2013年7月18日木曜日

原発審査 規制委で開始 4社が申請内容説明 安全軽視の内容も※首相が憲法9条改定発言 共産党躍進で安倍政権の野望に痛打を※ 「戦争に行かない人は、死刑にする」 石破幹事長はこんなバカな発言をしたのか

木村建一@hosinoojisan

原発審査 規制委で開始 4社が申請内容説明 安全軽視の内容も

首相が憲法9条改定発言 共産党躍進で安倍政権の野望に痛打を 志位委員長が会見

戦争に行かない人は、死刑にする」 石破幹事長はこんなバカな発言をしたのか

ジブリ宮崎駿監督がミニコミ誌で「改憲反対」のなぜ



原発行政が「歪」になりつつある。

福島第一原発事故による国内・国際世論の高まりによる「原発廃止」圧力に対抗する意図のもとに、新たに、経産省内に、「原発の安全性を高めるための新組織」を作るというのである。

原発の安全性については、現在、原子力規制委員会が機能?しているが、この制約を取り払い、かっての保安院化を「狙ったもの」と推量できる。

組織形態も、「原発会社と知識人で構成する」と言っているが、「知識人」と言うのが食わせ物で、原発会社から多額の研究費を貰って「口を紡ぐ」馬鹿な輩が多いことは、原発事故後の、この二年半で明らかになっていると言って良い。

戦前ならばともかく、政権交代を経験した日本国民は、このような「あほな策術」には騙されないであろう。

頭のよい、キャリア官僚の諸君に警告しておきたい。

私は知らなかった(2013/7/17 18:12  J-CASTニュース)が、今年の4月に、BS-TBSで、憲法改悪で、自衛軍化や軍事法廷の設置議論の中で、「戦争に行かない人は死刑にする」と言ったことが問題になっている。

自衛隊員に限ると言っているが、これはまやかしで、いつでも一般国民に解釈変更で強制できることとなろう

安倍政権の改憲主張は、戦前の「忠君愛国」の回帰思想であり、主権在民の原則放棄の「化石的」主張である。

この問題について、日本では、日本共産党の志位委員長が選挙戦の中で厳しく糾弾しているが、これは当を得た主張と言える。

蛇足になるが、宮崎駿氏も、「改憲反対」を訴えていることを付則しておきたい。

以上、雑感。

関係報道を記録しておきたい。



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原発審査 規制委で開始 4社が申請内容説明 安全軽視の内容も

2013年7月17日(水) しんぶん赤旗 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-07-17/2013071701_03_1.html
 原子力規制委員会は16日、原発再稼働の適合性審査の初会合を開きました。8日に申請した電力4社の5原発10基について、九州電力、北海道電力、四国電力、関西電力の順に申請内容を説明しました。もともと不十分な新基準の項目さえ先送りするいいかげんな申請内容を規制委側が問題にする場面がありました。  関電は、国内で唯一稼働中の関電大飯原発3、4号機(福井県おおい町)について、福井県が想定している長さ90キロの若狭海丘列付近断層による津波の評価で当初示していた基準津波(原発に影響を及ぼす津波)を上回ることがわかっているのに今回も従来通りで申請しています。島崎邦彦規制委員長代理は「議論の内容の反映がみられない」と批判しました。  九電は、川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)について会社側が想定される事故のパターンを「規制委があらかじめ指定したもの以外見つからなかった」としました。しかし、規制委側から「プラント(原子炉)ごとに特徴を把握した上で、どういう対策をしたかを評価してほしい」と注文が付きました。  北電泊原発1~3号機(北海道泊村)については基準津波の引き波の水位が1、2号機の取水口からポンプで海水を取り込める水位より低いのに、会社側は海水を確保できると主張  四電は伊方原発(愛媛県伊方町)3号機への質問に答えられませんでした

