2011年2月11日金曜日

「政権」爆破の「手榴弾」のピンを抜いた菅首相

@hosinoojisan

「政権」爆破の「手榴弾」のピンを抜いた菅首相

**** 早まる解散・総選挙 ****


 菅首相は、自爆のための手榴弾のピンを抜いたようである。
 菅・仙石・前原体制の政治的未熟さは、経験不足とはいえ、これまでの政治活動の在り方そのものまで露呈され、崩壊は時間の問題と思われていたが、ついに、の感がする。
 政権交代の立役者である小沢氏に対する「処分問題、アメリカや財界が仕掛けた戦略に踊らされ、その処分決定の意図は、民主党政権「爆破」の自殺的行為と言えよう。
 アメリカや経団連等財界も、小沢氏を除く民主党議員の「希薄さ」にびっくりしたことであろう。
 小沢氏のいない民主党など、アメリカや財界からみれば、民主党の政治集団は、「烏合の衆」にすぎない。
 菅・仙石・前原・岡田氏等が、いくら背伸びをしても、小沢氏の足元にも及ばないことは、これらの諸氏そのものが認識していた筈だ。
 私の言葉でいうと、「バカな管理職」そのものである。
 無能力な人物が、よく陥るパターンだが、権力を笠に、「命令」だけ行えば、物事が進むと勘違いして、過信し、足元を掬われる事例の典型と言えよう。
 この点については、あの中曽根康弘氏が産経新聞WEBで触れているが、地道な政治活動の経験のあるものであれば、「常識」と言えよう。
 狡猾なアメリカ政府は、この点を早くから見抜き(前原氏等の言動から)、アメリカの利害にかかわる政治家を分析し、小沢Grや鳩山Grの政治的力関係を低下させる工作を展開し、菅政権に、路線変更を迫った結果が、政権崩壊へといざなったと言えよう。

そういう点では、アメリカの政治工作そのものも、「破綻」したと言っておこう。


 エジプトのムバラクが、この点を見抜いて、現在抵抗しているが、どうも、明日中には、引退表明をする状況になっているが、日本と同じように、「苦悩」することとなろう。

 世界のトレンドは、アメリカ型民主主義が崩壊し、「真の『自立』」政府の誕生が主流になりつつあることを示している。
 経団連等財界首脳部も、いい加減に目を覚まし、日本の「自立」のために、何をなすべきか考える時期に差し掛かっていると言っておこう。
 軍事力を持たない日本が、世界に互するためには、日本国民の「豊かさ」を実現するための努力を行う以外道はなかろう。
 いくら企業が、儲けても、もはや、世界が相手にしなくなっているのである。
 日本そのものの国力、経済力を強めない限り、日本の自立は達成できないであろう。
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 インフラ輸出が話題になり、国内の一部経済界や政治家が、やれ、原発を韓国に取られた等騒いでいるが、内容を詳細に分析すれば、「負けるが勝ち」であったことが判明するであろう。
 韓国が、人類史上経験したことがないような、60年間の保証約束というリスクや、ブラジル高速鉄道の問題、アメリカのカルフォルニア高速鉄道等の問題を検討しても、「高いリスク」をかぶってまで、受注する必要はないと言える。
 前原外相等が積極的に動いているが、くれぐれも、日本の国益を損じないようにしてもらいたいものである。
 この点では、日経ビジネス誌(インフラ輸出、日本は本当に負けたのか?)の精読をお勧めしておきたい。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110207/218330/
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社民党の諸君へ一言
 変な妥協をすれば、村山政権と同じように、菅政権と「心中」する危険性があるので、くれぐれも注意をお願いしたい。
・・・・本日は、これまで・・・・

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