2011年5月15日日曜日

「地震」で重要設備損傷?福島原発1号機 「津波」は、責任逃れの、ためにする言い訳 。次々と明らかになる、深刻な事故情報

木村建一@hosinoojisan

地震」で重要設備損傷?福島原発1号機
津波」は、責任逃れの、ためにする言い訳

次々と明らかになる、深刻な事故情報

 本日、震災関係の重要な内容が明らかになってきた。
 東電側が、3月11日の段階で、高濃度汚染を把握していたことを認めたのである。
 津波による電源喪失、そして、水素爆発と言ってきた事故原因が間違っていたことになり、政府や電力会社が「津波対策」を強化しているが、それ以前に、「地震対策」の強化を行う必要性が出てきたと言える。
 地震大国日本では、もともと原発建設は、向いていないと言え、脱原発に舵を切るべきであろう。
 又、1号機の地下に大量の高放射能汚染水の存在が明らかになったようである。
 次々に、原発事故の悲惨な姿が明らかになってきている。
 これからも、明らかにせざるを得ないような問題も出てくると思われる。
 事故の改善が、どんどん、遠のいており、被災地住民の苦悩が強まっている。残念なことだ。

 以下に、共同通信の記事を記録しておく。

1号機、津波前に重要設備損傷か 原子炉建屋で高線量蒸気

2011/05/15 02:02 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011051401000953.html

 東京電力福島第1原発1号機=3月20日(エア・フォート・サービス提供)
 東京電力福島第1原発1号機の原子炉建屋内で東日本大震災発生当日の3月11日夜、毎時300ミリシーベルト相当の高い放射線量が検出されていたことが14日、東電関係者への取材で分かった高い線量は原子炉の燃料の放射性物質が大量に漏れていたためとみられる。
 1号機では、津波による電源喪失によって冷却ができなくなり、原子炉圧力容器から高濃度の放射性物質を含む蒸気が漏れたとされていたが、原子炉内の圧力が高まって配管などが破損したと仮定するには、あまりに短時間で建屋内に充満したことになる。東電関係者は「地震の揺れで圧力容器や配管に損傷があったかもしれない」と、津波より前に重要設備が被害を受けていた可能性を認めた
 第1原発の事故で東電と経済産業省原子力安全・保安院はこれまで、原子炉は揺れに耐えたが、想定外の大きさの津波に襲われたことで電源が失われ、爆発事故に至ったとの見方を示していた。
 地震による重要設備への被害がなかったことを前提に、第1原発の事故後、各地の原発では予備電源確保や防波堤設置など津波対策を強化する動きが広がっているが、原発の耐震指針についても再検討を迫られそうだ。
 関係者によると、3月11日夜、1号機の状態を確認するため作業員が原子炉建屋に入ったところ、線量計のアラームが数秒で鳴った。建屋内には高線量の蒸気が充満していたとみられ、作業員は退避。線量計の数値から放射線量は毎時300ミリシーベルト程度だったと推定される。
 この時点ではまだ、格納容器の弁を開けて内部圧力を下げる「ベント」措置は取られていなかった。1号機の炉内では11日夜から水位が低下、東電は大量注水を続けたが水位は回復せず、燃料が露出してメルトダウン(全炉心溶融)につながったとみられる
 さらに炉心溶融により、燃料を覆う被覆管のジルコニウムという金属が水蒸気と化学反応して水素が発生、3月12日午後3時36分の原子炉建屋爆発の原因となった。
2011/05/15 02:02 【共同通信】

 

 

1号機地下に大量の汚染水か 福島第1、炉心から漏れた可能性

2011/05/14 23:44 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011051401000896.html
 経済産業省原子力安全・保安院は14日、福島第1原発1号機の原子炉建屋地下に、深さ4メートル超とみられる大量の水がたまっているのが見つかったと発表した。高い放射線量の汚染水の恐れがあり、東京電力によると最大で3千トン程度に達する可能性がある。
 1号機は、燃料溶融で原子炉圧力容器に穴が開いて炉心への注水が漏れているとみられる。東電はこれが格納容器やその一部の圧力抑制プールから、配管の貫通部などを通じて流れ出た可能性が高いとして、流出経路や放射線量などを調べる。
 一方、原子炉建屋1階では、遠隔操作のロボットによる測定で、放射線量がこれまでで最も高い毎時2千ミリシーベルトの場所を確認。東電はこうした状況を踏まえた工程表の改定版を17日に出す予定だが、格納容器を水で満たして燃料を冷やす作業への影響は避けられそうにない。
 地下の水は、東電の13日の調査中に作業員が確認。1階から降りる階段の途中で見ると、圧力抑制プールを収めた地下の空間で、西側から東側への水の流れがあったという。地下でも場所によって水がたまっていない可能性があるとしている。
 1号機では格納容器から引き出した水を循環させて冷やし、原子炉に戻す新たな冷却システムをつくる予定だが、東電は、格納容器からではなく地下のたまり水を直接吸い上げて、循環させる検討も始めた。ただメルトダウン(全炉心溶融)が起きたとみられる炉心からの水なら、高線量のため処理が必要になる
 1階の線量が高かった場所の近くには、原子炉につながる配管があり、中に高線量の水が入っている可能性がある。建屋内にはほかにも高線量の場所があり、冷却システム構築に向けた作業の妨げになる恐れがある
 また東電は2、3号機の圧力容器も、メルトダウンが起きた1号機と同様に想定より水位が低い可能性を認め、「最悪の場合は同様の(メルトダウンの)ケースが想定されるが、現時点ではどこまで損傷が進んでいるかはまだよく分かっていない」と説明した。
2011/05/14 23:44 【共同通信】
 
・・・・本日は、これまで・・・・

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