☆☆☆

もんじゅ断層、現地調査を開始 原子力規制委
2013年07月17日10時18分 朝日新聞 ツイートするhttp://www.asahi.com/special/news/articles/TKY201307170014.html
写真・図版  白木―丹生断層の露出部の状況を調査する原子力規制委の調査団=17日午前9時39分、福井県美浜町、代表撮影
写真・図版  白木―丹生断層の露出部の状況を調査する原子力規制委の調査団=17日午前9時31分、福井県美浜町、代表撮影
写真・図版  断層調査を始めるにあたり、あいさつする原子力規制委員会の島崎邦彦委員長代理(中央)=17日午前8時15分、福井県敦賀市、森井英二郎撮影
写真・図版   【川田俊男】日本原子力研究開発機構高速増殖原型炉もんじゅ福井県)の敷地内に活断層がある疑いが指摘されている問題で、原子力規制委員会は17日、現地調査を始めた。活断層と判定されれば廃炉になる公算が大きく、国は核燃料サイクル政策の見直しを迫られる。  規制委の島崎邦彦委員長代理ら有識者会合のメンバー4人がこの日午前、現地に入った。まず、もんじゅの西約500メートルを走る活断層「白木(しらき)―丹生(にゅう)断層」が露出している福井県美浜町の現場を調査。2日間かけて、敷地内の断層が活断層かどうかを確かめる。  敷地内には9本の断層があり、うち8本が原子炉施設の真下にあることが知られている。白木―丹生断層が活動したときに、これらの断層が引きずられて動くおそれが指摘されてきた。今回は最も長い「a断層」を中心に見る。機構側は「新しい年代に繰り返し動いたことを示す痕跡は認められない」として活断層ではないと主張している。  もんじゅをめぐっては、大量の機器の点検放置が見つかったことを受け、規制委が5月、原子力機構に対して運転再開の準備を禁じるなどの命令を出している。  規制委による断層の現地調査は4カ所目。規制委は5月、調査をもとに、日本原子力発電敦賀原発2号機(福井県)の原子炉建屋直下の断層を活断層と判断した。  国が敷地内の断層調査を指示した原発のうち、関西電力大飯(同)と東北電力東通(青森県)については規制委で議論が続いている。関電美浜(福井県)と北陸電力志賀(石川県)は、両社が期限を延長して調査中だ。

☆☆☆

一旦事故あれば、数百万人に影響を与える問題に、僅か数千~数万規模の市町村の「了解」判断で、原発再開は認められない影響ある市町村の判断を受け無い限り「原発再開」不能とするシステム変更すべきであろう

原発再稼働の方針、刈羽村議会に説明 東電社長
2013年7月17日13時2分 朝日新聞
http://www.asahi.com/special/news/articles/TKY201307170124.html
柏崎刈羽原発新潟県柏崎市刈羽村)の早期再稼働をめざす東京電力の広瀬直己社長は17日午前、刈羽村を訪ね、原子力規制委員会に同原発の安全審査申請をする方針や、原発内で建設中の「フィルター付きベント」の設置計画について、村議会に説明した。原子炉への注水設備を追加するなどの事故対策も示した。  広瀬社長は出席した村議11人に「福島第一原発事故の反省を踏まえ、安全な原発にするための方策を柏崎刈羽原発に織り込んできた」と強調し、「我々の対策が新たな規制基準に合っているか、(規制委に)チェックしてもらいたいと考えている」と語った。  同県の泉田裕彦知事は申請前に県にベント建設の事前了解を得るよう求めているが、原発容認派の品田宏夫刈羽村長はこだわっていない  広瀬社長は午後、柏崎市議会にも同様の説明をする。今月5日の会談が物別れに終わった泉田知事には再会談を打診しているが、日程は決まっていない。

☆☆☆これを、屋上屋という。

原発の安全性高める新組織を

7月18日 4時8分 NHK

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130718/k10013111661000.html

原子力発電所の運転再開に向けた国の安全審査が始まるなか、経済産業省の専門家会議は、アメリカにある民間組織のように原発の安全性を高める電力会社の自主的な取り組みを進めるための新しい組織作りを検討することになりました。
原発の安全性の向上を目的とした組織はこれまでにもあり、会議では、今までの取り組みを検証すべきだという意見も出されました。
経済産業省の専門家会議は、福島第一原発の事故で、基準を満たせば安全だとする電力会社の姿勢などが問われたことから、自主的に安全性を高めていく方法を検討するため原発の安全対策などに詳しい10人の委員で作られました。17日の初会合では、電力会社が常に規制で求められる以上の安全レベルを目指すことが重要だと指摘したうえで、アメリカの電力会社やメーカーで作る民間組織のように互いの取り組みを監視したり安全に関する情報を共有したりする新しい組織の必要性などが議論されました。
委員からは、「新しい組織を作るにも、すでにある組織ではなぜできなかったのかを明らかにする必要がある」とか、「まず電力会社の姿勢から変えなければならない」といった意見が出されました。
会議では、新しい組織の在り方などについて、今年度中にも提言をまとめるとしています。
運転再開を目指す原発の安全審査が始まるなか、経済産業省はこうした取り組みを通じて信頼の回復につなげたい考えで、どこまで実効性のあるものにできるか注目されます。

