を妨げている。
 5月末に10万5000トンあった高濃度汚染水のうち、東電はこれまでに約9万トンの汚染水を処理した。しかし、汚染水は13日現在、10万2000トン。差し引き8万7000トンが新たに加わったことになる。この間、原子炉への注水量は推定4万7000トン。東電は、残る4万トンの大半が地下水で、一部が雨水だと見ている。

 本当に、9万トン処理したのか?実際は、3000トン程度ではないのか調子のよい?汚染処理装置、よく止まっているが・・・・・(疑って悪いが)
☆☆☆☆☆☆

原子力に幻滅、それでも石炭よりはまし(?) ターナー氏

2011.09.20 Tue posted at: 12:11 JST CNN
http://www.cnn.co.jp/usa/30004024.html
ニューヨーク(CNN) 米CNNの創業者で環境保護活動や慈善活動を手掛けるテッド・ターナー氏(72)が国連総会初日の19日にニューヨーク市内で講演し、原子力では世界のエネルギー問題は解決できないかもしれないが、それでも石炭よりはましだとの見方を示した。
講演でターナー氏は「石炭よりはまだ原子力の方がいい」「一方は確実に人を殺す。他方は殺すかもしれない。『確実に』よりも『かもしれない』の方を取りたい」と語った。
ただ、3月に起きた福島第一原子力発電所の事故以来、石炭の代替技術としての原子力に幻滅を感じるようになったとも打ち明けた
その理由として原子力発電の代償の大きさと危険性を挙げ、「使用済み燃料をどうするかという問題がある。誰もこれを引き受けたがらないため、世界中に保存されている」と指摘した。
ターナー氏は代替エネルギープロジェクトにも出資しており、中でも最大規模となるニューメキシコ州の太陽光発電事業では9000世帯に電力を供給しているという。
それでも代替エネルギーにはまだ課題が山積していると同氏は述べ、風力発電や太陽光発電によって得た電力を必要な場所に運ぶ技術の開発が次の大きな課題になるとの認識を示した。

と言いながら、彼も確実に、反原発の方向へ舵を切りつつあるようである

 これが、グローバルな、「トレンド」と言ってよいだろう。

☆☆☆

Astronomy Picture of the Day

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=0MfRo0eC1ks

2011 September 20


Kepler-16b: A Planet with Two Suns


Kepler-16b: A Planet with Two Suns
Illustrated Video Credit:
NASA, JPL-Caltech, T. Pyle; Acknowledgement: djxatlanta

☆☆☆

運用停止のNASA人工衛星、23日ごろに大気圏突入へ

2011.09.20 Tue posted at: 09:26 JST CNN
http://www.cnn.co.jp/fringe/30004018.html

写真提供:NASA
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)が20年前に打ち上げ、すでに運用を停止している人工衛星「UARS」が、23日ごろ大気圏に突入する見通しとなった。NASA当局者が19日に発表した。
UARSは長さ約10メートル、直径約4.6メートルで、重さ約6000キロ。大気圏突入とともに分解して大部分の破片は燃え尽きる。燃え残った破片が地上に落下しても、人や物にぶつかる可能性は非常に低い。過去に人工衛星の落下で負傷者が出たり、建物などに大きな被害が出たりした例はないという。
UARSは1991年に打ち上げられた。オゾン層に含まれる化学物質、成層圏の風や温度、太陽からのエネルギーなどを観測する任務を完了し、2005年に運用を停止。大気圏の突入は今年9月下旬から10月上旬の間に予定されていた。
NASAによると、18日時点の高度は215~240キロ。突入は23日の前後1日以内となる見通しだ。NASAは、破片らしき物を見つけたら手を触れず、直ちに地元当局に連絡するよう呼び掛けている。
☆☆☆
 今日も一日無事に過ごすことが出来た。
 名古屋では、大変な状況のようだが、被害の拡大がないことを祈りたい。
・・・・・本日は、これまで・・・・・

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