当方注:
旧保安院化を志向するものと言って良いだろう。

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参院選:福島の本音は 再稼働推進こそ最大のねじれ

2013年07月17日 毎日新聞 http://mainichi.jp/select/news/20130717mog00m010026000c.html
 ◇汚染で作物下落、TPPは大企業支援 「農家は生かさず、殺さずか」
参院選の投票目前、福島の人々が何を感じているのか、気になってならない。東日本大震災、東京電力福島第1原発事故で甚大な被害を受け、今なお約15万人が避難する福島。被災地の声を聞きたくて歩いた。【瀬尾忠義、写真も】  原発から南西約60キロの須賀川市。この地で有機栽培農業に情熱を注いでいた故樽川久志さんの田と畑(計4・4ヘクタール)は緩やかな斜面に広がっていた。夏空の下、稲は膝下ぐらいの長さまで伸び、風にそよぐ。キュウリが葉を大きく広げる。だが、久志さんの姿はない。福島原発事故後の2011年3月24日、自ら命を絶った。64歳だった。  今年5月末、原子力損害賠償紛争解決センターの仲介で、久志さんの死と原発事故の因果関係を東電が認めて賠償金の支払いを受諾し、和解した。だが、次男の和也さん(38)は東電の態度に憤る。「東電はうちに来て謝罪したいと連絡してきたが、報道陣の前では困ると言っていた。大っぴらにせず、謝罪した格好をつけたいのが本心だろう。それに東電がまとめた文章は『久志様と原発事故の間に因果関係があったと聞いております』という内容だ。聞いておりますって何? 東電は『自分たちも地震の被害者だ』という感覚で被災者に対応していると思えてならない」  和也さんが背にした仏壇で遺影の久志さんが穏やかにほほ笑む。地元の専業農家の7代目。安心、安全な農作物にこだわってきた。原発には批判的で広島平和記念式典に参加したこともある。家族には常々語っていた。「日本はなんてばかなんだ。原爆を落とされたのに原発を建てている。人間が造ったものが壊れない保証なんてないのに」  大震災翌日の夕、水素爆発のニュースを見て、久志さんはつぶやいた。「福島の農家は終わりだ。何も売れなくなる……」。丹精込めたキャベツ約7500個の出荷が目前だった。  震災から2年4カ月。この間、民主党は福井県の関西電力大飯原発3、4号機の再稼働を決定し、政権に復帰した自民党は他の原発の再稼働や原発輸出に積極的だ。和也さんは「農家は汚染された土の上で仕事をし、作物価格は下がり、子どもの健康に影響があるのかどうかも分からない。日本各地で大地震が再び起きる可能性があるのに、なぜ再稼働の話が出てくるのか。参院選で自民が圧勝したら原発の再稼働はどんどん進むでしょうね」。

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首相が憲法9条改定発言 共産党躍進で安倍政権の野望に痛打を 志位委員長が会見

2013年7月17日(水) しんぶん赤旗 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-07-17/2013071701_02_1.html
 日本共産党の志位和夫委員長は16日、遊説先の仙台市で記者会見し、安倍晋三首相が憲法9条改定を明言したことについて、「年来の野望がついにむき出しの形で語られたことは重大です。共産党の躍進でこの危険なたくらみに痛打を、と訴えていきたい」と語りました。  安倍首相は、15日放映された長崎国際テレビのインタビューで、「われわれは9条を改正しその(自衛隊)存在と役割を明記していく。これがむしろ正しい姿だろう」と言明しました。  志位氏は、この首相発言について、「安倍氏はこれまでの選挙戦で、憲法改定の発議要件の緩和を主張してきましたが、その真の目的が憲法9条改定にあることを、あからさまに語ったことはきわめて重大です。9条を改定し、自衛隊の『存在と役割』を明記すれば、ことは現にある自衛隊を追認するということにとどまりません『海外で戦争をする国』に日本をつくりかえることになります」と批判し、つぎのように語りました。  「憲法9条改定の是非が、いよいよ選挙戦の大争点になってきました。首相はむき出しの形で年来の野望を語りましたが、国民多数の声は9条改定に反対です日本共産党を躍進させることこそ、安倍政権の野望への最大の痛打となります。党をつくって91年間、反戦平和を貫いてきた平和の党の躍進のために最後まで力をつくします」

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戦争に行かない人は、死刑にする」 石破幹事長はこんなバカな発言をしたのか

2013/7/17 18:12  J-CASTニュース http://www.j-cast.com/2013/07/17179579.html?p=all    自民党の石破茂幹事長が、「戦争に行かない人は、死刑にする」と発言――参院選も後半にさしかかる中、新聞の報道をきっかけに、こんな情報が飛び交い始めた。
「徴兵逃れには死刑か懲役300年という話、本当に怖い。選挙でねじれがなくなったら一体どうなるのか?」
「徴兵されて戦死したくない若者は選挙に行って自民党を潰すしかないよ」

などと、一部有権者は蜂の巣を突いたような騒ぎだ。実は、石破幹事長はそんな短絡的な発言はしていない。どうしてこんな話になったのか。

7年以下の懲役・禁錮では甘すぎると主張

   発端となったのは、東京新聞の2013年7月15日付朝刊だ。 「石破自民幹事長もくろむ『軍法会議』」
「平和憲法に真っ向背反」

   連載「こちら特報部」のコーナーへ、いかにも軍靴の音が聞こえそうなおどろおどろしい見出しとともに掲載されたのは、石破幹事長の顔写真だ。    記事は、テレビ番組「週刊BS-TBS編集部」で4月21日放映された石破幹事長のインタビューをいわば蒸し返す形で構成されている。石破幹事長はその中で、「国防軍に『審判所』という現行憲法では禁じられている軍法会議(軍事法廷)」の設置を強く主張、「死刑」「懲役300年」など不穏な単語を連発させたという。    実際に、問題のVTRを見てみよう。石破幹事長は自民党の代表者として、自民の改憲草案を、いつもの口調で解説していく。そして話題は「9条」にさしかかった。石破幹事長は憲法への自衛隊(国防軍)の明記を改めて強調した上で、改憲後の具体的な変更点として、「軍事裁判所的なもの」(自民草案では「審判所」)を設置すると解説する。    ここから、問題の箇所だ。まずは、現状について、自衛隊員が一般法によって裁かれていることに触れ、その罰則が甘すぎると主張する。 「今の自衛隊員の方々が、『私はそんな命令は聞きたくないのであります。私は今日を限りに自衛隊員を辞めるのであります』といわれたら、ああそうですか、という話になるのですよ。『私はそのような命令にはとてもではないが従えないのであります』といったら、目一杯行って懲役7年なんです(編注:自衛隊法の刑罰の上限は『7年以下の懲役・禁錮』)」

「死刑になるくらいなら出撃しようということに…」

   続けて、「これは気をつけて物を言わなければいけないんだけど」と前置きし、 「人間ってやっぱり死にたくないし、ケガもしたくないし、『国家の独立を守るためだ! 出動せよ!』というときに、『でも行くと死ぬかもしれないし、行きたくないな』という人はいない、という保証はどこにもない」
と、自衛隊にもいざとなると「出撃拒否」が起こる可能性があると話す。そしてこうした事態を防ぎ、自衛隊の規律を維持するためには、軍法会議設置による命令違反への厳罰化が必要だと説く。 「だからそのときに、それに『従え! それに従わなければその国における最高刑である』――死刑がある国は死刑、無期懲役なら無期懲役、懲役300年なら300年(と決まっていれば)――『そんな目に遭うくらいだったらば、出動命令に従おう』という(ようになる)」
   確かに石破幹事長は、軍事法廷の設置と、その最高刑として死刑もありうる、との見解を示している。ただし一部の人々が誤解しているように、これは「兵役拒否=死刑」という話ではない。すでに自衛隊(国防軍)に入った人のみが対象だ。    ちなみに石破幹事長は、2010年のブログで、自衛隊がいずれも「複雑かつ精密なコンピューターの塊のような装備・システムで運用されて」いることなどを理由に、「玉石混交」の人材を集める徴兵制にははっきり反対を明言している。

「敵前逃亡」は米陸軍では「最高で死刑」

   また軍隊を持つ大半の諸外国では、なんらかの形で軍法会議を設置している国が大半で、罰として死刑など刑法上の最高刑を科している国は少なくない。    防衛省防衛研究所の奥平穣治氏が記すところによれば、たとえば「敵前逃亡」は米陸軍では「最高で死刑」、「命令拒否・不服従」や「部隊不法指揮」「秘密漏洩」なども戦時中は死刑の対象となりうる(ただし適用例は第二次大戦以来ない)。英、独など死刑制度が廃止されている国でも、石破幹事長の言うようにそれ相応の厳しい刑罰が設けられており、それと比べれば、日本の自衛隊の刑罰は「全般的に、主要国の軍(刑)法より軽い傾向がある」という(「防衛司法制度検討の現代的意義」より、2011年1月)。「軍法会議」の設置には賛否両論があるが、石破幹事長の発言はこうした議論を踏まえたもののようだ。

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ジブリ宮崎駿監督がミニコミ誌で「改憲反対」のなぜ

2013年07月17日 16:48 更新 日刊ゲンダイ

http://gendai.net/news/view/108960
 スタジオジブリが無料で発行する冊子「熱風」(7月号)が話題となり、都内の書店では在庫切れが続出している。
 宮崎駿監督が、「憲法を変えるなどもってのほか」というタイトルで、戦争の愚かさと憲法改正反対の意思をつづっているのだ。
〈憲法を変えることについては、反対に決まっています。選挙をやれば得票率も投票率も低い、そういう政府がどさくさに紛れて、思いつきのような方法で憲法を変えようなんて、もってのほかです〉
〈もちろん、憲法9条と照らし合わせると、自衛隊はいかにもおかしい。おかしいけれど、そのほうがいい。国防軍にしないほうがいい。職業軍人なんて役人の大軍で本当にくだらなくなるんだから〉
 さらに、徴兵制についても、〈……「徴兵制をやればいいんだ」というようなことを言う馬鹿が出てくるんです。(中略)そういう人たちには、50歳でも60歳でも「自分がまず行け」と言いたいです。行きたくないなら、自分の息子を、息子がいなかったら孫を送れ。そうすれば、徴兵制というものが何だかわかるから〉と歯に衣着せぬ物言いで持論を展開している。
 なぜ、監督は「憲法改正」について寄稿したのか。スタジオジブリに改めて取材を申し込んだが、「書かれていることがすべてです」という回答だった。
 ジブリ作品について、映画批評家・前田有一氏はこう言う。
「最新作の『風立ちぬ』は、航空技術者の堀越二郎をモデルとしたゼロ戦の開発秘話を描いていますが、アメリカの飛行機を撃ち落とすなどの場面は全くない。実在した人物を主人公に、エンジンの各部品の震え方まで正確に描いていた。アクションシーンを入れていたら、軍国主義を肯定しかねない。描かないことが思想の発露になっているのでしょう」
「宮崎駿全書」の著書がある映像研究家の叶精二氏はこう言う。
「宮崎監督の作品は現在の状況から先を読んで、何を残していくべきか、どう向き合っていくかを描いている。憲法についてモノを言うのも同じなのでしょう。これまでの作品も、大津波のシーンがある『崖の上のポニョ』(08年)の後、東日本大震災が起こっているし、過去には放射能に汚染された世界を描いた『オンユアマーク』(95年)など、まるで原発事故を予想したかのような作品も残している。時代の先を読んでいますよね」
 選挙前に読んでおきたい。

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Astronomy Picture of the Day


Discover the cosmos! 2013 July 17 See Explanation.  Clicking on the picture will download
 the highest resolution version available. A Waterspout in Florida (フロリダでの竜巻)

Image Credit & Copyright: Joey Mole

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妻純子の状況:

ほぼ安定、次女と孫娘、帰国前の最後の見舞い。

純子の表情は、良かった。

・・・・・本日は、これまで・・・・・

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